目指すはスポーツによる地域活性化!地元に人を集めるV・ファーレン長崎の新スタジアムの魅力

2024.04.14 08:00
提供:TVerプラス

4月13日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:25~)は、番組MCの勝村政信がJ2のV・ファーレン長崎のホームタウンでもある長崎を訪れ、新スタジアムとサポーターを取材した。


建設が進められている巨大複合施設・長崎スタジアムシティを訪れた勝村は、先週に引き続き、特別な許可を得て施設内部に潜入。まず向かったのは、サッカー専用スタジアムと共に施設の中心となるアリーナだった。バスケットボールのBリーグ・長崎ヴェルカのホームでもあるアリーナは、約6000人が収容でき、バスケ以外に音楽ライブや展示会などのイベントにも使用される予定だという。


そのアリーナの屋上には、3人制バスケやフットサルを楽しむことのできるコートも整備。プロジェクトを推進するリージョナルクリエーション長崎の担当者は「長崎市内の中心部に今までこういった場所が実はなくて。ここでサッカーをする子どもが増えていったらいいなと思いますね」と展望を語った。


さらに、長崎スタジアムシティ内にあるオフィス棟の上には、ワイヤーにぶら下がって一気に滑空するスリリングなジップラインを通す予定なのだとか。スタジアムの上空を約250mに渡って滑空する世界でも類を見ないアトラクションに、勝村も「何を考えているんですか」と、思わず驚きを口に出してしまう。


こうした試みは、すべて深刻な人口流出問題を抱えている長崎市に人を集めるためのもの。近年、長崎市は人口の流出者数が全国ワースト5の常連となっており、特に若者の地元離れが進んでいる。V・ファーレン長崎のオーナーであり、長崎に根を張る地元企業のジャパネットは、スポーツによる地域活性化を目指し、スタジアムシティを通じて人が集まる魅力的な街づくりに挑んでいた。


スタジアムに併設されたホテルは、特に長崎の内外からサッカー好きを集客するためのアイデアが詰め込まれており、眼下にスタジアムを一望できる7階のロビーにやってきた勝村は「思いっきり見えるじゃないですか。もうここスタジアムみたいなものじゃないですか」とテンションアップ。ホテルでは、サウナやジャグジー、プールなどからも試合が観戦でき、客室からは直接スタジアムに行けるという。


また、日本のスタジアムではなかなか実現できなかったVIPエリアも完備。世界では高い料金を支払えば対価に見合った極上の観戦体験ができるが、長崎スタジアムシティでも、ヨーロッパのスタジアム並みにVIPエリアを充実させる。その一環として、併設ホテルの一流シェフによるビュッフェを提供する予定だという。


他にも、スタジアムのVIPルームでは、プライベートな空間で試合前にホテル提供のフルコース料理を堪能できる。肝心の試合中は、個室の外のVIP席でゆったり観戦し、試合後はなんとそのまま宿泊することも可能。J2のホームゲームは年間20試合ほどしかないため、それ以外の日でマネタイズするために考えられた仕組みなのだとか。


実験中のVIPルームに足を踏み入れた勝村は「よくぞ考えてくれました。こんなすごいことを」と感心しながら、壁から出てきたベッドに寝転び、スタジアムを眺めながら「サッカー好きには夢のような空間じゃないですか」と興奮。「テレビを見る感覚で本当のサッカー見られるってありえないよ。初めての経験。これ本当に実際できて、こうやって泊まったときに、みんなどういう感想を持つのだろうか」と、しみじみとその空間を満喫していた。


10月の開業に向けて期待感が高まる一方で、歴史に幕を下ろすものもある。その一つが、諫早駅から現在のホームスタジアムまでの徒歩30分のルートにあるV・ファーレンロードだった。2019年に当時のジャパネット社長・髙田明と共にロードを歩いてサポーターと触れ合った勝村は、5年ぶりにこの地を再訪。「久しぶりに参りました」とロードのサポーターたちに声をかけると、5年前と変わらない、熱烈な歓迎と“おもてなし”を受けるのだった。


諫早市から長崎市にホームスタジアムが移ることに関して、「楽しみ」「仕方ない」など、地元のサポーターの思いは様々。現社長の髙田旭人は「諫早が今年あと16試合なので。諫早の方にとっては本拠地が移るっていう、ちょっと申し訳ない気持ちもあるんですけど、それ以上の魅力的なチームにするしかないかなと思っていますね」と意気込み、諫早のサポーターの思いを汲むことを誓った。


続けて、前社長の功績も大きかったといい、「本当にジャパネットらしい、髙田明らしい、あったかさ。それがV・ファーレンらしさとうまく重なってくれました。これは守らないといけない」と力を込める。勝村も「雨の日とか、社長自ら開場時間を早めるように“入れてあげろよ”って。映像で見たときに忘れられないですもん」と、サポーターを大切にする“髙田イズム”に言及。息子である髙田も「それをやっぱり引き継がないといけないですよね。うちのスタッフも今、頑張っていますけど、もっともっと、そういうのが当たり前にできるチームにしたいっていうのは変わらず思っています」と改めて宣言した。

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