(左から)加地亮、那須大亮、綾野剛、大久保嘉人、坪井慶介、秋元陽太 (C)TBS

サッカー界レジェンド・大久保嘉人ら5名「オールドルーキー」出演決定 綾野剛のチームメイトに

2022.06.19 17:00

日本サッカー界のレジェンド・大久保嘉人加地亮坪井慶介那須大亮秋元陽太が、俳優の綾野剛が主演をつとめる29日スタートのTBS系日曜劇場『オールドルーキー』(毎週日曜よる9時~※初回25分拡大)に出演することが決定した。


綾野剛主演「オールドルーキー」

完全オリジナルとなる今作は、サッカー以外のスキルや経験が何もないどん底に追い込まれた主人公が、一生懸命に新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために37歳の新人が奮闘する家族再生の物語。

主人公の新町亮太郎(しんまち・りょうたろう)を演じるのは日曜劇場初主演の綾野。そして脚本は、TBSドラマは2002年放送の『真夜中の雨』ぶりとなる福田靖が担当する。

主人公の新町は、サッカーに人生をかけてきた底抜けに明るい元日本代表のJリーガー。37歳で選手としてのピークは過ぎたものの、J3に所属するチーム「ジェンマ八王子」で活躍していた。しかしある日、チームの解散が突然告げられ、現役引退を余儀なくされてしまう。37歳にして新人。社会人デビューとしてはあまりに遅すぎる新町が、どん底の中で出会ったのは“スポーツマネージメント会社「ビクトリー」”。

スポーツマネージメントとは、現役アスリートの代理人やマネージメントを行う、いわば裏方。それでも、サッカーを心底愛し、スポーツを誰よりもリスペクトしているからこそ、新町はそこで働く決意をする。何よりもサッカー選手だった自分を誇りに思ってくれていた娘たちのために。

大久保嘉人ら5名、サッカー日本代表のチームメイト役で出演決定

綾野剛、大久保嘉人 (C)TBS
綾野剛、大久保嘉人 (C)TBS
このたび、新町が日本代表選手時代に共に戦ったチームメイト役として、日本サッカー界のレジェンド5名がゲスト出演することが決定。

日本代表としてFIFAワールドカップに2大会連続(2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会)で出場したほか、史上初のJ1リーグ3年連続得点王や、最多得点記録という数々の快挙を成し遂げた大久保をはじめ、元日本代表で右サイドバックを務め好プレーを連発してきた加地、Jリーグデビューを飾った同年に日本代表に選出され、2006年FIFAワールドカップドイツ大会に出場した坪井、2004年のアテネオリンピックでは日本代表のキャプテンとしてチームを牽引し、J1リーグで400試合出場を達成した那須、多くの試合でゴールキーパーとしてゴールを守り、チームを支えた秋元という豪華なメンバーがドラマのスタートに花を添える。

彼らが出演するのは、新町がサッカー選手として最も活躍していた時代に記念すべきゴールを決めた日本代表戦での一幕。5人にはそれぞれ役名があり、その名前が入ったユニフォームを着て試合のシーンを撮影したが、ピッチをダイナミックに走り回るレジェンドたちの姿は「言われなかったら本当にサッカーの試合を見ている」よう。現役時代に数々の輝かしい記録を残し、日本サッカー界を牽引してきた5人の元Jリーガーたちがドラマをリアルに彩る。

大久保嘉人「オールドルーキー」サッカー監修も担当

大久保嘉人の指導のもと練習する綾野剛 (C)TBS
大久保嘉人の指導のもと練習する綾野剛 (C)TBS
さらに大久保は本作のサッカー監修も担当。サッカー経験が全くない綾野にゼロから指導し、今年2月からマンツーマンで練習してきた。またサッカーシーンがある日は撮影現場まで赴き、撮影スタッフと共に一切の妥協なくモニターをプロの目線からチェックしている。綾野を誰よりもそばで支え、練習してきたすべてをこの第1話冒頭の日本代表戦シーンで発揮する。

綾野と大久保、2人で作り上げたサッカー選手・新町亮太郎の背番号は「13」。この番号は、大久保が日本代表戦で着用した思い入れのある背番号だ。大久保の想いを新町に投影し、力をもらうためにと綾野たっての希望で実現した。綾野は新町として大久保が大事にしている背番号「13」を背負うことで、大久保へのリスペクトを持って作品に臨んでいる。

「オールドルーキー」当時の日本代表ユニフォーム着用へ

そして、日本代表戦のシーンはレジェンドたちの力だけでなく、今年カタールで行われるFIFAワールドカップ2022をはじめ、日本代表の活動をバックアップしている日本サッカー協会の協力のもと、よりリアルにお届けする。

新町たちが着ている日本代表のユニフォームは、ドラマが2009年のFIFAワールドカップ最終予選をモデルにしていることから、当時の2009年の日本代表ユニフォーム着用をバックアップしてもらっている。

さらに、2002年の日韓大会のために建設された、アジア最大級のサッカー専用スタジアムである埼玉スタジアム2002で撮影を行い、スケールも大きく、よりリアルな臨場感が出ている。

スポーツにリスペクトを持ってお届けする、サッカー日本代表の試合と見間違えるほどの真剣勝負の試合シーンも放送される。(modelpress編集部)

大久保嘉人コメント

サッカー監修のお話をいただいた時は、初めてのことだったので不安とワクワク感がありました。日曜劇場は、僕の子どもたちもハマってよく見ています。その番組にまさか自分が監修だけでなく撮影にも参加できることになるとは想像もしていなかったので、とても楽しみでした。

主演の(綾野)剛くんは、サッカー経験がなかったので最初は不安でしたが、陸上をやっていたこともあってすぐコツを掴んでうまくなりました。彼はすごく研究熱心。サッカーの動画を見て、選手の動きを細かく研究していましたね。それもあって、最初はアドバイスをしていたんですが、途中からはダメだったところを自分で分かるようになっていて。サッカーをやったことがない人が、ここまで短期間でできるようになるのはなかなか難しいと思います。

しかもボレーシュートって、Jリーガーの選手にとっても結構難しくて。身体能力もそうですけど、やはりドラマでいろいろな役をやっているので、飲み込みが早い。そしてなにより、相当な努力をしてきたからこそできるようになったんだと思います。

それもあって日本代表戦の出来栄えはかなり良かったです。僕も現役を離れて間もないですが、スタジアムで試合をすることを懐かしいなと思いながら、楽しくプレーさせてもらいました。剛くんはもちろんですが、僕のキャプテンマークにも注目してください(笑)。初めて日本代表のキャプテンマークをつけたので、みんなびっくりすると思います。

このドラマはサッカー選手にとって、とても現実的な話です。サッカー選手って華やかに見えるので、辞めても大丈夫だ、と思われる人が多いと思うんです。実は全然そんなことなくて、苦しんでいる人が多いです。サッカーを続けたくても続けられない選手が、セカンドキャリアを歩むという再現度の高い“中身”の部分を見られる貴重なドラマだと思います。僕も撮影の現場を実際に見ていて、楽しいドラマになると感じています!

第1話あらすじ

元サッカー日本代表の新町亮太郎(綾野剛)は37歳で選手としてのピークは過ぎたものの、J3に所属するチーム「ジェンマ八王子」で活躍していた。しかし、ある日「ジェンマ八王子」の解散が突然告げられる。そして、移籍先が見つからなかった新町は、現役引退を余儀なくされてしまう。

住宅ローンも残っているし、10歳と5歳の娘の教育費がかかるのはこれから。新しい仕事に就こうとするも、サッカー関係の仕事は軒並み断られてしまい、ハローワーク通いを始める。そして一般的な職に就くものの、サッカー以外になにもやってこなかった新町は仕事の厳しさに直面する。

仕事がうまくいかず悩む新町だったが、それは家庭にも影響を及ぼす。パパが自慢だった娘たちには引退したことを隠していたのだが、娘たちが異変に気付き親子仲に亀裂が生じてしまう。ただ、妻の果奈子(榮倉奈々)は新町が新しい仕事に挑むことを応援してくれていた。

そんな新町に、「ビクトリー」の社長・高柳雅史(反町隆史)があるきっかけで、「うちで働いてみないか?」と声をかける。「ビクトリー」は新町が「ジェンマ八王子」解散のあと、移籍の相談をしたスポーツマネージメント会社だ。喜んで働き始めた新町に、高柳は若くて優秀な深沢塔子(芳根京子)と組むよう指示を出す。

「ビクトリー」での新町の初めての任務は、ドイツで活躍するサッカー選手、矢崎十志也の日本滞在中のサポート。しかし、矢崎と新町にはとある因縁があり、しかも矢崎は次々と無理難題を吹っかけてくる。家族のために、引くに引けない新町は塔子と協力して、この難題を乗り越えることができるのか!?

表舞台の選手から選手を支える裏方へ――。セカンドキャリアで懸命に生きる新町の第二の人生がスタートする!
【Not Sponsored 記事】

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