杏、初のアニメ声優挑戦作が国際映画祭出品へ「世界中の方に見て、感じて、知っていただきたい」
2015.04.28 20:19
views
女優の杏が初めて長編アニメーションの声優に挑戦した映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』(5月9日公開)が、“アニメーション版”カンヌ国際映画祭とも呼ばれる「アヌシー国際アニメーション映画祭」に正式出品されることが28日、発表された。
同日、都内にて行われた同作のジャパンプレミアイベントに原恵一監督らとともに出席。イベント中、同作が「第39回アヌシー国際アニメーション映画祭 長編コンペ部門」へ正式出品されることが発表になると、会場には祝福の桜吹雪が舞い、杏をはじめ、登壇者たちは顔を見合わせ嬉しそうな笑顔を見せた。
「世界中の方にも見て、感じて、知っていただきたい」
55年の歴史を誇り、1997年からは毎年開催されている同映画祭はカンヌ国際映画祭の“アニメーション版”とも呼ばれる世界最高峰の映画祭。原監督としては『カラフル』(2011年出品)にて、長編部門審査員特別賞と観客賞を受賞して以来、4年ぶりの参加となる。同作で、23歳で独身の浮世絵師・お栄を演じた杏は「今はもちろん、誰も書いた人物は生きていないですけど、この映画の中では息づいて、そして実際に紙に筆をおく姿が描かれています。それがどのような生活の中で、どのような人間関係の中で描かれているのかというのは、この中でしか見られないのではないかと思います」と見どころを熱弁。
さらに、「それは日本の方にも、もちろん世界中の方にも見て、感じて、知っていただきたい世界だなと思います」と世界に通じる同作の魅力を語り、「いろんな視点から楽しんでいって、生活や人生の中に良いエッセンスを与えられる映画になっているといいなと思います」と笑顔で呼びかけた。
「共感というより憧れ」 役に思いを馳せる杏
また、役柄に共感した部分を問われると「共感というより、お栄の生きた江戸の時代にクリエイティブな仕事で女性が1人で生計を立てられるということは、とても稀有で唯一無二の存在だったと思います。共感というより憧れに近いですね」としみじみコメント。かねてより原作者である杉浦日向子氏の大ファンだったといい、「大好きな杉浦先生の作品のアニメ化に参加させていただけるのが本当に嬉しいです。光栄です」と喜びをあらわにしていた。
同作は『河童のクゥと夏休み』や『クレヨンしんちゃん』シリーズなど、大人が泣けるアニメーション作家として評価の高い原監督が、敬愛してやまない漫画家・杉浦日向子氏の原作を初めて長編映画化。浮世絵師・お栄(杏)が、父の葛飾北斎(松重豊)や仲間たちと自由闊達に生きる姿を江戸の四季とともに描いた爽快浮世エンターテインメントとなっている。
なお、イベントにはこのほか松重豊、濱田岳、清水詩音が登壇した。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「映画」カテゴリーの最新記事
-
J・マンゴールド監督「ティモシー・シャラメは最高の俳優の一人」ボブ・ディランとの製作秘話を語る映像解禁<名もなき者>WEBザテレビジョン
-
高畑充希、清水美依紗がルームメイトになったら「急に電池が切れてボーっとし始めることが…」<ウィキッド ふたりの魔女>WEBザテレビジョン
-
J・マンゴールド監督がT・シャラメを絶賛「完全にこの役を自分のものにしていた」<名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN>WEBザテレビジョン
-
ハリソン・フォードの撮影姿も…豪快なアクションシーンと撮影裏を映し出した特別映像解禁<キャプテン・アメリカ:BNW>WEBザテレビジョン
-
岩田剛典・KOMOREBIら、本人役で「パリピ孔明」出演決定 宮野真守MCスペシャル映像解禁【パリピ孔明 THE MOVIE】モデルプレス
-
<モアナと伝説の海2>前作越え目前、興行収入50億突破…「映画リピートするなんて久しぶり」「通算17回目!」の声続々WEBザテレビジョン
-
「ラ・ラ・ランド」「ジョーカー」などアカデミー賞関連作、計23作品を一挙に放送<ムービープラス>WEBザテレビジョン
-
WEST. 重岡大毅、笑福亭鶴瓶と「似てる」と言われ本音告白 同役で若かりし姿演じるモデルプレス
-
笑福亭鶴瓶、中居正広氏とのBBQ報道後初公の場「バーベキュー嫌いですか?って言うから…」発言に共演者慌てるモデルプレス