第66回グラミー賞の授賞式が2024年2月4日（現地時間）、ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催された。テイラー・スウィフトの『Midnights』が年間最優秀アルバムに輝き、彼女は2010年の『Fearless』、2016年の『1989』、2021年の『Folklore』に続く史上最多となる4度目の受賞を果たす偉業を達成。最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバムも受賞した『Midnights』のプロデューサー、ジャック・アントノフは年間最優秀プロデューサー（ノン・クラシック）を3年連続で受賞し、ベイビーフェイスと並んで連続受賞歴1位タイとなった。
年間最優秀レコードを受賞したのは、マイリー・サイラスの「Flowers」。同曲で最優秀ポップ・パフォーマンス（ソロ）も獲得したマイリーにとって、これが初のグラミー賞受賞となった。7部門にノミネートされていたビリー・アイリッシュは、「What Was I Made For? [From The Motion Picture "Barbie"]」で年間最優秀楽曲を獲得。また、最優秀新人賞にはヴィクトリア・モネが輝き、最優秀R&Bアルバムと最優秀録音アルバム（ノン・クラシック）を含む3部門で受賞した。
最多9部門にノミネートされていたSZA（シザ）は、主要部門こそ逃したものの、最優秀ポップ・パフォーマンス（デュオ/グループ）、最優秀R&Bソング、最優秀プログレッシヴR&Bアルバムの3部門に輝いている。
第66回グラミー賞の主な受賞結果
年間最優秀レコード マイリー・サイラス「Flowers」
年間最優秀アルバム テイラー・スウィフト『Midnights』
年間最優秀楽曲 ビリー・アイリッシュ「What Was I Made For?」
最優秀新人賞 ヴィクトリア・モネ
年間最優秀プロデューサー（ノン・クラシック） ジャック・アントノフ
年間最優秀ソングライター（ノン・クラシック） セロン・トーマス
最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞 マイリー・サイラス「Flowers」
最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞 SZA feat.フィービー・ブリジャーズ「Ghost in the Machine」
最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞 テイラー・スウィフト『Midnights』
最優秀カントリー・アルバム賞 レイニー・ウィルソン『Bell Bottom Country』
最優秀ラップ・アルバム賞 キラー・マイク『MICHAEL』
最優秀ダンス/エレクトロニック・ミュージック・アルバム賞 フレッド・アゲイン『ACTUAL LIFE 3 (JANUARY 1 - SEPTEMBER 9 2022)』
最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム賞 ボーイジーニアス『the record』
最優秀ロック・アルバム賞 パラモア『This Is Why』
最優秀R&Bアルバム賞 ヴィクトリア・モネ『JAGUAR II』
