映画「風に立つライオン」に主演する大沢たかお(C)2015「風に立つライオン」製作委員会【モデルプレス】

大沢たかお・石原さとみらアフリカ・ケニアへ

2014.11.27 11:18

俳優の大沢たかおや女優の石原さとみらがアフリカ・ケニアでの壮大なロケに挑む。


さだまさしの名曲が映画に

2人は映画「風に立つライオン」(2015年3月14日公開)に出演。今作は1987年にさだまさしが発表した楽曲「風に立つライオン」に惚れこんだ大沢が、小説化・映画化を熱望したことでプロジェクトが始動した。同楽曲は、アフリカ・ケニアの長崎大学熱帯医学研究所に赴任し、国際医療ボランティア活動に従事した実在の医師・柴田紘一郎氏から聞いた話にインスパイアされ、さだが作詞作曲。大沢からの熱烈オファーを受け、2013年にさだが同名小説を発表したが、今回、アフリカ・ケニアを舞台に映画化することが決定した。

大沢たかおとさだまさし(C)2015「風に立つライオン」製作委員会
大沢たかおとさだまさし(C)2015「風に立つライオン」製作委員会

「風に立つライオン」ストーリー

物語の主人公、日本人医師の島田航一郎(大沢たかお)は大学病院からケニアの研究施設に派遣される。アフリカ医療に生涯をささげたシュバイツアーの自伝に感銘を受け医師を志した航一郎にとって、それは願ってもいないチャンスだったが、女医として父の跡を継ぎ、離島医療に従事する婚約者・秋島貴子(真木よう子)との長い別れでもあった。ケニアに渡航してほどなく、現地の戦傷病院からの派遣要請を受けた航一郎は、その過酷すぎる環境を目の当たりにする。戦傷病院への転籍を決意した航一郎は、つらく厳しい現実の中でも、同じ志をもって病院を支える看護師・草野和歌子(石原さとみ)や仲間と共に充実した日々を送っていたが、ある日、少年兵・ンドゥングが担ぎこまれる。銃傷よりも、心の傷が甚大な少年との出会いが航一郎の運命を変える。また石原、真木のほか鈴木亮平、萩原聖人、石橋蓮司など実力派俳優陣が脇を固め、三池崇史監督がメガホンを執る。

三池崇史監督(C)2015「風に立つライオン」製作委員会
三池崇史監督(C)2015「風に立つライオン」製作委員会

大沢たかお、映画化に歓喜

今回の映画化に際し、大沢は「最初に『風に立つライオン』という曲を聴いたのは10年以上前になります。素晴らしい曲だと思いました。その時に、まさか今、アフリカの大地にさださんと立っているという事を全く想像できなかったです」とコメント。「今回のような歌から始まって小説、そして映画に至る流れって、なにかに守られているというか、なにかに後押しされているような、そんな風に感じています」と喜び、「小説の中に命のバトンを繋いていくというメッセージがあるように、今回のプロジェクトには、さだまさしさんの『風に立つライオン』という歌があり、それが小説というバトンとして、僕からプロデューサーの方に引き継がれ、三池監督が引き継ぎ、現場で僕なりがそのバトンをもらって芝居をして、映画として最後にたくさんのお客さんに向けて、そのバトンを渡す。引き継いだ全員の魂がそこに乗って、何かがみんなに届くような作品にしていかなくてはいけないなという事を改めて強く感じています」と思い入れを語った。

またマサイ族の土地での撮影や共演については「今回、マサイ族の人達の住む土地をお借りして一緒に映画を作れる事は、すごく光栄な事でとても嬉しいです。そして、マサイ族の人達との共演は、自分の表情も含めて自然と出て来る空気みたいなものを大切にして、あまり作り込んだ感じにはせずに自然に出来たらいいなと思います」とコメントしている。

大沢たかお、アフリカ・ケニアで壮大ロケに挑む(C)2015「風に立つライオン」製作委員会
大沢たかお、アフリカ・ケニアで壮大ロケに挑む(C)2015「風に立つライオン」製作委員会

石原&真木のコメント

アフリカ・ケニアの現場で航一郎を支える看護師・草野和歌子役の石原は、撮影について「今アフリカ、ケニアで撮影しています。景色も人も空気も言葉も文化も違うこの場所で、映画の完成を目指し、笑いながら三池監督と大沢たかおさんの人柄と熱意に安心と勇気をもらいながら撮影しております」と言及。「この映画に和歌子役として参加できていることを、そしてアフリカに来れた事を今とてもとても嬉しく感じています。全力で無事故で最後まで撮影頑張りたいと思います」と意気込んでいる。

石原さとみ(C)2015「風に立つライオン」製作委員会
石原さとみ(C)2015「風に立つライオン」製作委員会
また航一郎が日本に残してきた恋人・秋島貴子役の真木は「私が演じる貴子は、自分にはない魅力を持った航一郎に惹かれながらも、自分の生き方や幸せをしっかり判断する強さを持った女性」と自身の役どころを説明。「二人の物語を含めて作品全体のキーワードになっているのが、航一郎の『ガンバレ!』という言葉で、映画の中ですごく大切に美しく響いています。以前からご一緒したかった三池監督が、この壮大な物語をどのように仕上げられるのか本当に楽しみです」と胸を膨らませている。

真木よう子(C)2015「風に立つライオン」製作委員会
真木よう子(C)2015「風に立つライオン」製作委員会
今後の撮影は、アフリカ・ケニアにて壮大なスケールで12月中旬まで敢行。ポストプロダクションを経て2月中旬の完成を予定している。(modelpress編集部)
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