エド・シーランがアメリカの賞レースを痛烈批判している。9月12日(現地時間)にMTVビデオ・ミュージック・アワードでニューアルバム『=(イコールズ)』から「Shivers」をパフォーマンスしたエドだが、授賞式の雰囲気には相当不満だったようだ。Audacyの番組「The Julia Show」で、「他人への恨みや憎しみに満ちた空間だった。かなり不快な雰囲気だった」と明かした。
「アーティストたちは素敵な人ばかりだ。でも、彼らの勝利を望む取り巻きに囲まれている。あるアーティストに10人、また別のアーティストに10人、誰もが横目で他人をうかがっているんだ」とアーティストたちが受賞のプレッシャーに晒されていると懸念を示した。そしてアメリカの多くのアワードが自身の母国イギリスとは違うとして、こう続けた。
「MTVやその番組自体とは関係ない。他の全てのアワードもそうだから。ビルボード、グラミー、AMA(アメリカン・ミュージック・アワード)全部。大勢の人間が他人が落ちるのを望んでいる。それが僕は好きになれない。イングランドのアワードは全員が酔っ払って、誰が勝って負けるのかなんてどうでもいい。素晴らしい夜を過ごす類のものだから」
また、そのような感想を持つ人間は自分だけでないという。「こういったアワードについて僕と同じ気持ちの人々がいるんだ。彼らと話すと『私も本当に気分が落ち込んだ』って。単純に雰囲気が良くないんだ。そこには本当に酷い雰囲気が漂っている。終わる頃には悲しい気分になっている。嫌な感じさ」