映画『プラダを着た悪魔』の続編が、ついに始動したようだ。「デッドライン」によると、ディズニーが製作し、オリジナルの脚本家アライン・ブロッシュ・マッケンナとプロデューサーのウェンディ・フィネルマンが続投、メガホンを取ったデヴィッド・フランケルも参加に向けて話し合いを持っているという。気になるキャストについては、今のところ何も決まっていないようだ。
2006年に公開された『プラダを着た悪魔』は、有名モード誌『ランウェイ』のアシスタント職を得たジャーナリスト志望のアンドレアが、“悪魔のような”鬼編集者の下で働く中、成長していくさまを描く。アン・ハサウェイやメリル・ストリープ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチらが出演し、鬼編集長ミランダを演じたメリルに自身14度目となるアカデミー賞ノミネートをもたらした。
映画は世界中で大ヒットを記録し、公開から20年近く経つ今もファンからの支持は高く、ことあるごとに続編への期待が寄せられていた。今年2月に開催された第30回SAG賞(全米映画俳優組合賞)の授賞式では、メリルとアン、エミリーがプレゼンターとして登場し、鬼編集長ミランダ・プリーストリーと新米アシスタントのアンディ、先輩アシスタントのエミリーを彷彿とさせる懐かしいやりとりを披露した。
ストーリーについて詳しいことはわかっていないが、「パック・ニュース」によると、今も編集長として『ランウェイ』誌に君臨するミランダが、最近の出版事情や経済的困難に対処する様子が描かれるようだ。先輩アシスタントのエミリーは、今や同誌に広告を出す高級ブランド・コングロマリットの重役となっているという。
Text: Tae Terai