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テイラー・スウィフト、大統領選に向けてファンに投票を呼びかけ

テイラー・スウィフトが、2億8200万人のフォロワーに投票を呼びかけた。
Photo: Terence Rushin/TAS23/Getty Images

テイラー・スウィフトが、2億8200万人のフォロワーに向かって投票を呼びかけた。「今日3月5日は、(テイラーの故郷)テネシー州はじめ16の州と地域で大統領選の予備選挙が行われます。皆さんがそれぞれ、自分の声を代表すると思う人に投票するよう、リマインドしたいと思います。もしまだなら、今日は投票の予定を入れて。テネシーにいようといまいと、アメリカに住むなら投票場所と時間をVote.orgでチェックして」とインスタグラム・ストーリーに投稿した。

アメリカの大統領選挙では、スーパーチューズデーと呼ばれる3月の予備選挙や党員集会を経て、全国党大会で各党がそれぞれ大統領候補を決定。そして11月の本選挙で各党の候補者同士が争う流れになっている。女性の政治発言をよしとしない保守的な南部のカントリーミュージックシーンで育ったテイラーは、長く政治的な発言をしてこなかったが、2018年の中間選挙で、女性版トランプとも称される超保守派の共和党候補マーシャ・ブラックバーではなく、民主党のフィル・ブレーデセン支持を表明し、ファンに投票に行くよう促した。

このときの葛藤、周囲の反対を押し切って政治的発言を行う課程は、ドキュメンタリー「ミス・アメリカーナ」でつぶさに描かれた。選挙結果は思うようにいかなかったものの、彼女の発言の影響力は大きく、若者たちの行動につながったとされる。それ以来、テイラーは民主党支持を表明しているが、今回の投稿では自身の支持する党や候補者には触れていない。

Text: Tae Terai