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島根は出雲大社だけじゃない 夕暮れ時の「海神楽」でロマンチックな旅行を

島根は出雲大社だけじゃない 夕暮れ時の「海神楽」でロマンチックな旅行を

多くの日本神話の舞台であり、縁結びの土地として女子旅でも人気の島根県。そのなかでも歴史が色濃く残る地方に、「石見神楽(いわみかぐら)」という伝統芸能があるのをご存知ですか?例年日本海を背景に行われる「海神楽(うみかぐら)」が2018年も9月15日・16日に開催されました。日本の美しさを再発見できる海神楽の魅力を徹底レポート!今すぐ旅に出たくなる、島根のおすすめスポットもご紹介します。

 島根は出雲大社だけじゃない 夕暮れ時の「海神楽」でロマンチックな旅行を (C)モデルプレス
島根は出雲大社だけじゃない 夕暮れ時の「海神楽」でロマンチックな旅行を (C)モデルプレス


石見神楽って?



伝統的な石見神楽 (C)モデルプレス
伝統的な石見神楽 (C)モデルプレス
神楽の歴史を辿ると、日本神話の中まで遡るといわれています。神話のふるさと島根県には地域によってさまざまな神楽が伝わっていますが、なかでも「石見神楽」はエンターテイメント性が強く、見ていて楽しめるのが特徴。神事というと厳かなイメージがありますが、石見神楽は舞もお囃子もダイナミックで、ストーリーも明快!さらに金糸銀糸を縫い込んだ衣装で観客の心を奪います。その美しさは海外の人をも魅了し、最近では外国での公演も増えているのだとか。

神話の中に迷いこんだみたい!温泉津の「海神楽」



夕暮れ前の16時頃から始まる海神楽。刻一刻と沈んでいく夕陽が海の上に道を作り、舞台の踊り手を照らします。勇ましく舞うたびに衣装がキラキラと翻る光景は、息をのむほど神秘的。日本海の波の音とお囃子が辺り一帯を包み、現実から切り離されたような美しい空間を演出します。

ダイナミックな舞 (C)モデルプレス
ダイナミックな舞 (C)モデルプレス
海神楽の見どころは、時とともに移ろう情景。日が落ちて暗くなった海岸で舞台だけが照らされ、踊り手がドラマチックに浮かび上がります。心地よい海風を感じながらその光景を眺めていると、不思議と懐かしい気分に。風や音や景色、五感で感じられる海神楽、一生に一度は見たいですね。

年に一度しか見られない絶景 (C)モデルプレス
年に一度しか見られない絶景 (C)モデルプレス
大自然のロケーションと、伝統ある石見神楽が一体となって織りなすひととき。まだ知らない日本を発見できる神楽鑑賞は、旅だけでなく人生まで豊かにしてくれるはず。

海神楽は年に一度ですが、石見神楽の公演は神社をはじめ、温泉街や観光地などで定期的に行われています。ダイナミックな石見神楽に興味を持ったら、ぜひスケジュールをチェックして訪れてみてください。

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■海神楽
場所: 島根県大田市温泉津町福光(福光海岸、「会館うみねこ」付近)
※雨天時は会場変更


石見の人気観光スポット「仁摩サンドミュージアム」



仁摩サンドミュージアム (C)モデルプレス
仁摩サンドミュージアム (C)モデルプレス
石見地方の人気スポットとして外せないのが砂の博物館「仁摩サンドミュージアム」。山と海に挟まれたロケーションにそびえる、ピラミッドのような印象的な建物です。映画化もされた人気少女漫画の舞台として、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。

1年計の「砂暦」 (C)モデルプレス
1年計の「砂暦」 (C)モデルプレス
現代的なコンクリートの建物に入り、まず目を奪われるのは天井に設置された巨大な砂時計。5メートルを超えるこの「砂暦」は、1年をかけて1トンの砂が落ちるのだとか。1991年から27年間、絶えずひっそりと砂を落とし続けています。静ひつな空間で時を刻み続ける砂時計に、光が注ぐ光景はとてもロマンチック。

フォトジェニックな砂時計がずらり (C)モデルプレス
フォトジェニックな砂時計がずらり (C)モデルプレス
ほかにも、館内には数え切れないほどの砂時計が展示されています。外国の砂時計からフォークの柄にあしらわれた砂時計まで、見たことのないユニークなものがたくさん。どれもかわいらしくてフォトジェニックなので、シャッターを切る手が止まらなくなりそうです。

砂時計をお土産に (C)モデルプレス
砂時計をお土産に (C)モデルプレス
もちろんお土産も忘れずに。館内のショップには色とりどりの砂時計がずらりと並んでいます。部屋に飾って時折ひっくり返して、旅の思い出に浸るのも素敵です。

鳴き砂で有名な琴ヶ浜 (C)モデルプレス
鳴き砂で有名な琴ヶ浜 (C)モデルプレス
サンドミュージアムのすぐそばにある「琴ヶ浜」も定番スポット。なんとこの砂浜は踏むとキュッキュッと音が鳴るんです!「鳴き砂」と呼ばれるこの砂は、粒がほぼ均一であることや汚れていないことなど、たくさんの条件を満たして初めて生まれる貴重な現象なのだとか。天気の良い日にはキュッキュッと音を鳴らしながら、海岸沿いを散歩してみては?

■仁摩サンドミュージアム
住所:島根県大田市仁摩町天河内975
TEL:0854-88-3776
営業時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
休館日:水曜日、年末年始


「風のえんがわ」で島根の食材に舌鼓



風のえんがわ (C)モデルプレス
風のえんがわ (C)モデルプレス
旅行に来たら、その土地ならではのグルメも欠かせません!島根の食材がたっぷり味わえる古民家レストラン「風のえんがわ」へ。こんなところに?というような木々を抜けた先に現れる、情緒あふれる古民家。戸を開けると広がるレトロかわいい空間に、思わず笑顔がこぼれます。

どこか懐かしい雰囲気の店内 (C)モデルプレス
どこか懐かしい雰囲気の店内 (C)モデルプレス
店内は机や椅子、照明までひとつひとつが異なり、こだわりを感じられます。東京から地元・島根に帰ってきてお店をオープンしたという店主の多田さんは、子供連れの家族も気兼ねなく食事が楽しめる場所を目指したそう。そんなあたたかい思いで作られたお店は、おばあちゃんの家に帰ってきたような、ほっと落ち着ける空間です。

島根の食材をふんだんに使った日替わりメニュー (C)モデルプレス
島根の食材をふんだんに使った日替わりメニュー (C)モデルプレス
メニューはその日の食材によって変わるので、行ってからのお楽しみ。新鮮なものを食べてもらいたいという思いから、決まったメニューを作らず、友人やご近所の方から食材を入手して日々考案しているのだとか。この日はヒゲダイのカルパッチョと、豚肉と野菜のソテー、フルーツタルト。ピリッと山椒のきいたソースが豚肉の上質な脂によく合います。お肉や魚が美味しいのはもちろん、野菜そのものの味が濃いことに驚くはず。

島根の食材の美味しさを最大限に引き出した料理の数々と、居心地の良い空間。旅先なのに「ただいま」と言いたくなるような、素敵なお店です。

■風のえんがわ
住所:島根県江津市後地町2398
TEL:0855-57-0522
営業時間:10:30~17:00
定休日:日、月(その他臨時休業もあり)



足を伸ばして広島県にも



ひろしま神楽(写真提供:広島県)
ひろしま神楽(写真提供:広島県)
時間に余裕があれば、少し足を伸ばしてお隣の広島県も巡ってみてはいかがでしょうか。

広島には「ひろしま神楽」があり、大きく5種類に分けられています。その中でも安芸高田市には、出雲流神楽が石見神楽を経て、江戸期にこの地域に伝えられたと考えられている 「芸北神楽」があります。 流派が分かれた神楽を合わせて鑑賞して、見比べてみるのも楽しみ方のひとつ。ひろしま神楽がみられるスポットをご紹介します。

温泉と神楽を満喫!「神楽門前湯治村」



神楽門前湯治村(写真提供:広島県)
神楽門前湯治村(写真提供:広島県)
安芸高田市の小さな山に佇む「神楽門前湯治村」は、天然温泉やレトロな街並みを楽しみつつ神楽を体験できる珍しいスポット。「神楽ドーム」は、2千人収容できる観客席をもった全国でも例のない神楽専用の施設で、毎週末の公演では市内22の神楽団による神楽を見ることができます。

昼も夜も神楽の世界に浸れる (写真提供:安芸高田市)
昼も夜も神楽の世界に浸れる (写真提供:安芸高田市)
大規模な神楽ドームのほかにも小劇場「かむくら座」があり、日が暮れて雰囲気が増すなかでの迫力満点の舞台「夜神楽」が鑑賞できます。かむくら座はこじんまりとしていて舞台と客席が近く、神楽ドームとはまた違う魅力を味わえます。

歴史や伝統をわかりやすく解説した「神楽資料館」や、神楽面の絵付け体験ができる「神楽体験館」も必見。温泉街を楽しみつつ、神楽の文化にどっぷり浸れる神楽門前湯治村は、大人の女子旅にぴったりです。

■神楽門前湯治村
住所:広島県安芸高田市美土里町本郷4627
TEL:0826-54-0888


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気軽に神楽文化に触れられる「広島県民文化センター」



広島県民文化センター(写真提供:広島県)
広島県民文化センター(写真提供:広島県)
広島市を訪れる予定があるなら、ぜひ広島県民文化センターの「広島神楽定期公演」へ。毎年4月から12月の毎週水曜日の夜から、日によってさまざまな演目が行われます。広島駅から電車で10分という利便性で、予約も必要なし。思い立った時に気軽に神楽に触れられるのが嬉しいですね。これまで神楽を見たことがないという人にもおすすめです。

■広島県民文化センター
住所:広島県広島市中区大手町1-5-3
TEL:082-245-2311


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広島神楽とあわせて「宮島」へ



日本三景の宮島(写真提供:広島県)
日本三景の宮島(写真提供:広島県)
広島神楽を見たあとは、日本三景のひとつ、「宮島」まで足を伸ばすのもおすすめ。日本でもここにしかない、海に浮かんで見える幻想的な嚴島神社の社殿をみることができます。穏やかな瀬戸内海と歴史ある建造物の組み合わせは、自然の中でみる海神楽とどこか似た趣。

表参道商店街(写真提供:広島県)
表参道商店街(写真提供:広島県)
宮島の名物は朱塗りの社殿、もみじ饅頭、そして表参道商店街。通称「清盛通り」と呼ばれるこの商店街には、土産店や食事処がびっしりと立ち並んでいます。牡蠣やスイーツを食べ歩きしながら、お土産を探すのも楽しいひととき。ほかにも、弘法大師・空海が開いた「大聖院」はパワースポットとして人気!特に願いをひとつだけ叶えてくれるといわれている「一願大師」は、連日たくさんの人がお参りに訪れています。

■(一社)宮島観光協会
住所:広島県廿日市市宮島町1162-18
TEL:0829-44-2011


周遊できる島根・広島



島根・広島には、古来からの伝統が色濃く残る地域が広がっています。その地の風土を感じられる神楽は、旅をぐっと印象的にしてくれること間違いなし。定番スポットも楽しみつつ、旅の目的に神楽を加えて、大人な女子旅はいかがですか?(女子旅プレス/modelpress編集部)[PR]提供元:広島県・島根県観光連携協議会

※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。

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