石原さとみ、長谷川博己、市川実日子 (C)モデルプレス

シン・ゴジラ、最優秀作品賞で最多7冠獲得“2大ヒロイン”石原さとみ&市川実日子が裏トーク<第40回日本アカデミー賞>

2017.03.03 22:51

「第40回日本アカデミー賞」授賞式が3日、都内で行われた。優秀賞で監督賞(庵野秀明氏・樋口真嗣氏)、作品賞、主演男優賞(長谷川博己)、助演女優賞(石原さとみ、市川実日子)などで11部門に選ばれた「シン・ゴジラ」は、今アワード最多となる7部門が最優秀賞に選ばれた。


シン・ゴジラは…

シンゴジラリーム(C)モデルプレス
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「新世紀エヴァンゲリオン」などで知られるの庵野秀明総監督による映画「シン・ゴジラ」(2016年7月公開)。“現代の日本にゴジラが襲来したらどうするか?”をテーマに、日本政府がゴジラに挑む姿や連携の模様がリアルに描かれ、主演で内閣官房副長官・矢口蘭堂(やぐち・らんどう)を演じた長谷川、国家安全保障を担当する赤坂を演じた竹野内豊のほか、高良健吾、大杉漣、高橋一生、松尾諭、石原、市川ら個性的なキャラクターが話題を集めた。

同作の独特で細かな演出を「何度も確認する必要がある」「くせになる」ということから、度々映画館に足を運ぶ人が目立ち、劇場で観客とライブのような一体感が味わえる「発声可能上映」などの斬新な企画も話題に。そんな話題からTwitterなどがサーバーダウンする“緊急事態”も発生するなど、シン・ゴジラは公開期間中ブームを席巻し続けていた。

シン・ゴジラ快挙

同作は11の優秀賞を受賞。この日発表された最優秀賞では、作品賞、監督賞(庵野監督&樋口真嗣監督)、美術賞(林田裕至氏、佐久嶋依里氏)、撮影賞(山田康介氏)、照明賞(川邊隆之氏)、録音賞(中村淳氏、山田陽氏)、編集賞(庵野監督、佐藤敦紀氏)で7冠を達成した。

“2大ヒロイン”石原さとみ、市川実日子が裏話語る

石原さとみ(C)モデルプレス
石原さとみ(C)モデルプレス
米国大統領特使のカヨコ役を演じた石原は、実際に外務省に務めている友人に話を聞いて役作りに臨んだという。「服装、メイク、身につけているものを教えてもらって、会話のどこを英語で話して日本語で話すのかというのも聞いた」と話した。劇中では自身の英語力を存分に活かしており「あのときの全力です(笑)」とはにかんでいた。

シンゴジラリーム(C)モデルプレス
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一方、ゴジラの生態解析を担当する環境省自然環境局野生生物課長・尾頭ヒロミ役を演じた市川。「庵野監督に指示された」という早口で繰り広げる長台詞が印象的だったが「九官鳥みたいに呪文を唱えるみたいに練習した。家でも外を歩いているときも唱えていた」と練習を振り返る。

また、ネット上で巻き起こっていた“尾頭ヒロミ”のイラストブームについて「友人を介してイラストレーターに出会い『知ってる?今イラストレーター界隈では「尾頭ヒロミ書いた?」があいさつ代わりになっているよ』と言われました(笑)インターネットで見てみた」と明かし、自身も把握していたという。

「第40回日本アカデミー賞」

シンゴジラリーム(C)モデルプレス
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「第40回日本アカデミー賞」は、2015年12月16日から2016年12月15日までに東京地区において有料で初公開された優秀な劇場用映画及びアニメーション作品を表彰。優秀主演男優賞、優秀主演女優賞などを受賞したものから各最優秀賞を決定する。区切りの40回目を迎えた今年の司会は、日本アカデミー賞協会・組織委員会副会長の俳優・西田敏行と、第39回最優秀主演女優賞を受賞した女優の安藤サクラが務める。(modelpress編集部)

「第40回日本アカデミー賞」主な受賞者・作品一覧(五十音順)

優秀作品賞:『怒り』、『家族はつらいよ』、『シン・ゴジラ』、『湯を沸かすほどの熱い愛』、『64-ロクヨン-前編』

優秀脚本賞:新海誠『君の名は。』、中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』、久松真一/瀬々敬久『64-ロクヨン-前編』、山田洋次/平松恵美子『家族はつらいよ』、李相日『怒り』

優秀主演男優賞:綾野剛『日本で一番悪い奴ら』、岡田准一『海賊とよばれた男』、佐藤浩市『64-ロクヨン-前編』、長谷川博己『シン・ゴジラ』、松山ケンイチ『聖の青春』

優秀主演女優賞:大竹しのぶ『後妻業の女』、黒木華『リップヴァンウィンクルの花嫁』、広瀬すず『ちはやふる-上の句-』、宮崎あおい(※「崎」は正式には「たつさき」)『怒り』、宮沢りえ『湯を沸かすほどの熱い愛』

優秀助演男優賞:竹原ピストル『永い言い訳』、妻夫木聡『怒り』、東出昌大『聖の青春』、森山未來『怒り』、リリー・フランキー『SCOOP!』

優秀助演女優賞:石原さとみ『シン・ゴジラ』、市川実日子『シン・ゴジラ』、杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』、広瀬すず『怒り』、宮崎あおい(※「崎」は正式には「たつさき」)『バースデーカード』

新人俳優賞:杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』、高畑充希『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』、橋本環奈『セーラー服と機関銃-卒業-』、岩田剛典『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』、坂口健太郎『64-ロクヨン-前編』『64-ロクヨン-後編』、佐久本宝『怒り』、千葉雄大『殿、利息でござる!』、真剣佑『ちはやふる-上の句-』『ちはやふる-下の句-』

優秀監督賞:総監督・庵野秀明/監督・樋口真嗣『シン・ゴジラ』、新海誠『君の名は。』、瀬々敬久『64-ロクヨン-前編』、中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』、李相日『怒り』

優秀アニメーション作品賞:『君の名は。』、映画『聲の形』、『この世界の片隅に』、『ルドルフとイッパイアッテナ』、『ONE PIECE FILM GOLD』

優秀外国作品賞:『オデッセイ』、『ズートピア』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『ハドソン川の奇跡』、『レヴェナント:蘇えりし者』
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