CELEBRITY / NEWS

ヘイリー・ビーバー、卵巣のう腫を公表

11月29日(現地時間)の夜、インスタグラムのストーリーで卵巣のう腫を公表したヘイリー・ビーバー。フォロワーにその胸の内を明かしながらも、「私たちなら大丈夫」とポジティブなメッセージを送った。
Photo: Getty Images

女性の健康にまつわる偏見をなくすための最も手っ取り早い方法として挙げられるのが、友人や家族、そしてヘイリー・ビーバーの場合はファンやフォロワーと、その体験を共有することだ。モデルだけでなくビューティーブランド、ロード(RHODE)の創設者としても躍進する26歳の彼女は、11月29日(現地時間)の夜、自身のインスタグラムでお腹を出した写真にキャプションを添えて、卵巣のう腫との闘いとその胸の内を明かした。

「私にはリンゴの大きさほどののう胞がある」と綴ったヘイリーは、下腹部に「赤ちゃんではない」と記し、第一子を妊娠中ではないかという憶測を払拭した。「子宮内膜症や多のう胞性卵巣(PCOS)ではないけど、何度か卵巣のう腫になったことがあって、いいものとは決して言えない。痛みや吐き気を伴うし、お腹が張ったり、けいれんがあって感情が不安定になる」

Photo: Kevin Mazur/Getty Images

ヘイリーは最後に「多くのフォロワーが共感、理解してくれると思う」と続け、「私たちなら大丈夫」とポジティブなメッセージを送った。多のう胞性卵巣症候群(PCOS)は性成熟期にある約500万人の女性に影響を与え、アメリカでは約11%の女性が子宮内膜症を患っており、ヘイリーのような良性の卵巣のう腫は8~18%の女性に発症すると言われている。

今春に一過性脳虚血発作に見舞われた際も、彼女はその体験について4900万人のフォロワーとオープンに共有することをためらわなかった。無数の検査の結果、原因のひとつは、右心房と左心房を分ける壁に小さな孔が開いている卵円孔開存だとわかり、手術を受けたヘイリーは回復までの道のりをこう振り返っていた。「とてもスムーズに進み、問題なく回復しています。今は最高の気分です」

Text: Calin Van Paris Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.COM