精肉店が進化中
スタイリッシュな精肉店が人気だ。10月5日に東京・千駄ヶ谷にオープンした「PURE MEAT SHOP | COUNTER」は、神戸牛をはじめ、鹿児島黒牛など、いわゆるブランド牛肉を取り揃えるほか、赤身主体の部位や肉質にこだわり、“精肉コンシェルジュ”が対面販売する。ショウケースのような大型フリーザーに収まる牛肉は、まるでジュエリーのようだ。精肉の販売だけでなく、牛肉とマッチするワインの提案や、店内で1日1組限定のディナーも行う。
オーナーの山幸男(やま・ゆきお)さんは、前職は音楽製作会社に勤務し、飲食店を手がけるのははじめてという。「エンターテインメント性のある新しい“精肉店の形”をテーマに店内の空間、食材にこだわり、居心地が良く、身体に優しい食材を提供しながら、小さな幸せがある空間を目指したい。国産牛の赤身のうまさを知ってほしい」
長らく続く肉ブームの影響か、レストランだけでなく販売スタイルも多様化が進んだ。おしゃれな精肉店、大歓迎である。