本格アクション&佐藤健について語った武井咲

武井咲、佐藤健との共演で「本当にカッコイイ」&“身の危険を感じた”撮影を語る モデルプレスインタビュー

2014.07.23 18:00

女優の武井咲が、前作に引き続き映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」にてヒロイン・神谷薫役を務める。モデルプレスは今回、主演の佐藤健との共演エピソードや、薙刀での激しいアクションに挑んだ武井の本音に迫ってみた。

主人公・緋村剣心(佐藤健)は、シリーズ最大の宿敵・志々雄真実(藤原竜也)を倒すために京都へ向かう。危険な戦いとなるゆえ「今までありがとう」と剣心から別れを告げられた薫だが、共に戦う覚悟で剣心を追いかける。

佐藤健との再共演は…

― 激しいアクションも「るろ剣」の見どころですが、剣心へ寄せる薫の想いも注目だと思います。その点について、どんな意識で演じましたか?

武井:今回薙刀で本格的なアクションシーンをやらせてもらったんですけど、監督とは「アクションシーンこそがラブシーンだ」って話し合ったんです。戦えば戦うほど「あなたが好きです」って剣心への思いがあふれているように見えるので、愛が伝わるよう思い切りぶつかっていきました。

― 今作での佐藤さんのアクションシーンはいかがでしたか?

武井:前作であれだけのアクションを見せてくれて、また凄いものが見られると楽しみにして現場入りしたのですが、「屋根に登りたい!」って前作以上の野望を持っていたので、「どこまでいくんだろう!」と感じました。いざ撮影では、壁や屋根を登ったりと、リアルなアクションを次々と見せてくれるので、私はもう観ている側と同じぐらいに「剣心はすごいな」って感心の連続で…。あの姿を見てからは、薫ちゃんが追いかける気持ちにすごく共感が持てるようになりました。

― 武井さんから見た、佐藤さんの現場での姿を教えて下さい。

武井:体力的にだけでなく、大きなプレッシャーもある剣心役だったので、精神的にも大変だったと思うのですが、現場ではずっと剣心のままでいてくれたので、本当にカッコイイ方だなって感じました。

― 合間でも剣心だったんですか?

武井咲
武井:そうなんです、仕草が剣心のままで、歩くときも“サッサッサッ”って移動してたりしていました。

― そんな佐藤さんと撮影ではどんなお話をされましたか?

武井:剣心とは同じシーンが少なかったので、「ずっと京都に行っちゃって本当に会わないね」って話したりしました。その中でも健さんは「この間のアクションシーン見たよ、すごい良かった」って言ってくださったりして、お互い刺激しあうような関係が築けていたと思います。

― 剣心へ想いを寄せ続ける薫に対して、武井さんはどんな印象を持ちましたか?

武井:まっすぐでピュアで素直。周りにこういう人がいたら、本当にいいなぁと思える人物です。私自身、薫ちゃんを演じてみて、素直さの大切さを改めて学べたんです。自分の中にある素直さを、これからも大事にしていかなきゃって強く思いましたね。

― 今回、薫役から多くのものが得られたんですね。

武井:そうですね。時代が違うので重ねあうことは難しいんですけど、メールや電話、LINEなどで好きや嫌いを伝えるのではなく、自らの行動や言葉でアプローチしていくことがとても素敵だと思ったんです。なので誰かに想いを伝える時は、薫ちゃんのように自分自身で表現して伝えることが出来たらと思っています。

薙刀でのアクション

― 先ほど「アクションシーンこそラブシーン」とおっしゃっていましたが、心がけた点はどんなところですか?

武井咲
武井:打つ手や型は決まってますけど、そこに気持ちが入ってないとただの踊りや芸でしかないので、手の動きは全部覚えた上で、後は相手を本気で倒すという気持ち、立ち向かう想いなどを大事にしました。とにかく薫としてのアクションを心がけましたね。

― 非常にリアルな殺陣だと感じたのですが、稽古は大変でしたか?

武井:1ヶ月ぐらい練習させて頂いたんですけど、ビデオで確認しつつ、とにかくアクションを繰り返し繰り返し特訓してから現場に臨みました。

― 緊張で張り詰めた現場が想像できます。

武井:現場では、相手から本気で殺しに来るような殺気を感じました。お芝居とは分かっていても、身の危険を感じて本当に怖かったです。なので劇中の息遣いも、意識しているというより本気で荒れているので、そういう部分からもリアルなものになっています。

― 体づくりで何か取り入れていたことはありますか?

武井:稽古をしていくうちに、自然と殺陣をするための筋肉はつきました。でも怪我が心配だったので、ストレッチで体を柔らかくして、あとは呼吸が止まってしまうことも多いので、深呼吸は意識的にしていましたね。

― そんな激しいアクションも挑戦した今作ですが、6ヶ月間撮影があったんですよね。

武井:そうですね。でもその間、私はドラマが入っていたんです。ずっとこの現場だけってわけじゃなかったからすごく必死でした。でも現場に入ると、「そうだ!これぐらい熱い現場だったんだ」ってすぐに思い出して薫ちゃんモードに入って行くことができたんです。

― 薫役と離れるのも寂しいんじゃないですか?
武井咲
武井:とても濃い時間を過ごさせて頂いたのはもちろんですが、私自身一人の女性として神谷薫という人間が好きなんです。ピュアな気持ちに心が洗われるというか…これからも頻繁に会いたいなって思います。

― この映画を通して、ご自身で成長したと感じる部分はありますか?

武井:台本上のストーリーを再現していくため、その世界に息を吹き込んでいく…そんなお芝居の面白さに改めて気付かされたんです。これからお芝居をしていく上で、リアリティを大事にしなきゃいけないということを、しっかり教え込まれました。

― 最後に、映画を楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。

武井:とにかくカッコイイんです。ビジュアル含めて映像としてリアルで、衝撃的な映像の連続になっているので、原作ファンの方にも楽しんでもらえると思います。女性の方には、薫を通して剣心を追うラブな目線で鑑賞して頂けると、きっと共感してもらえる思うので、みなさん是非観てください!

― ありがとうございました。

「剣心への愛」…武井が作中でずっと意識していたこと。それを今回のインタビューを通じ気付かされた。剣心を追いかけ、想いをぶつけ、そして自身も戦いの渦に巻き込まれていく…真っ直ぐ生きる神谷薫に、武井自身も本気でぶつかっていったことが同作からひしひしと伝わってくる。そして、佐藤演じる剣心との共演シーンが少ないからこそ、2人のシーンは重みを増す。映画「るろうに剣心」といえば激しいアクションに目が奪われがちだが、武井が見せた真っ直ぐな恋心にも、是非注目してもらいたい。(モデルプレス)

■映画「るろうに剣心 京都大火編(8月1日公開)/伝説の最期編(9月13日公開)」
原作:和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ・コミックス刊)
監督:大友啓史
武井咲
製作配給:ワーナー・ブラザース映画
出演:佐藤健、武井咲、伊勢谷友介、青木崇高、蒼井優、神木隆之介、土屋太鳳、田中泯、宮沢和史、小澤征悦、滝藤賢一、三浦涼介、丸山智己、高橋メアリージュン、江口洋介、藤原竜也

【物語】
動乱の幕末が終わり明治という新たな時代を迎えた東京が舞台。前作に続き、原作ファンの間で最も人気の高い「京都編」をベースに、日本制圧を目論む最狂の敵・志々雄真実との戦いを、前作を上回るスケールで描く。

“人斬り抜刀斎”として新時代の為に戦い「もう二度と誰も斬らない」と誓った剣心は、自身が“人斬り抜刀斎”としての過去を捨てたことで後継者となった志々雄真実の暗躍を阻止すべく、再び人斬りになる覚悟を持って因縁の地・京都へと向かう。

武井咲(たけい・えみ)プロフィール
生年月日:1993年12月25日
出身地:愛知県
血液型:A型
身長:163cm
趣味:バスケットボール・ネイル・お菓子作り
特技:バスケットボール・エレクトーン

06年「第11回全日本国民的美少女コンテスト」モデル部門賞、マルチメディア賞を受賞し、芸能界デビュー。07年から12年8月まで雑誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍。11年にドラマ「アスコーマーチ~明日香工業高校物語~」(テレビ朝日系)にて初主演。14年はドラマ「戦力外捜査官」(日本テレビ系)、ドラマ「ゼロの真実~監察医・松本真央~」(7月17日スタート、テレビ朝日)で主演。さらに11月には映画「クローバー」(11月1日公開)など話題作への出演を控える。
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