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豊かな自然が残る奥多摩町は、東京でも屈指の紅葉スポットとして人気を集めています。山々が色づく景色は、都心ではなかなか見られない迫力があり、自然の美しさに魅了される人が続出。少し遠いというイメージがありますが、家族や友達、カップルでドライブにお出掛けしませんか？今回はそんな奥多摩の紅葉時期や見どころについてご紹介します。

奥多摩ってどこにあるの？

東京西部にある奥多摩は、古里村、氷川町、小河内村の三町村が合併し誕生。多摩川を小河内ダムによってせき止めて造られた奥多摩湖は周囲45kmもあり、貯水量は1億8,540万立方メートルと都民が利用する水の約20％を供給しているそう。

都心からは在来線で約1時間、車では約2時間程の場所に位置し、同じ東京とは思えないほどの自然が広がっています。夏になるとバーベキューやキャンプをする人で賑わい、その他にもカヌー体験やラフティング、釣り、登山といった自然を満喫することのできるアクティビティが満載。どこで何をしようか迷ってしまいそうですね。

もちろん紅葉スポットとしても人気。秋になるとカエデやイチョウなどの木々が美しいく色付き、ドライブで訪れる人が非常に多い場所となっています。

奥多摩（東京都奥多摩ビジターセンター）

住所：東京都西多摩郡奥多摩町氷川171-1
電話番号：0428-83-2037
営業時間：9:00～16:30
定休日：月曜日(ただし、祝日、都民の日に当たる場合はその翌日)、年末年始(12/29～1/3)

紅葉の見頃はいつ？

奥多摩周辺は関東の中でも比較的紅葉が早く始まるため、例年10月中旬～11月中旬が見頃と言われています。

奥多摩と言ってもとても広いため、一斉に紅葉が始まるわけではありません。場所によって多少誤差があり、早いところだと10月初旬から色付いているので、少し早めに訪れてもある程度紅葉を楽しむことができるかも。

ですが、せっかく行くのなら山々が美しく色を変える見頃の時期に行って、その目に焼き付けてくることをオススメしますよ。

奥多摩で紅葉を観るべき場所

奥多摩と一言に表してもとても広いため、もともと観光などで訪れる場合でもいくつもの見どころや外せないスポットがあります。それは紅葉鑑賞にも言えることで、せっかく奥多摩に行くなら美しく見られる場所を抑えておくと良いでしょう。

まずオススメしたいのは、日本滝百選にも選ばれた「払沢の滝」という落差62メートルもある4段の滝です。古くから大蛇が住むと伝えられている景色はとても神秘的で、紅葉と併せてみるとため息モノでしょう。また、夏は滝をライトアップする「払沢の滝ふるさと夏まつり」、冬は滝が凍りつく姿が圧巻の「払沢の滝冬まつり」が開催されたりと季節問わず楽しめます。

次に紹介するのはパワースポットの宝庫としても知られる「御岳山」。こちらは奥多摩についたらまず目に入り、赤や黄色に染まった山を遠くから観るだけで日頃の疲れも吹き飛んでしまいます。山頂には、武蔵御嶽神社がありケーブルカーを使えば6分程で行くことが可能です。

奥多摩に来て外すことができないのが、やはり「奥多摩湖」。周辺は山々に囲まれ、その全てが紅葉するため湖と山のコントラストも素晴らしく、湖に映る紅葉の景色も見逃せません。

■檜原村　
住所：東京都西多摩郡檜原村467-1
紅葉見頃：11月中旬

■御岳山
住所：東京都青梅市御岳山
アクセス：JR御嶽駅で下車、バス・ケーブルカー・リフトを乗り継いで御岳山へ。
紅葉見頃：11月中旬～11月下旬

■奥多摩湖
住所：東京都西多摩郡奥多摩町原
アクセス：西東京バス「奥多摩湖バス停」下車
駐車場：無料あり
紅葉見頃：11月中旬

奥多摩のドライブコース

奥多摩までドライブするのなら、奥多摩湖沿いを1周するのがオススメ。檜原村と奥多摩町を結ぶ約20kmの奥多摩周遊道路は、季節により違った表情の奥多摩を満喫することができると人気のドライブコースになっています。秋風を感じながら、赤く染まった紅葉ロードの絶景をじっくりと楽しんじゃいましょう。途中には休憩所や展望台が多く存在するので、運転が疲れてきてしまったときや、お腹が空いてきても大丈夫。オススメを3ヶ所ご紹介します。

「奥多摩湖畔公園 山のふるさと村」は山ふるの愛称で親しまれ、多くの人が利用する休憩スポット。レストランでは、メインの他に店主手作りのデザートを味わうことができます。また、事前に予約をすればお弁当やオードブルも用意してくれるので、レストラン前の広場やランチスポットの湖畔広場で紅葉を堪能しながら食べるとより美味しく感じられそうですね。その他にもキャンプ場、お土産処、陶芸・石細工体験も可能。11月には伝統芸能やしし座流星群鑑賞会といった催しが盛りだくさんの“山のふるさと秋まつり”も開催されます。

「水と緑のふれあい館」は、奥多摩の自然や歴史、ダムについて学ぶことのできる施設。レストランでは、日本ダムカレー教会でも紹介されている「小河内ダムカレー」を提供しています。

「月夜見第一駐車場」は標高933m、眼下に奥多摩湖や小河内ダムを一望できるスポット。湖と紅葉の美しさに感動し、写真に収める人も多いみたいですよ。眺めも良く空気も澄んでいるので休憩するにはうってつけの場所です。

また奥多摩にはいくつもの温泉があり、小河内ダムに沈んだ鶴の湯の源泉をポンプで汲み上げている「鶴の湯温泉」、食堂兼温泉施設で名物のシカ肉を食べられる「丹下堂」などがあり、ドライブで疲れた身体を温泉で癒し、また紅葉を見ながら帰宅という贅沢をしてもいいですね。

■山のふるさと村 東京都立奥多摩湖畔公園
住所：東京都西多摩郡奥多摩町川野1740
開園時間：9:00～17:00※各施設は16:30に閉館します。
休園日：年末年始（12月29日～1月3日）
奥多摩周遊道路通行時間：4月～9月8:00～19:00、10月～3月9:00～18:00
※山のふるさと村は9:00に開園します。

■奥多摩水と緑のふれあい館
住所：東京都西多摩郡奥多摩町原5番地
電話：0428-86-2731
開館時間：9:30～17:00
休館日：水曜日（水曜日が祝日の場合は翌日）
年末年始（12月28日～1月4日）
※冬期は臨時休館する場合がございます。

■月夜見第一駐車場
住所：東京都西多摩郡奥多摩町

湖の上から観る紅葉も最高

奥多摩湖の水上には、全長220mの「ドラム缶橋」と呼ばれる橋が浮かんでおり、今はドラム缶状の樹脂を使っていますが、昔はドラム缶を利用していたそう。橋の上を歩くとゆらゆらと揺れ、ちょっとしたスリルを味わうことができますよ。そして橋の真ん中まで行ったら360度見渡してみてください。辺り一面に広がり大パノラマの紅葉を観れば、今までの紅葉の概念が覆るかもしれません。こちらも人気のスポットでハイキングコースにも組み込まれているので、ドライブと併せて体験してみてもいいですね。

そして高台には、河内ダムの底に沈んだ小河内村の神社を集めて合祀された「小河内神社」があり、パワースポットとしても有名。毎年9月の第2日曜日に行われる鹿島踊りなどの郷土芸能は、東京都の無形文化財になっているそうです。

■ドラム缶橋
営業時間：常時開放
料金：無料
住所：東京都西多摩郡奥多摩町川野
アクセス：西東京バス 小河内神社バス停下車 徒歩1分
駐車場：無料あり、徒歩5分

■小河内神社
営業時間：常時開放（無人）
料金：無料
住所：東京都西多摩郡奥多摩町川野
アクセス：西東京バス 小河内神社バス停より徒歩10分
駐車場：なし

いかがでしたか？一度観たら忘れられない奥多摩の紅葉、今年の秋はぜひ訪れてみていはいかがでしょうか。ドライブではなく電車でもさほど遠くないので、友人同士や恋人と小旅行気分を味わえるますよ。（modelpress編集部）

1枚目画像：https://www.flickr.com/photos/kodomut/15179831664/
2枚目画像：https://www.flickr.com/photos/kuruman/15183164658/
3枚目画像：https://www.flickr.com/photos/93277085@N08/15723378008/
4枚目画像：https://www.flickr.com/photos/o_0/11132072046/in/photostream/
5枚目画像：|https://www.flickr.com/photos/jamin96/15744082707/
6枚目画像：https://www.flickr.com/photos/na0905/6863203887/in/photostream/
7枚目画像：https://www.flickr.com/photos/kabacchi/4051834779/
8枚目画像：https://www.flickr.com/photos/woinary/3048619860/

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