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アーロン・テイラー=ジョンソン、5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンからお墨付き

ピアース・ブロスナンが、ボンド役の正式オファーを受けたと報じられたアーロン・テイラー=ジョンソンにアドバイスした。
Photo: Keith Hamshere/Getty Images

ダニエル・クレイグが『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)を最後に『007』シリーズを卒業したことを受け、次なるジェームズ・ボンド役に注目が集まっている。先日、『キック・アス』(2010)や『アンナ・カレーニナ』(2012)、『ブレット・トレイン』(2022)などに出演するアーロン・テイラー=ジョンソンが正式に007役をオファーされ、契約まで秒読みと報じられる中、5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンがお墨付きを与えた。

「彼は高い技術の持ち主だし、ボンドを演じるに十分な才能とカリスマ性もあると思う。実にそうだ」と地元アイルランド国営ラジオの「ザ・レイ・ダーシー・ショー」で言及。自身の製作会社アイリッシュ・ドリーム・タイムが手がけた作品で共演したことに触れ、彼を称えた。「僕らの初期の作品『グレイテスト』で共演したことがある。彼はキャストの中でも、本当にすばらしかった」。2009年に公開された同作には、ほかにもキャリー・マリガンスーザン・サランドンらが出演している。「だからイエス。彼がボンドになる可能性があるという記事を読んだ。大賛成だね」

Photo: Vittorio Zunino Celotto/Getty Images

ボンド役の交代劇は常に話題となってきたが、1995年の『007 ゴールデンアイ』から2002年の『007 ダイ・アナザー・デイ』まで4作品に渡って主演したピアースは、ドラマティックな展開を経て起用された。彼は1987年公開の『007/リビング・デイライツ』でもボンド役を打診されたが、スケジュールの関係で実現せず、『ゴールデンアイ』で改めてオファーされている。

1991年に死別した最初の妻で、自身も『007/ユア・アイズ・オンリー』に出演したカサンドラ・ハリスは、このずっと前からピアースがボンドを演じることをジョークにしていたそうだ。ピアース自身はボンドを演じたことを「宿命だった」と感じているという。「今も恩恵を受け続けているギフトだよ。演じたことを誇りに思う」。アーロンへのアドバイスを聞かれると、こう答えた。「大胆になれ。思い切って身を任せろ。楽しむんだ。彼ならできる」

Text: Tae Terai