<反抗期>中学生の「打ち上げ」昼間はいいけど夜はやめてほしい。意見が食い違ったときにとる方法は?
2024.04.30 12:25
提供:ママスタ☆セレクト
なにかの区切りや節目などに行われる「打ち上げ」。お疲れ様とみんなで健闘を称え合ったり、頑張ったことを労い合ったりなど、いろいろな意味がありますよね。しかしそのような打ち上げも、あまり頻繁に開催されたり、子どもたちだけなのに夜の開催ともなったりすると親はあまりいい顔はできないわけで……。
『子どもの友だちに、運動会や合唱コンクール、部活の大会や先輩の引退卒業など、なにかあるたびに「打ち上げやろ~」とグループLINEで発信する子がいて困っています。昼の集まりは許可していますが、夜はいろいろと心配事も多いので許可していません。しかし断ると「ノリが悪い」と言われたり、話についていけず疎外感を味わったりするなどと愚痴られます。夜の参加がダメなことをどう説明すれば理解してくれるでしょう』
子どもにとっては親の心配より、みんなで集まってワイワイ騒ぐことのほうが、なによりも楽しくて大切なのでしょう。そうなると、親と子で意見の相違が出ることは仕方がないことかもしれません。できればわが子にダメであることをきちんと理解してもらいたい。そのような悩みを抱えているママに、どのようなアドバイスをすればいいのでしょう。
ストレートに「うちはうち!」でいいのでは?
『うちの子は打ち上げとか行くけど、来ない子も一定数いるみたい。だから「中学生が夜に打ち上げなんてダメ!」でいいのでは?』
まだ中学生なのだから「よそはよそ、うちはうち」の説得スタイルでもいいのではという声が寄せられていました。ただこの説得の場合、頭ごなしに「ダメ」と言ってしまうことは避けたいですよね。なぜダメとするのかの理由を明確に伝える努力はしておきたいものです。中学生ともなれば理解できることも増えますので、親の不条理な発言に反発してしまう可能性も出てきます。冷静になぜダメなのかを伝え、子どもの意見を聞き、お互いの落とし所を見つけることは常日頃からやっておいたほうが後々楽ですよ。
「たまにならOK」もアリ!?
ことあるごとに行われる「打ち上げ」にいちいち参加していては、金銭面の負担も大きくなりますし、親の心配も尽きないことでしょう。しかしいつも「夜はダメ!」と言われ続けるとお子さんも不満が蓄積してしまいそう。それなら、妥協案として「たまにならOK」のカードを切ってみる方法はいかがでしょう。
打ち上げの内容次第で決める
日常的に起こるようなイベントの打ち上げの場合は、昼間のみOKとする。ただし部活の先輩の引退を見送る会や大きな大会を終えたあとのお疲れ会といった、何にも代えがたい思い出になりそうなイベントならば夜の参加も許可する。このような内容次第では「たまにはOK」するといったやり方も悪くはないですよ。
かけがえのない思い出が作れることもある
親にとってはくだらない集まりに思えるかもしれませんが、子どもにとっては大切な思い出になることもありますよね。そのような小さな思い出をたくさん積み上げることで、子どもたちの心は成長していくもの。その思い出を大人になってから時折振り返ることで、気分転換ができたり前に進めたりすることもあるかもしれません。夜の打ち上げがすべてNGではなく、内容次第ではOKを出すといった妥協案をお子さんに提案してみてください。もちろん、許可はするけれど親が決めたルールは守ってもらうなどは徹底してもらいましょう。
親子で条件やルール決めをしよう
子どもの思い出作りをしてあげたいと、「打ち上げ」と称した夜の外出を許可しているご家庭でも、無条件にOKしているわけではないと思います。当然ある一定の条件やルールは決めてあることでしょう。
たとえば21時には家に帰ってきているようにするなどの門限関係や、子どもだけでは夜の移動が心配であれば送迎は必ず親が行う、トラブルが起こりにくいエリアやお店などはダメなど。このように条件やルールを親子で話し合いながら決めてはいかがでしょう。当然、まだ中学生ですからルールを守れないのであれば、今後の参加は見送ってもらってもいいのかもしれません。
わが子の声に耳を傾け、どうするかを一緒に考えよう
ママが抱える心配事をどうクリアできるのか。ぜひお子さんにも考えてもらいましょう。どうしてもどちらかに不満が残ってしまうのであれば、せめて一緒に考え、どうするか決める過程を共有することも非常に大切なことなのかもしれません。もう中学生ですし、自分の意見を通したいのであれば親を納得させられるよう、頑張ってもらうこともアリかもしれませんね。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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