Kep1er(後列左から)ダヨン、ユジン、シャオティン、チェヒョン、ヒュニンバヒエ、イェソ(前列左から)マシロ、ヨンウン、ヒカル/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)

Kep1er「ガルプラ」感動ステージ再び imaseらカバー・新曲初披露サプライズ…ファンに愛届ける<オリジナルライブレポ>

2023.10.30 07:00

日中韓の9人組グローバルガールズグループKep1er(ケプラー)が、10月27日~28日に東京ガーデンシアターにて、日本初のファンミーティング「Kep1er JAPAN FAN MEETING “Fairy Fantasia”」を開催。ここでは27日の初日公演の様子をレポートする。<オリジナルライブレポ>


「Kep1er JAPAN FAN MEETING “Fairy Fantasia”」

「Kep1er JAPAN FAN MEETING “Fairy Fantasia”」の様子/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
「Kep1er JAPAN FAN MEETING “Fairy Fantasia”」の様子/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
Kep1erは、韓国のオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」(通称:ガルプラ)から誕生した、ユジン(YUJIN)、シャオティン(XIAOTING)、マシロ(MASHIRO)、チェヒョン(CHAEHYUN)、ダヨン(DAYEON)、ヒカル(HIKARU)、ヒュニンバヒエ(HUENING BAHIYYIH)、ヨンウン(YOUNGEUN)、イェソ(YESEO)からなるグローバルガールズグループ。グループ名のKep1erは「夢をつかんだ」ことを意味する“Kep”と、9人の少女が1つになって「最高のガールズグループ」になるという意味の“1”を組み合わせている。

今回は27日~28日の2日間で計3公演を実施。日本初のファンミーティングとして、妖精の楽園でKep1erが妖精になって観客を出迎えるというコンセプトのもと、ライブやゲームをふんだんに詰め込んだステージとなっている。

Kep1er、日本初ファンミーティング開幕

Kep1er(左から)チェヒョン、ヒカル、マシロ、ヨンウン、シャオティン、イェソ、ヒュニンバヒエ、ユジン、ダヨン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
Kep1er(左から)チェヒョン、ヒカル、マシロ、ヨンウン、シャオティン、イェソ、ヒュニンバヒエ、ユジン、ダヨン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
Kep1er(左から)マシロ、ダヨン、ヒュニンバヒエ、ヨンウン、ヒカル、シャオティン、チェヒョン、イェソ、ユジン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
Kep1er(左から)マシロ、ダヨン、ヒュニンバヒエ、ヨンウン、ヒカル、シャオティン、チェヒョン、イェソ、ユジン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
日本初のファンミーティングの初日公演。初めてづくしのステージとKep1erとの対面に今か今かと観客が胸を膨らませる中、カウントダウンを合図に暗転したステージにはブラック衣装に身を包んだKep1erが登場した。横一列に並んだメンバーがクールにポーズを決め会場の雰囲気を一変させると、韓国の最新ミニアルバム「Magic Hour」のタイトル曲「Galileo」からライブをスタート。中毒性の高いサビに合わせた“3Leo”ダンスで華やかに彩った。

ユジン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ユジン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ステージを終えると観客に手を振り「会いたかったです」「お久しぶりでーす」と笑顔で挨拶。MCにはK-POPファンお馴染みの古家正亨氏を招き、イベントの幕を開けた。シャオティンから一人ずつ挨拶が始まり、ダヨンは 「めっちゃ会いたかったです」と頭の上にハートをを作りKep1ian(Kep1erのファンネーム)にラブコール。ヨンウンは「今日も頑張ります」と意気込み、イェソは「生きてるだけでかっこいいリーダー」とお馴染みのフレーズにアレンジを加えつつ、メンバーからは“自称リーダー”にツッコミが飛び交い会場を和ませた。

すると古家氏が席を立ったままの観客を気遣い、着席するよう呼びかけ。メンバーたちは「可愛い~」と笑顔でその様子を見守っていたが、すかさず古家氏から「明日の公演では皆さんが言ってくださいね」と声をかけられる場面も。全員が元気よく返事をする中、ヒカルは「ごめんなさい。気が遣えなくて」と茶目っ気たっぷりの謝罪で笑いを誘っていた。

シャオティンの夢が実現 Kep1ianが選ぶセトリでライブスタート

ヨンウン、イェソ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ヨンウン、イェソ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
チェヒョン、イェソ、ヒュニンバヒエ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
チェヒョン、イェソ、ヒュニンバヒエ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
最初のコーナーでは「Who is the best OO fair?」と題し、お題ごとに自分がグループの中で何位にランクインするのかを予想し、1位~3位の表彰台に立つというゲームに挑戦。するとさっそく最初のテーマ「泣き虫な妖精」で、「○○は違うよ」「○○はこっちだよ」「私が2位!」とメンバーが口々に声を上げ話し合いは膠着状態に。その後も真剣に考えては何度も順位を入れ替えた結果、1位:ヒカル、2位:ダヨン、3位:チェヒョンというランキングに。続く「ポジティブな妖精」では、メンバーから「怒る姿を見たことない」というマシロが1位に。2位のイェソは「冗談だったんですけど…」といたずらっぽくにっこり。そしてシャオティンが3位と続いた。一方、「趣味の多い妖精」は1位:イェソ、2位:チェヒョン、3位:ヒュニンバヒエとあっさり決定し、ゲームやアニメ、絵、ピラティスなどそれぞれ多趣味な一面をのぞかせた。

シャオティン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
シャオティン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
マシロ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
マシロ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
また今回のライブでは、Kep1ianからの投票をもとにセットリストを構成。これは、グループ初の単独ツアー「Kep1er JAPAN CONCERT TOUR 2023<FLY-BY>」(※<>は正式には半角表記)にて、「Kep1ianが選んだセットリストでライブがやってみたい」というシャオティンの一言がきかっけで、シャオティンも「私の思いを叶えてくれて本当に嬉しいです。ありがとうございます」と感謝を寄せていた。今回はカテゴリ別に楽曲を募集しており、「Coolな曲」では「LVLY」「MVSK」の人気曲を抑え、「THE GIRLS (Can't turn me down)」がトップに。真っ赤に染まったステージでダークな表情と熾烈な踊りで会場を熱気に包んだ。

少女時代・ジョングク・imase…カバー続々披露

ヨンウン、マシロ、イェソ、チェヒョン、ヒュニンバヒエ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ヨンウン、マシロ、イェソ、チェヒョン、ヒュニンバヒエ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ヒカル、マシロ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ヒカル、マシロ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
2つ目のコーナーでは、「チーム対抗イントロダンスパーティー」とし、ユジンシャオティンダヨンヒカルの黄色チーム、マシロチェヒョンヒュニンバヒエヨンウンイェソの紫チームの2チーム対抗でのイントロクイズを披露。古家氏がDJスタイルで進行を務め、ステージでのダンス披露を賭け勝負に。少女時代「GENIE」、BTS・ジョングク「Seven」、imase「NIGHT DANCER」、Kep1er「MVSK」と他のアーティストの曲を含めたイントロクイズで両者が次々と正解を叩き出し、レパートリー豊かなカバーダンスで会場を盛り上げた。またコーナー開始前には、スタンドマイクを目にしテンションが上がったマシロヒカルがAKB48「ヘビーローテーション」の振付を小さく踊る姿もうかがえた。

チェヒョン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
チェヒョン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
さらに、観客席後方から落ちてくるボールをファンがメンバーの元へ届ける「バルーンリレー」では、Kep1ianからメンバーへと繋げる協力プレイでそれぞれの距離がグッと縮まった。

Kep1erの原点「ガルプラ」フラッシュバック

ダヨン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ダヨン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ファンミーティングがいよいよラストに近づく中、Kep1ianが選んだ「Cuteな曲」「Energetic&Powerfulな曲」を一挙公開。「Cuteな曲」で 選ばれたのは、「Girls Planet 999:少女祭典」のファイナルミッションの課題曲「Shine」。オーディション当時、2チーム対抗で勝負が繰り広げられたが、当時それぞれのキリングパート(強烈な印象が残る目立つパート)を務めたシャオティンダヨンが、今回のパフォーマンスで再び背中を合わせ「Don't wanna stop」と交互に前へと出てくる場面は、デビューメンバー9人が決定した「Girls Planet 999:少女祭典」最終回を思い出さずにはいられない。感動と興奮で観客が余韻に浸るのも束の間、「次がラストです」というヒュニンバヒエの声がけとともに「Energetic&Powerfulな曲」1位の「Back to the City」でKep1erらしいパワフルさ全開で会場をぱっと明るくし、ステージを後にした。

Kep1er、新曲「Grand Prix」初披露

ヒカル/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ヒカル/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
鳴り止まぬアンコールのコールの中、ファンミーティングのパーカーに身を包み再登場した9人は、11月22日にリリースする日本3rdシングル「FLY-HIGH」のタイトル曲「Grand Prix」を初披露。ヒカルがエンジンをかけるようなクールなポイントダンスを説明し「一生懸命見て帰ってください」と呼びかけ。Kep1erだけの色を満載に詰め込んだ中毒性の高い曲調でKep1ianをさらに魅了した。

ヒュニンバヒエ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ヒュニンバヒエ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ヨンウン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
ヨンウン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
最後にメンバー一人ずつ挨拶しファンに感謝を伝えるとともに、(※下部にて9人のコメント全文掲載)日本語で「愛してる」ととびっきりの愛を届け声援に応えていた。

イェソ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
イェソ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
至近距離でのファンサービスやメンバーの素顔満載のトーク、メンバー同士でじゃれ合うオフ感たっぷりの姿は見ているだけで自然と笑みがこぼれてしまう。また最後のMCでヒカルが挨拶をした後、隣の隣に並んでいたイェソヒカルの元に駆け寄り髪を直す様子も。ライブを楽しみながらも、常に互いをよく見ている彼女たちの観察力や気配りも垣間見られ、思わず胸がいっぱいになる瞬間だった。(modelpress編集部)

Kep1er(左から)ヒュニンバヒエ、チェヒョン、イェソ、マシロ、ヒカル、ヨンウン、ユジン、ダヨン、シャオティン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
Kep1er(左から)ヒュニンバヒエ、チェヒョン、イェソ、マシロ、ヒカル、ヨンウン、ユジン、ダヨン、シャオティン/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
イェソ、マシロ、シャオティン、ヒュニンバヒエ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
イェソ、マシロ、シャオティン、ヒュニンバヒエ/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
シャオティン、ダヨン、ユジン、ヒカル/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)
シャオティン、ダヨン、ユジン、ヒカル/撮影:上山陽介、木村泰之(提供写真)

セットリスト

M1. Galileo
M2. THE GIRLS (Can't turn me down)
M3. Shine(Kep1er Ver.)
M4. Back to the City

【アンコール】
M5. Grand Prix

Kep1er、最後のスピーチ<全文>

シャオティン:今日は来てくださってどうもありがとうございました。前回、日本でコンサートをしたとき、「Kep1ianの皆さんが見たいと思っている曲をぜひお見せしたい」と言いましたよね?なので「Shine」「THE GIRLS」「Back to the City」まで全部お見せしましたよね。皆さんどうでしたか?幸せでしたか?私もとってもとっても幸せです。いつも日本のKep1ianの皆さんに会うと、とってもとっても嬉しいです。なぜかというと、応援の声がすごく大きいからです。皆さんのおかげで今日を楽しく幸せに終えることができました。(日本語で)ありがとう!愛してる!

ダヨン:(日本語で)日本で初めてのペンミーティングすごく楽しかったです。Kep1ian、今日も本当にありがとうございました。そして、私たちの新曲「Grand Prix」もお見せできて幸せでした。愛してまーす!愛してる!

ユジン:(日本語で)今日は来てくださって本当にありがとうございます。「Grand Prix」初披露ですし、日本で久しぶりに日本のステージに立って本当に緊張しましたけど、Kep1ianのおかげで幸せでした。これからも私たちのそばにいてくださいね。

ヨンウン:(日本語で)ファンミーティング初日を終える時間になりましたね。皆さん今日は楽しかったですか?今日様々なステージをお見せできてとても幸せでした。このエネルギーをもらって明日も頑張ります!今日は来てくださって本当にありがとうございます。愛してる皆さん!

ヒカル:皆さん、今日は来てくださって本当にありがとうございました。楽しかったですか?私たち、いつも日本に来るたびにすっごいたくさん愛をもらって幸せな気持ちでいっぱいになって帰っていくんですけど、今回も初日からすごい幸せでした。ありがとうございます。またすぐすぐすぐ会いに来るので待っててくださいね。「Grand Prix」先に見せちゃったから、みんな秘密だよ?秘密だよ(笑)?また会いましょうね。大好きです。いつもありがとう!

マシロ:皆さんが見たいステージを準備したのですが、どうでしたでしょうか?(歓声を受け)良かったです。私は実はこの会場に着いて、皆さんが入場する5分前ぐらいに客席にいて「どうやって見えるのかな?」っていう景色を見てみたんですけど、意外とよく見えますよね?この会場は広いんですけど、よく見えて、この会場でステージができたことが本当に嬉しいです。ありがとう!皆さんもよく見えて私たちが力をもらいましたし、いつも本当にありがとうございますって伝えたいです。気を付けて帰ってくださいね。明日も頑張ります。バイバーイ!

イェソ:(日本語で)私はワクワクとなんかフワフワを感じました。本当に本当にありがとうございました。いつも応援してくれて本当にありがとうございます。私、頑張ります!ありがとうございまーす!

チェヒョン:(日本語で)みんなどうでしたか?私も本当に本当に幸せな時間でした。お久しぶりな日本での公演でしたけど、みんなの声もキラキラの目も本当に全部見えました。ありがとうございます。明日もよろしくお願いします。大好きだよ。

ヒュニンバヒエ:(日本語で)ヒエちゃんです! 久しぶりにKep1ianと時間を過ごしましたが、一緒にゲームをしながら、皆さんが見たがっていたステージもお見せできてとても大切な時間でした。「Grand Prix」も沢山愛してくださーい!
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