がん闘病のため大勢と対面する公務から離れていたチャールズ国王が、5月8日(現地時間)、バッキンガム宮殿で開催する毎年夏の恒例行事、ガーデンパーティーにホストとして姿を現した。ちょうど同じ日、王室を離脱しアメリカで暮らすヘンリー王子は、自身が立ち上げた傷痍軍人のためのスポーツ大会、インビクタスゲームの記念礼拝出席のため、ロンドンのセントポール大聖堂を訪れていたが、親子の再会は実現しなかったようだ。先週、多忙の国王との面会は叶わないことが明らかになっていた。
ガーデンパーティーは1860年代から続く伝統行事で、歴代国王が社会貢献した人々を労ってきた。例年バッキンガム宮殿を会場に3回行われるほか、スコットランドのホリールード宮殿でも開催され、3万人のゲストにケーキと紅茶が振舞われる。男性はモーニングかスーツ、女性はデイドレスにハットかファッシネーターを合わせる。民族衣装や制服での参加も可能だ。今年は国王とカミラ王妃のほか、アン王女、エドワード王子とソフィー妃夫妻も参加した。
Text: Tae Terai
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