超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)

超特急、8号車と一足早いクリスマス「ライブはデートだからな」 休養中のユースケにエールも<セットリスト>

2019.12.23 13:59

6人組ダンス&ボーカルグループ・超特急が、12月21・22日の2日間にわたり、大阪城ホールにて、アリーナツアー『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva ~Pastel Shades Christmas~』を開催した。


『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva ~Pastel Shades Christmas~』

会場の様子(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
会場の様子(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
今ツアーで回るのは、年末に大阪(大阪城ホール)、年明けに東京(国立代々木競技場 第一体育館)。東京と大阪の東西で全く異なる演出のライブが予告されており、全5公演のチケットは即日完売した。

“Pastel Shades Christmas”とサブタイトルの付いた大阪公演では“パステル”をテーマに、クリスマスソングメドレーや甘く切ないウィンターソング、さらに超特急と8号車(超特急ファンの呼称)をつなぐRailを具現化した大がかりなステージ演出と盛りだくさんな内容を披露。

超特急メンバーと2日間で集まった計2万5千人のファンは、一足早いクリスマスを楽しんだ。

超特急、冬限定のラブソング歌唱

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
サンタが空を飛ぶクリスマス仕様のオーバーチュアに続いて、1曲目のイントロでオルゴールの音色が流れたとたん、スタンドてっぺんの立見席までペンライトで埋め尽くされた場内は歓喜の渦に包まれた。

紗幕が飛ぶと鮮やかなカラースーツに身を包んだメンバーが登場し、パステルカラーのネオンに輝く巨大ステージの前で「Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~」を披露。

“シャンシャン”とスレイベルの音が乗ったこのファンタジックな曲は、超特急のライブでも冬にしか歌われない人気のラブソングで、始まるスイートな時間への期待をかき立てていた。

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
次曲では「Pastel Shades Christmas、ほな、いきまっせ!」というリーダー・リョウガの号令を合図に「バッタマン」をパフォーマンス。現在休養中のユースケに代わり、全力でのシャウトはメンバーが交代で務めた。

超特急、新曲「Don’t Stop 恋」ライブ初披露

リョウガ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
リョウガ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
タクヤ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
タクヤ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
さらに間髪いれずに、超特急史上、最大級の破天荒な新曲「Don’t Stop 恋」がライブ初披露。

センターを務めるタクヤの靴をタカシが膝に乗せて整える振りを皮切りに、目まぐるしく展開の変わるエキセントリックな曲に乗って、突然ビームを放ったり、5人で腕を組んだりとダンスでも魅せた。

タカシ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
タカシ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
ユーキ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
ユーキ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
カイ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
カイ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
また、超特急のパフォーマンスにファンも熱狂。サビになれば“どすこい!どすこい!”と声を合わせてペンライトを突き上げる高い対応力で盛り上げた。

カイ、大阪公演の全衣装プロデュース「カッコいい超特急の姿を見てください」

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
続いて、ドラマ主題歌にもなったニューシングル「Revival Love」では、シンクロ率の高いジャンプで大阪出身のボーカル・タカシが喜びを表現。「皆さん、ただいま!今年も来れて嬉しいです」と2年連続での今会場での開催に感謝した。

また今回、大阪公演の衣装はすべてカイがプロデュースしており「1着目はパステルのジャケットにしました。メンバーみんなカッコいいんで、このあともカッコいい超特急の姿を見てください」とアピールした。

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
そして黒ベースのスポーティーな2着目に早着替えして、投げキッスとユーキの見事なアクロバットが華麗な「Kiss Me Baby」、さらに「We Can Do It!」とセクシーなナンバーで魅了。

続いてステージが2階スタンド席の高さにまで持ち上がり、そのままアリーナ客席の頭上を通って後方へと移動する演出。向きを変えて挑発的な視線と刺激的なアクションを投げかけながら、どんどん近づいてくるメンバーに、ファンは割れんばかりの歓声を送っていた。

カイ・リョウガ・タクヤ・ユーキ、ダンスで魅せる

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
そして「One/O Signal」では最後方までたどり着いて、ステージから最も遠かったはずの2階正面スタンド席の目の前で披露。さらに「Seventh Heaven」では各メンバーがレール上をトロッコで散らばって全方向からファンを沸かせた。

さらにカイ、リョウガ、タクヤ、ユーキのダンサー陣が、ダンストラックに乗せてイリュージョンのようなパフォーマンスを披露。スモークの中でメンバーが舞台のあちらこちらに現れたり、床の下から突如ポップアップで飛び出したりと、ファンを釘付けにした。

超特急、ソウルでファンクな楽曲にも余裕の表情

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
そして黒から白へと衣替えし、ジャズアレンジされた「Whiteout」から、魅せて聴かせるブロックがスタート。メンバーは、「DJ Dominator」「Hey Hey Hey」といったソウルからファンクな大人びた楽曲も余裕の表情でこなしていた。

中でもボーカルのタカシは、白黒つかないパステルカラーな感情を繊細なグラデーションで、かつ伸びやかに表現。雪が舞う紗幕を背に叶わぬ恋情を真っ直ぐに歌い上げる「Snow break」では、リョウガとユーキ、カイとタクヤのドラマティックなペアダンスも切なく、全員で今持てる力を魅せた。

タカシ、名言でファン沸かす「ライブはデートだからな」

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
続いて、超特急のクリスマスを切り取った映像が流れると、ファンと“楽しむ”タームへ。ゴールドの華やかなスタイルに着替えたメンバーがせり上がり、ステージのネオンも赤と緑にきらめいて、「サンタが街にやってくる」からクリスマス曲を楽しくにメドレー。

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
しかし「Carol of the Bells」になると、スモークの中に現れたカイとリョウガが巧みな動きでマリオネットのように怪しく蠢き、ポップアップで飛び出したタクヤとユーキも加わって、ダークファンタジーな世界観を構築。続く「Happy Holiday」ではミラーボールの光を受けて、ダンサー陣がステッキを手にオシャレな空気感でパフォーマンスしたり、満天の星空を映した天井の下でタカシが「きよしこの夜」を日本語と英語で歌唱したりと、さまざまな角度からクリスマスの情景を表現した。

また、「We wish you a Merry Christmas」でも、カラーボールが噴出するアリーナをムービングステージで移動する華やかなショーパフォーマンスを繰り広げ、5人で「メリークリスマス!」と声を合わせてにっこり。

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
続く「Billion Beats」も、ピュアな響きが聖なるクリスマスソングとマッチして、今ツアーの特別な時間をファンに堪能させた。MCでは初日のライブ後にタカシが放ったという「ライブはデートだからな」という名言も紹介された。

超特急、ヘッドバンキングで盛り上げる

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
ラストスパートはファンとの一体感を高める超特急。タクヤが「皆さん、コール叫んでください!」と前置いた「Drawイッパツ!」では、ジャケットを脱ぎ捨ててユーキ作の躍動的な振りを踊るメンバーに、大音量のコールが贈られた。

“ファン参加型”という超特急ライブ最大の魅力を限界まで詰め込んだナンバーにファンも全力で対応。初日から「いや、みんなすごいね!初披露だからできないと思ってた!」とユーキを驚かせた。

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
その勢いは2日目にさらに加速し、一糸乱れぬ何万本ものペンライトの動きで続く「超越マイウェイ」でもユーキの指南により“CHOUETSUマイウェイ”ダンスで会場中が1つになった。加えてカイの「みんなに会いに行くよ!」の掛け声で、トロッコに乗り「Burn!」のナンバーで、2階スタンド席の真ん中をぐるりと周回。

またカイは、カラーボールを放りながらファンとバッテンダンスを勢いよく繰り出し、タカシのボーカルを支えるべく盛んに声を出していた。

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
そしてリョウガが「ラスト、いくぜ!」と告げると、鉄板曲「超えてアバンチュール」がクリスマスカラーの銀テープとともにライブを締めくくった。さらに宙高く持ち上がったステージの上で、リョウガは「頭ぶん回してもらうぞ!」と呼びかけ、超特急の5人で大きくヘッドバンギング。頭上では、火花が黄金色にスパークしており、ペンライトごと揺れるファンの興奮も冷めやらず、すぐに“超特急!”コールで5人を呼び戻した。

超特急、歌声&ダンスでファンの目を奪う

超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
超特急(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
そして、ベルの音でアンコールの幕開けを飾ったのは、この大阪公演のテーマソングの「Sweet Bell」。あふれ出す愛をポップに歌うタカシをバックに従え、ダンサー陣が快活に踊った。

その陣形は“メインダンサー&バックボーカル”という超特急のコンセプトだけでなく、美しいファルセットやフェイクで曲を彩るタカシの歌声やダンサーたちの神経の行き届いた動きでファンの目を奪った。

そして、その原動力がファンの声援であることを「fanfare」の大コーラスでファンは証明。ユーキの「みんなの声、もっと聴かせてほしい!2020年に向かって、最高のファンファーレを響かせようぜ!」という呼びかけに、熱い声が飛んだ。

最後は「腹から声出せ!」とカイが声を出し「超特急です!!!!!!!!」で再びムービングステージに乗り、移動。さらに想いの丈を最もアグレッシヴなパフォーマンスで表していった。

総合演出はユーキ「超特急の今、そして成長していく姿」魅せる

ユーキ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
ユーキ(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
アンコールのMCで総合演出を手掛けたユーキは、「超特急の今、そして成長していく姿というものを感じられるセットリストにしたかった」とコメント。

またタクヤは「今年1年超特急を応援できて良かったな、来年も一緒に走っていきたいなと思っていただけたら」とファンに語った。

タカシ、休養中のユースケにエール「この景色を今度は6人で見たい」

会場の様子(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
会場の様子(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
さらに2日目を締めくくる最後のMCで、カイは「皆さんの想いを背負って2019年を走り切ることができましたし、2020年も突っ走っていきたいです」と意気込みを明かした。

タカシも「またこの景色を今度は6人で見たいし、新しい超特急も見せたい」と休養中のユースケにエールを送りつつ、アピール。

そしてリョウガは、根本には「魂を燃やすような最高のライブができているのも、超特急を愛してくださってる方々の応援があるからこそ」と感謝していた。(modelpress編集部)

会場の様子(カメラマン:米山三郎、笹森健一)
会場の様子(カメラマン:米山三郎、笹森健一)

『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolucion viva ~Pastel Shades Christmas~』セットリスト

M1:Fantasy Love Train
M2:バッタマン
M3:Don’t Stop 恋
M4:Revival Love
M5:Kiss Me Baby
M6:We Can Do It!
M7:One/O Signal
M8:Seventh Heaven
M9:P.S.C Rave Track
M10:Whiteout
M11:DJ Dominator
M12:Hey Hey Hey
M13:Snow break
M14:P.S.C Christmas Medley
SANTA CLAUS IS COMIN' TO TOWN/Sleigh Ride/RUDOLPH THE RED NOSED REINDEER/Carol of the Bells/Happy Holiday/きよしこの夜/We wish you a Merry Christmas/Billion Beats
M15:Drawイッパツ!
M16:超越マイウェイ
M17:Burn!
M18:SAY NO
M19:超えてアバンチュール

EN1:Sweet Bell
EN2:fanfare
EN3:超特急です!!!!!!!!

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