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エリザベス女王の愛馬と愛犬、ウィンザー城で最後の挨拶。

ウィンザー城に到着したエリザベス女王の棺をポニーのエマ、そしてコーギーのミュイックとサンディが出迎えた。
Photo: Aaron Chown-WPA Pool/Getty Images

9月19日(現地時間)、エリザベス女王の国葬が執り行われ、ロンドンのウェストミンスター寺院で王室メンバーや各国の要人ら2000人が参列して葬儀が行われた後、郊外のウィンザー城に場所を移して埋葬式が行われた。棺が城内に到着すると、通り沿いにはウィンザー城に勤めるスタッフが並び、女王の最期の帰還を出迎えた。その中には、生前女王が愛したポニーのエマが、主任厩務員のテリー・ペンドリーに伴われて佇む姿もあった。

Photo: Andrew Matthews - WPA Pool/Getty Images

この時、エマの鞍に掛けられていたのは、女王が愛用していたフローラル柄のヘッドスカーフ。ヘッドスカーフは、プライベートで乗馬や散策、競馬観戦をする際に身につけていたもので、女王のアイコニックなルックの一つと言える。

 2008年、ウィンザー城の敷地内で乗馬を楽しむエリザベス女王。Photo: Max Mumby/Indigo/Getty Images

女王はエルメスのスカーフのコレクターとしても知られ、ヴィンテージのものからカスタムメイドのものまで、さまざまなアイテムを所有していたという。葬儀の様子を見ていた王室ファンは、女王とポニーの絆に感銘を受け、女王の棺が前を通った際に、エマが、女王に向ける女性のお辞儀、カーテシーをしたという目撃談も出ているようだ。

Photo: Glyn Kirk - WPA Pool/Getty Images

なおウィンザー城では、女王の愛犬のコーギー、ミュイックとサンディもスタッフにリードを引かれ、女王と最後の別れをしていた。

Text: Tae Terai