上手に使って生まれたての肌をゲットしよう!“スクラブ”と“ピーリング”の基本知識
2017.01.05 19:00
肌に潤いをもたらすケアはたくさんありますが、汚れや老廃物を落とすケアも重要です。洗顔でよく耳にする「スクラブ」や「ピーリング」。あなたはその違いがわかりますか?実は若干ニュアンスが異なるのです。今回はスクラブとピーリングの基礎知識をご紹介。毎日のスキンケアに役立ててくださいね。
●ピーリングとは
ピーリングはもともと「剥がす」という意味です。角質剥離作用のある酸性の薬品を使ったケミカルピーリングと、スクラブやレーザーなどを用いて行う物理的ピーリングの2種類がありますが、基本的には全て「角質を柔らかくしてから、毛穴の汚れや老廃物とともに取り除く」というような目的があります。
古くなりすぎた角質を取り除くことで、新陳代謝がうまくいかず乱れてしまったお肌のターンオーバーを整える働きが期待できるのです。
しかし、角質層を取り除くということは、それだけお肌の保護・保水力を弱めてしまうということなので、やりすぎは厳禁です。
比較的軽いピーリングであっても、多くて週1回~2回程度が良いと言われています。
レーザーやクリスタル、ダイヤモンドなどを使うピーリングはクリニックや皮膚科でしかできませんが、市販の「ピーリング石鹸」や「ピーリングジェル」を使ったピーリングは自宅で行うことも可能です。
●ケミカルピーリング
ケミカルピーリングで使用される酸は主にリンゴ酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸などです。メラミン色素の排出を促してくすみを取り除いたり、角質や皮脂の除去、お肌の新陳代謝促進などの効果も期待できます。
皮膚科で行われるケミカルピーリングは「ニキビ治療」に非常に有効な手段とされています。
肌の状態に合わせて酸の濃度を調節し、数ヶ月間何度かに分けて施術することでお肌の調子を整えてニキビを減らしていきます。
またニキビ治療以外にも、シワやシミなどの肌トラブルを改善することができる美容法ということで注目を集めているのです。
エステなどで行われるケミカルピーリングは治療目的と比較すると低濃度の酸性薬品を用いています。
●物理的ピーリング
レーザーピーリングは「光」を用いて角質を取り除くと同時にコラーゲンを増加させます。短時間で終わるうえに、毛穴が引き締まる効果があります。
クリスタルピーリングでは「酸化アルミニウム」を顔に吹きかけて余分な角質を削りとります。
若干ヒリヒリする場合もありますが、人体に無害な物質なので、施術師さんと相談して行えば問題はないでしょう。
●スクラブとは
スクラブにはもともと「ごしごしこする」という意味があり、研磨剤を利用した角質除去の方法のことを言います。「物理的ピーリングの一種」と捉えて差し支えないでしょう。
お肌表面のザラつきをなくし、透明感を取り戻す効果が期待できる手法です。
スクラブに用いられる研磨剤は多種多様で、自然石や砂、果物の種子、樹脂や粘土、砂糖などがあります。
スクラブクリームは洗顔用以外にも、ボディスクラブやリップスクラブなどがあります。
肘やかかと、ヒップなど固くなりがちな部分に使うとより効果的です。
いかがでしたか?
肌のターンオーバーを促すためにはホームケアでも定期的にピーリングジェルやスクラブを使用するのがオススメです。
古い角質や汚れが落ちた肌は、化粧水をぐんぐん吸い込み、スキンケア効果も高まりますよ。
正しい知識を身につけて自分を磨く鍵にできると良いですね!(modelpress編集部)
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