デビッド・ベッカムが自身の半生をたどるドキュメンタリーの制作をめぐり、Netflixと1600万ポンド(約22億円)の契約を交わしたそうだ。同作は妻のヴィクトリア・ベッカムとの関係に焦点をあてる一方で、幼少期に撮影された誕生日やクリスマスのホームビデオの数々、ヴィクトリアや4人の子ども達のインタビューなども含まれるという。
ある関係者は「サン」紙にこう話している。「Netflixにとっては大手柄です。この番組では人々が普段見ることのないデビッドの全く異なる一面を見られるでしょう。デビッドの家族は皆、記録を残すのが好きで、彼が少年の時から地元新聞の切り抜きや学校での記録、チーム写真など、キャリアを通して記録しているのです。また誕生日やクリスマス、特別なイベントなどのホームビデオや、デビッドとヴィクトリアが付き合い始めた頃のデートの話など笑えるものもありますよ」
またサッカーチームのインターマイアミ設立や慈善活動などにも触れるそうで、「カメラクルーは、デビッドの今の暮らしも記録しています。さまざまなビジネスで世界中を飛び回る彼を追っているのです」と関係者は続けた。
デビッドは90年代半ばにマンチェスター・ユナイテッドと契約を果たし、1996年8月にプレミアリーグの対ウィンブルドン戦でハーフウェーラインからゴールを決め、一躍有名となった。しかし1998年のワールドカップでは、決勝トーナメントの対アルゼンチン戦で退場を命じられるなど、批判を浴びることもあった。
その1年後には、アイルランドでヴィクトリアと結婚。2002年には対ギリシャ戦で試合終了直前のフリーキックでゴールを決め、同年に開催された日韓ワールドカップへのイングランドの出場権を確保したことで国民的ヒーローとなった。しかし2003年には、当時マンチェスター・ユナイテッドの監督であったアレックス・ファーガソンと大ゲンカをして、その後スペインの名門レアル・マドリードに移籍している。イングランド代表のキャプテンも務めたデビッドは、その後ACミランなどでもプレーし、2013年5月フランスのパリ・サンジェルマンでサッカー選手としてのキャリアを終えた。
Text: Bangshowbiz