アン・ハサウェイの映画デビュー作で、今やポップカルチャーのアイコンにもなっている映画『プリティ・プリンセス』シリーズ。昨年11月、ついに第3弾の製作が発表されたが、サンダンス映画祭に出席したアンが『ピープル』のインタビューで「ファンの熱狂ぶりを見てワクワクした」と明かした。
「私たちも全く同じ気持ち。おそらく皆がとてもイライラさせられたこともわかってる」と述べ、第3弾まで20年近くかかったことに言及。「製作の過程には忍耐が求められるもの。だから皆も今や映画ビジネスの一員として考えてほしい。映画製作には時間がかかるものだから」と続けた。
『プリティ・プリンセス』(2001)は、メグ・キャボットの同名小説を原作に映画化した作品で、ある日突然、ヨーロッパの小国ジェノヴィァ(架空の国)の後継者だと知らされた高校生ミアの成長を描くシンデレラストーリー。世界中で大ヒットを記録し、2004年には続編『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』も公開された。ミアの祖母で、ジェノヴィアの女王クラリスをジュリー・アンドリュースが演じたほか、続編ではクリス・パインが映画デビューを果たしている。
長年ファンから続編を待望する声が上がっていたが、ついに昨年11月に第3弾の製作が報じられた。ストーリーなどの詳細はまだわかっていないが、ドラマ「SUPERGIRL/スーパーガール」や「SCORPION/スコーピオン」を手がけたアードリタ・ムケルジーが脚本を務める。リブートではなく、オリジナル映画の続編となるとみられている。また、アンの出演は明らかになっていなかったが、今回の発言でさらに期待が持てそうだ。
なお、本シリーズを手掛けたゲイリー・マーシャル監督は惜しくも2016年に他界しているが、生前、アンと第3弾について話し合ったことを明かし、クリスの出演についても可能性を滲ませていたそうだ。
Text: Tae Terai