CELEBRITY / NEWS

チャールズ国王、「がんは早期発見で完全に回復する見込み」とスナク首相が発表

チャールズ国王のがんは早期に発見されたもので、完全に回復する見込みだという。
Photo: Dan Kitwood/Getty Images

がんを公表したイギリスのチャールズ国王。1月に前立腺肥大の治療を受けた際に判明し、これが早期発見につながり、完全な回復が期待できるようだ。2月6日(以下、現地時間)にスナク首相が「BBC」に対し、「皆さんと同じように私もショックを受け、悲しんでいる。国王とご家族に思いを寄せている。ありがたいことに幸い早期に発見されたので、必要な治療を受け、完全に回復することだろう。これが我々全員の願いだ」と語った。また、国王は治療中も公文書への署名や謁見など、君主の職務を続けると発表されているが、「詳細は控えるが、通常通り連絡を取り続ける」と述べた。

イギリス王室は2月5日の声明で、国王にがんの一種が発見され、一般的な治療を開始したことを発表。入院はしないが、医師のアドバイスに従い、公の場に姿を現す公務は当面控えるとした。「国王は、医療チームの迅速な介入に感謝しています。先の入院のおかげで実現したことです。前向きな姿勢で治療に臨んでおり、公務に完全復帰することを楽しみにしています」「憶測が広がるのを防ぐために公表しました。世界中のがん関連疾患への理解につながることを願います」

また、王室を離脱し妻メーガン妃や子どもたちとともに米カリフォルニア州で暮らすヘンリー王子は父を見舞うために単身帰国。2月5日にロサンゼルスを発ち、翌6日にロンドンに到着、国王が皇太子時代から長く暮らすクラランス・ハウスにて、昨年5月の戴冠式以来となる再会を果たしたようだ。なお国王は、ウィリアム皇太子やヘンリー王子、自身のきょうだいであるアン王女やアンドルー王子、エドワード王子に対し、個別にがん発覚を伝えたとされている。

Text: Tae Terai