マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で描かれる新しい『ファンタスティック・フォー』のキャストが明らかになった。マーベル・スタジオが2月14日(現地時間)にインスタグラムを更新し、「マーベルの名門一家からハッピーバレンタイン! ペドロ・パスカル、ヴァネッサ・カービー、エボン・モス=バックラック、ジョセフ・クインがファンタスティック・フォーです」と発表。4人をイラストに仕立てたものを公開した。
ペドロ・ガルシアがリード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック役の交渉に入ったことは以前から伝えられていたが、ついに正式発表となった。『私というパズル』(2020)でアカデミー賞候補に、「ザ・クラウン」でエミー賞にノミネートされたヴァネッサ・カービーが、スー・ストーム/インヴィジブル・ウーマン役、「一流シェフのファミリーレストラン」でエミー賞俳優となったエヴァン・モス=バックラックがベン・グリム/ザ・シング役、そして「ストレンジャー・シングス」のジョセフ・クインがジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ役に起用された。
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『ファンタスティック・フォー』は、マーベルコミックの基幹シリーズの一つで、アベンジャーズのような個々のヒーローが結成したチームではなく、4人で構成するヒーローグループを描く。「ファンタスティック・フォーはその後のコミックの基盤となった作品。過去に映画化されたのは確かだが、MCUのストーリーラインには属していなかった。ワクワクしている」とマーベル・スタジオの社長ケヴィン・フェイギは話す。
これまでジェシカ・アルバやヨアン グリフィズ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス出演で2005年に『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』、2007年には続編の『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』が公開。2015年には、マイケル・B・ジョーダン、マイルズ・テラー、ケイト・マーラ、ジェイミー・ベルが出演し、リメイク版も製作された。すべて20世紀フォックスが手がけたが、2018年にディズニーがFOXを買収した際に同社と傘下のマーベル・スタジオが権利を獲得。2022年の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、ジョン・クラシンスキーがパラレルワールドのリード・リチャーズを演じている。
新『ファンタスティック・フォー』は「ワンダヴィジョン」のディレクター、マット・シャックマンが監督を務め、2025年7月26日に劇場公開される予定だ。
Text: Tae Terai