『ジョーカー』(2019)の続編『Joker: Folie à deux(原題)』は、当初からミュージカルになると報じられるも、その内容については謎に包まれたままだったが、ジュークボックス・ミュージカルのような作品になるようだ。、トッド・フィリップス監督による最新作の撮影中と編集初期の段階を知る関係者が、「良く知られる」楽曲が少なくとも15曲カバーされると『ヴァラエティ』に明かした。
ジュークボックス・ミュージカルとは、書下ろしの楽曲ではなく、既存のヒット曲を用いたミュージカルのことで、過去には『マンマ・ミーア!』(2008)や『ムーラン・ルージュ』(2001)など、興行的成功を収めた作品も多い。『Joker: Folie à deux(原題)』では、1953年のミュージカル映画『バンド・ワゴン』の「ザッツ・エンタテインメント」などの名曲が、新たな解釈で蘇るそうだ。第一弾で音楽を手がけ、アカデミー賞作曲賞を獲得したヒドゥル・グドナドッティルが続編にも参加し、編曲を担当する。今後オリジナル楽曲が加えられる可能性もあり、伝統的なミュージカルの枠に収まらないものとなることが期待される。
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引き続き、ホアキン・フェニックスがアーサー・フレック/ジョーカーを演じ、ジョーカーの恋人として知られるハーレイ・クイン役で新たにレディー・ガガが出演する『Joker: Folie à deux』は、アーカム精神病院を舞台にハーレイ・クインとジョーカーの物語が綴られるという。ザジー・ビーツがソフィー役でカムバックするほか、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ジェイコブ・ロフランド、ハリー・ローティーらが新たに出演する。
『Joker: Folie à deux(原題)』は2024年10月4日に全米公開予定。
Text: Tae Terai