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シドニー・スウィーニー、ローリング・ストーンズのミュージックビデオ出演は「キャリアで最高にクール」

ローリング・ストーンズの新曲「Angry」のミュージックビデオに出演したシドニー・スウィーニーが、性的対象としてモノ扱いされているとの批判に反論した。
Photo: John Lamparski/WireImage

ローリング・ストーンズの最新アルバム『Hackney Diamonds』からシングルカットされた「Angry」のミュージックビデオに出演したシドニー・スウィーニー。このMVで彼女はレザーのビスチェとスタッズの付いたチョーカー、星型にカットされたボトムを纏い、赤いオープンカーのバックシートでストーンズの楽曲に身をゆだね、ハリウッドのサンセット・ブールバードを疾走。通り沿いには、ストーンズの歴史を映し出すビルボードが次々現れる。

この4分足らずのMVについてブラーのフロントマン、デーモン・アルバーンが仏『Les Inrockuptibles』誌のインタビューで、「(ストーンズの)新曲を聞いたけど、ビルボードに彼らの歴代ライブが登場するミュージックビデオはひどいもんだ。若い女性がモノ扱いされている」とコメントするなど、批判が噴出した。しかし、シドニーは自身がモノ扱いされているという見方に異論があるようだ。

「たくさんある候補の中から衣装を自分で選びました。着ていて気分が良かったです」とUK版『グラマー』のインタビューで説明。映画やドラマ、イベントなどでボディラインを強調するドレスアップを好む彼女は、「フェミニストですかとよく聞かれますが、自分の身体を受け入れることでエンパワーされました。セクシーであると同時に強さもある。間違っているとは思いません」ときっぱり。

「私はローリング・ストーンズのビデオに出演したんです。クールでアイコニックなことだと思いません? すごく良かった。すべての動きはフリースタイルで、自分で身体を動かしました。警察にエスコートされて、サンセット・ブールバードをオープンカーの上に乗って走り回るなんて他に誰ができます? キャリアの中でも最高にクールな仕事。こんなことできるなんて思ってもみませんでした」と明かした。シドニーは、今年9月にロンドンで行われたアルバムの発表会にも、ローリング・ストーンズのメンバーと一緒に参加。自身のキャリアで「過去最大の仕事」と口にしていた。

Text: Tae Terai