ドウェイン・ウェイド──デニム新時代

ブルーカラーのアイコンとしてアメリカン・スピリットを象徴するデニム。正真正銘にスタイリッシュなクルーを招待し、今シーズンの最も魅力的なジーンズだけでなく、ベスト、ジャケット、コートを着てもらった。第1弾は、元バスケットボール選手で起業家のドウェイン・ウェイド。

完璧なブルージーンズはクールの象徴だ。時間だけでなく、われわれを分断するあらゆるものを超越するスタイルでありシンボルである。「デニムに関して言えば、今や誰もが同じ意見を持っています」と、殿堂入りバスケットボール選手であるドウェイン・ウェイドは言う。「彼女も彼も着こなせるし、性別関係なく誰もが着こなせるということです」

ジーンズ ヴィンテージ品 by Levi’s(Front General Store 提供)

ドウェイン・ウェイド

殿堂入りの元バスケットボール選手、起業家

2019年にユニフォームを脱いだ後もドウェイン・ウェイドの勢いが止まることはなかった。すべては「自分のもつビジョンを創造するため」だと彼は言う。現在、彼と妻のガブリエル・ユニオンは、ベビーケアブランドであるプラウドリー(PROUDLY)を経営するほか、ワインブランドや衣料品レーベルも所有し、さらに1月にはポッドキャストを開始した。

また、彼はファッションウィークの常連でもある(あのドナテラ・ヴェルサーチェすら、ウェイドは「DV」と気安く呼んでしまえる仲だ)。GQの撮影前、彼は早起きしてヨガを行ったそう。「アスリートだったとき、試合前にはウォームアップを済ませていました。今だって同じです」

Words by Samuel Hine
Photography by Thomas Whiteside
Styled by Jon Tietz
Barbering by Christopher Smith
Skin by Hee Soo Kwon using La Mer
Translated by FRAZE CRAZE


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復刻版の「501」はどこでも簡単に手に入る。そこでUS版『GQ』のファッション・エディターであるブランドン・タンは、より大胆な着こなしをしようとヴィンテージジーンズを探しに出かけ、コーディネートを組んだ。
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ヴィンテージもあれば、アーカイブもある。後者は、時間の余裕があって、特定の嗜好があり、そしておそらく偉大なデザイナーの作品に対して執着とも呼べる深い愛情を注ぐ人が着るものだ。もし本腰を入れたいのなら、そろそろコレクターモードに入るときかもしれない。4人のヴィンテージ・ディーラーに話を訊いた。
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