著作権侵害で動画150本削除された日本アニメの考察系YouTuber、動画の復活を報告
東映アニメーションによる著作権侵害の申し立てを受け、約150本の動画が削除されたYouTuberが1月27日、動画の復活を報告しました。
著作権侵害で動画を大量削除されていた
ドラゴンボールやワンピースなど、日本のアニメのレビューや考察動画を投稿していたアイルランド出身のYouTuber、「Totally Not Mark」(登録者数70万人)ことマーク・フィッツパトリックさんは昨年12月、東映アニメーションから著作権侵害の申し立てを受け、約150本もの動画が削除されたと報告。
当初は自身の動画の正当性を訴えていたマークさんですが、12月12日には、抗議を断念すると発表していました。
動画の削除をめぐっては、“世界一のYouTuber”「PewDiePie」(ピューディパイ/登録者数1.1億人)がら「日本は著作権に関しては非常に愚か」といった批判の声を上げるなど、大きな話題となっていました。
日本以外では閲覧可能に
マークさんは27日の動画で、著作権侵害の申し立てを受けた翌日にYouTubeから連絡があり、その後YouTubeの手助けを受けていたことを明らかにしました。
東映アニメは150本の動画に対し直接申し立てをおこない、これらの動画を即刻削除することと、チャンネルの閉鎖を要求してきたとのことです。YouTube側はこれに対し、フェアユースを踏まえた上での正当性を明らかにするよう求めたそうですが、東映アニメ側は独自のツールを利用してYouTubeへの手動で申し立てを続け、動画を削除させたということです。
しかし、今回YouTubeはこの判断を撤回し、削除されていた150本全ての動画は復活しました。ただし日本国内からは閲覧できない状況となっています。マークさんは、
東映アニメーションは、YouTubeの著作権ポリシーに反したといえます。YouTubeが、私の投稿した動画が著作権侵害であるという東映側の主張を尊重するならば、世界中から動画を削除し、チャンネルも閉じたことでしょう。
と東映アニメを批判し、さらに、日本は世界と比べて著作権が厳格すぎると主張しています。
YouTubeにとっても新たな一歩
YouTubeは東映アニメに対し、削除対象の動画のリストアップを求めたそうですが、マークさんによると、そのリストは矛盾したものだったとか。ドラゴンボールの動画はリストアップされる一方で、他の作品には言及がないといった具合で、マークさんは、東映アニメ自身何が良くて何が良くないかの明確なルールがないことの表れだと指摘しています。
東映アニメ側は引き続き、マークさんのコンテンツは著作権侵害にあたるという姿勢を崩していないのだそう。東映アニメは他国で削除を要求する場合、その国の法律で違法性を証明する必要があります。
マークさんは、もし東映アニメ側が日本で訴訟を起こせば、日本の著作権法に基づき、自身にはほとんどチャンスはないだろうとした上で、今回の一連の出来事は今までYouTubeがやったことのなかったことであり、著作権の扱いに新しい一歩を与えたとコメント。YouTubeや関係者に感謝をのべて動画を終えています。
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