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「フレンズ」のガンター役、ジェームズ・マイケル・タイラーが死去。メインキャストが追悼メッセージを発表。

人気ドラマ「フレンズ」のガンター役で知られるジェームズ・マイケル・タイラーが10月24日(現地時間)、前立腺がんにより永眠した。59歳だった。かつての共演者たちが彼への追悼メッセージをSNSを通じて発表した。
Photo: Warner Bros/Everett Collection/amanaimages

人気ドラマ「フレンズ」のガンター役で知られるジェームズ・マイケル・タイラーが、10月24日(現地時間)に永眠した。59歳だった。2018年に進行性の前立腺がんと診断され、約4年間の闘病生活を送っていた。ジェームズのマネージャーは、彼がロサンゼルスの自宅で安らかに息を引き取ったと明かし、以下の声明文をSNSを通じて発表した。

「もし一度でも(ジェームズ)に会ったことがあるならば、あなたは一生の友人関係に恵まれたことでしょう。彼の思いとレガシーは、これからも彼の最愛の人である妻、ジェニファー・カルノが受け継ぎます。ジェームズは一人でも多くの人を助けたいという思いから、勇気を持って自身の闘病生活と体験談を語り、前立腺のある人は40歳になったら血液検査を受けるべきだと強く訴えてきました。世界中の人々が、彼の演じたガンターを愛していました。しかし、彼を直接知る人たちは、俳優、ミュージシャン、アクティビスト、そして夫とマルチな顔を持つジェームズを心から愛していました」

ジェームズは、1994年から2004年にかけて放送された「フレンズ」で、ジェニファー・アニストン演じるレイチェル・グリーンに思いを寄せるカフェ「セントラル・パーク」のマネージャーのガンターを演じ、6人の主要キャストでこそなかったものの、ファンの間では人気を博していた。

今年の5月に放送された「フレンズ」の同窓会特番にジェームズはZoomで出演し、本ドラマに参加していた10年間を「人生で最も記憶に残る期間だった」と振り返った。翌月にはNBCの「The Today Show」に出演し、同窓会番組のスタジオ撮影に参加できなかった理由、そして自身の健康状態について言及した。

「同窓会番組のスタジオに行って、彼らと実際に会いたかったです。当初は彼らと一緒にステージに立つつもりでしたが、断念しました。無念さは残りましたが、Zoomで会えて、あのような形でも番組に参加できたことがうれしかったです。癌であることを明かして、あのハッピーな場に水を差したくなかったのです」

彼の訃報を受けて、「フレンズ」の主要キャスト陣が追悼メッセージをSNSに綴っている。

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ジェニファー・アニストンはジェームズとの共演シーンの動画をアップし、「フレンズの現場は、あなた抜きでは考えられない。番組、そして人生に数々の笑いを届けてくれてありがとう。あなたがいなくなって、とても悲しい」と故人を偲んでいる。

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またジョーイ役のマット・ルブランク、フィービー役のリサ・クドロー、モニカ役のコートニー・コックス、ロス役のデヴィッド・シュワイマーも、ジェームズの写真とそれぞれの思い出をインスタグラムで投稿している。チャンドラー役のマシュー・ペリーは、ツイッターで追悼メッセージをシェアした。

Text: Radhika Seth 
From VOGUE.CO.UK