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ロレアル社が仏カルーゼル・デュ・ルーヴルにて初のフレグランスイベントを開催

世界中のメディア関係者やインフルエンサーが集ったフレグランスショーケース「The Art & Science of Fragrance」。原材料へのこだわり、サイエンスを通じた革新、フレグランスの創造性、パッケージへの情熱などロレアル社の独自性溢れる製品づくりの裏側をインスタレーション形式で展示した。

ランコムの「ミ・ラ・ク」やジョルジオ・アルマーニ「アクア ディ ジオ」といった定番からプラダの「パラドックス」やYSLの「リブレ」といった新しい香りまで、フレグランス部門の歴史を彩る製品を壁一面に展示。Photo: Jean Picon

世界最大の化粧品グループ、ロレアル社が去る2024年2月にフランス・パリにてフレグランスイベント「The Art & Science of Fragrance」を開催。会場は、同社が1964年から半世紀以上にわたり築き上げてきたフレグランスのポートフォリオが壁一面に展示された導入セクション、ランコム (LANCÔME) 、プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)、イヴ・サンローラン・ボーテ(YVES SAINT LAURENT BEAUTÉ)ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)の4つのブランドの個別ルーム、そしてグリーンサイエンスに基づく抽出プロセス「オスモブルーム」を紹介する原材料のセクションから構成された。参加者は各所で、香りの専門家や製品を手がけたチームのスタッフから、それぞれの創作プロセスや最新の知見などクリエーションにまつわるユニークなストーリーを聞くことができた。

また同会場で行われたイベントでは、ロレアル リュクス事業本部社長のプレジデントであるシリル・シャピュイ、同社サステナビリティ・ディレクターのマリー・ピア・シュルンベルジェ、ロレアル グループ副最高経営責任者バーバラ・ラヴェルノらが登壇したトークセッションも開催。サステナビリティに配慮したリフィルの重要性や、フレグランスのバリューチェーン全体における同社のコミットメント、アイコニックなフレグランスを生み出す秘訣、アートとサイエンスに基づく集団的クリエイティブ・モデルなど、さまざまなトピックについて語られた。

ロレアル グループは2023年11月コスモ・インターナショナル・フレグランスとの独占提携を発表。水を使わず低エネルギーでゆっくりと抽出する「オスモブルーム」を導入することにより、素材の香りを正確に再現することが可能となった。Photo: Jean Picon

2023年よりフレグランスのリフィル販売を行うほか、国外ではセフォラと提携して店頭での補充販売の試験運用もスタートしている。Photo: Charlotte Evrard

問い合わせ先/日本ロレアル 03-6911-8100
www.loreal.com

Text: Makiko Yoshida