使っちゃダメ!去年の日焼け止めが危険な理由
2016.05.06 10:00
一年の中で紫外線量が最も多くなると言われている5月~7月。去年買った使いかけの日焼け止めを今年も使おうとしていませんか?それ、ちょっとストップ!去年の日焼け止めを使うのは危険なんです。
去年の日焼け止めは使ってはいけない?
結論から言うと、未開封の状態であれば使ってもOK、開封済みは使用NGです。日焼け止めに限らず、化粧品は開封して空気に触れた瞬間から酸化などの成分劣化が始まります。
急速に使えないほど劣化するということはありませんが、よほど高温多湿な条件下でなければ、開封から半年程度が使い切りの目安になります。
しかし、去年の日焼け止めとなると半年以上使わずに眠っていたものだったりしますよね。
使わないうちに劣化が進み、成分の分離や紫外線カット効果が損なわれていることも。
購入時から完全に未開封なら、翌年くらいであれば問題なし。ただしそれ以上寝かせたものは使用不可です。
寝かせた日焼け止めで肌荒れの危険も
先ほどご説明したように、開封して時間がたった日焼け止めは成分が劣化し、本来の効果が発揮できないこともあります。劣化した日焼け止めは紫外線カットされず、日焼けしてしまうだけでなく、酸化した成分がお肌の負担や刺激になってしまうことだってあるんです。
まず、去年の使いかけの日焼け止めは使わず、割り切って捨てて買い直すこと。
それほど日が経っていなくても、保存状態によって劣化が進む場合があるので、液体の分離や変色、においの変化があった場合は使わないでください。
日焼け止めを上手に使いこなす
日焼け止めはワンシーズンで使い切るということはわかりましたね。次に日焼け止めの上手な使い方をご紹介します。皆さんは日焼け止めのSPF/PA値はどれくらいのものを使っていますか?
とにかく高いもの!とSPF50/PA++++をいつも使っている人は要注意。
日焼け止めは効果が高ければ高いほど、やはりお肌への負担も大きくなります。
そして通勤通学程度の紫外線であれば、SPF30程度あれば十分。
最大値であるSPF50は海やレジャーなど、長時間強い紫外線を浴び続ける時用だと考えましょう。
値の強いものを使うよりは、汗をかいたり服で擦れた時に塗り直すということのほうが大切ですよ。
「また、絶対に焼きたくない!でも強力な日焼け止めを塗るとお肌が荒れてしまう…」。
そんな方は、体の中から紫外線によるダメージを防ぐ「飲む日焼け止め」を併用すると良いですよ。
「飲む日焼け止め」は、外から紫外線を受けることによって作り出される、肌荒れの原因の生成を防ぐ効果があるので、肌に及ぼす影響を引き下げてくれますよ。
いかがでしたか?
引き出しの奥で寝かせていた日焼け止めを、また使おうとしていたなら、ストップ!お肌のためを思うなら、去年の日焼け止めは捨てて新しいものを買ってくださいね。(modelpress編集部)