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ビリー・アイリッシュ、最新アルバムはエコフレンドリー「大きな責任を感じる」

ビリー・アイリッシュのニューアルバム『Hit Me Hard and Soft』には、徹底してエコフレンドリーな素材を用いているそうだ。
Photo: William Drumm

ニューアルバム『Hit Me Hard and Soft(ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト)』を5月17日にリリースすると発表したビリー・アイリッシュ。先週からインスタグラムのアイコンをブルーに変更し、“親しい友人”限定のインスタグラム・ストーリーで新曲の歌詞と思しき謎めいたティーザーを公開するなどした結果、たった2日間で新たに700万人のフォロワーを獲得した。ビリーは今、1.2億人ものフォロワーを持つことに責任を感じているそうだ。

「私の人生でこれまで得たことのないほど大規模なオーディエンスとプラットフォームを得たということは、それほど多くの人に手を伸ばすことができるということ。とても大きな責任を感じるとともに、栄誉も感じます」と『ビルボード』のインタビューで語った。「この特権を世界をより良くするために生かさなければ、意味がない」「両親から常々、自分が取る選択と行動はすべて良きにつけ悪しきにつけ、どこかで誰かにインパクトを与えると言い聞かされてきました。私自身も気に留めていることです。自分の知っていることを無視できないし、ビジネスやキャリアで何も行動を起こさないなんて無理。そんな風に育てられていないし、自分の望む人生でもない」

『Hit Me Hard and Soft』は5月17日発売。

母親のマギー・ベアードとともに、音楽業界でサスティナビリティを推進してきたビリーは、ニューアルバムの発表と合わせ、自身のウェブサイトを更新。サスティナビリティというページを加え、自身3枚目となるアルバム『Hit Me Hard and Soft』のレコードやCDなどアナログ盤に最先端のエコフレンドリー技術を用いることを紹介している。

サイトによると、全8形態のレコード盤はすべてリサイクル素材を用い、スタンダードな黒バージョンは100%リサイクルのビニール素材を使用、他の7色はエコ・ミックスかもしくは植物性のビニールを使うことで、温室効果ガスの排出を従来より90%抑えることができるそうだ。パッケージにも100%消費財廃棄物とリサイクルファイバーを使い、植物由来の水性インクを使用。カセットテープとCDにもプラスティックケースは使用せず、カセットにはリサイクル素材、CDには100%再生可能なソフトパックを使用する。また、配送用の箱にもリサイクル素材を使うそうだ。音楽業界で環境問題を訴えてきたリーダーとして彼女は望む。「他の人たちもこれに続き、いつの日かスタンダードになってほしい」

Text: Tae Terai