「クレヨンしんちゃん」インドネシアで、ポルノぎりぎりと判定される

2014.10.03 19:59

下半身を見せたり、きわどい言葉を発して、20年以上日本の子ども達を楽しませ、親達を困らせてきた「クレヨンしんちゃん」が、インドネシアの監査機関から「ポルノぎりぎり」という判定を受けたことを、英国紙、ガーディアンが報道しています。

インドネシア放送協会は、「クレヨンしんちゃん」シリーズを放送している私営放送局RCTIに対し、「わいせつな」シーンをカットするか、このアニメのメインターゲットである小さな子供が見られない遅い時間帯に放映する事を求めています。

放送協会のメンバーは、この作品が、スペイン、マレーシアを始めとする数カ国で、子供に見せないように対処されていると主張します。

しかし、「クレヨンしんちゃん」を2000年からインドネシアで放送しているRCITは、人気のアニメを検閲するという公式の圧力に抵抗する構えです。

ガーディアンによれば、東京のベッドタウンに両親、妹、ペットの犬と暮らす、しんちゃんは、今までにもアニメやテレビ、映画が公開された日本国外で、異文化の感覚に挑戦してきました。

インドでは2008年に、放送省が裸の描写が多く下品だと反対し、放送中止になりましたが、翌年、不適切なシーンがカットされ再び放送されるようになりました。韓国やベトナムでも、このマンガは検閲官と衝突しています。

それでも臼井儀人氏の漫画が原作となったアニメは非常に人気が高く、今まで、英語、中国語、ヒンディー語を含む12カ国語以上の言語に吹き替えられています。

Japanese children’s cartoon Crayon Shin-chan branded pornography
http://www.theguardian.com/world/2014/sep/24/japanese-children-cartoon-crayon-shin-chan-pornography-indonesia

「クレヨンしんちゃん」インドネシアで、ポルノぎりぎりと判定される

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