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キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック、『スピード』と『イルマーレ』に続く共演に前向き

キアヌ・リーブスサンドラ・ブロックの3度目の共演が実現するかもしれない。

『イルマーレ』(2006)のプレミアにて。

Photo: Gregg DeGuire/WireImage

映画『スピード』(1994)と『イルマーレ』(2006)で共演しているキアヌ・リーブスサンドラ・ブロックは、再タッグに前向きだという。1994年に公開されたヤン・デ・ボン監督の『スピード』公開30年を記念して、主演の2人がポッドキャスト「50 MPH」に出演。もしシリーズ第3弾が制作されるなら、キアヌが「僕らなら大成功させられるだろう」と語ると、サンドラもジョーク交じりに「死ぬ前に、この惑星を離れる前に、キアヌと私は何かで共演すべきだと思う。もしかしたら車いすに乗ってるかもしれないし、歩行器を使ってるかも。ディズニーランドで小さなスクーターに乗るのもいいかもしれないね」とコメント。するとキアヌも、「やり残したことがあるぞと囁く声が聞こえる。息を引き取る前に、また君と共演したい」と応じた。

『イルマーレ』(2006)より。

© Warner Bros/Courtesy Everett Collection

『スピード』は、路線バスに減速すると爆発する爆弾が仕掛けられ、偶然乗り合わせた女性アニーと阻止するために乗り込んだSWAT隊員ジャックの奮闘を描くノンストップアクション。スリリングな展開とキアヌとサンドラのケミストリーが評価され、世界中で大ヒットを記録した。キアヌのカムバックなしに1997年に公開された『スピード2』は、評価・興行ともに振るわなかったが、過去にキアヌはこれを、脚本が気に入らなかったからだと明かしている。

『スピード』(1994)より。

© 20thCentFox/Courtesy Everett Collection

キアヌは『スピード』の成功について、こう話す。「僕らには愛情があった。キャラクター同士にも愛情があった。ジャックとアニーの愛情は、サンドラとキアヌの愛情とは違ったけれど、僕らは懸命に演じたし、単純に楽しかったと思う。それにお互いに信頼感があったしね」

サンドラも同意する。「この映画では常に闘っている状況だったから、3、4回しかきちんとお互いの顔を見ることがなかった。でもそれが良かったんだと思う。視線が合ったときに繋がりたいと求める。近づけない状況は、すごく賢い設定だった。前戯だったんじゃないかしら」

そして、キアヌとの共演についてもこう話している。「キアヌとはやりやすかった。何も口にしなくとも、私のために戦ってくれると感じられた。俳優の間でこうした信頼を築けるのは稀なこと。彼に何か投げかけたら、すぐに返してくれる。『さすがパートナー』と思えた」

Text: Tae Terai