妊娠線のできやすさも遺伝だった！できちゃった人のための根拠あり対策法3つ

2013.10.07 09:05

無害とはいえ、妊娠線ができてしまうのは女性には大ショック！なもの。妊娠中からせっせと予防クリームを塗っていたというママも多いのでは。この妊娠線ですが、できやすさにも実は遺伝子が関係しているという恐怖の事実が最近の研究で判明したのです。

『Journal of Investigative Dermatology』に掲載されたこの報告は、個人向けにゲノム解読サービスを提供するバイオテクノロジーのベンチャー会社である23andMeが行った研究結果です。3万3,930人ものDNAを調査し、内、4,967人は、強い妊娠線を持った女性だったといいます。

結果、4つの遺伝子－ELN/SRPX/HMCN1/TMEM18－の変異が、妊娠線ができてしまう確率を40％も上昇させることが分かったのです。特に、ELN (aka elastin)が妊娠線と深く関わっているそうです。

この調査を行った同社のリサーチダイレクターであるジョイス・タン博士は、この結果が、将来もっと効果的な妊娠線予防と治療に役立てばと願っているとのこと。

残念ながら、できてしまった妊娠線を完全に消滅させることは難しいようですが、科学的にもその効果が証明されている対策をご紹介しましょう。

●Tretinoin Creamトレチノインクリーム
レチノA（トレチノイン）クリームは、できて数ヶ月のまだ赤みがかった妊娠線に効果を発揮します。『Advances in Therapy 』という調査では、出産後の女性が3ヶ月間トレチノインクリーム（0.1％）を塗り続けたら、妊娠線が20％短くなったという結果が報告されています。

●マイクロダーマブレーション
皮膚の表面に細かい粒子を吹き付け、老化角質を取り去る事でターンオーバーを促進し、表皮の入れ替わりを促進させることによって、メラニン色素がお肌の外に排出されやすくなり、色素沈着が改善する治療法です。1回のトリートメントに＄150（約1万4,800円）かかりますが、5回のセッションで半分以上の女性の妊娠線が著しく目立たなくなったというマイアミミラー医科スクール大学による研究結果もあります。この治療法は古い妊娠線にも効果を発揮するとか。

●レーザートリートメント
レーザーテラピーにより、コラーゲン、エラスチン、メラトニンの生産が促され、黒ずんだ皮膚のピグメント再生が加速されます。そのため、できてから何年もたっている妊娠線にも効果があります。1回のトリートメントは＄300～750（約2万9,500～7万3,700円）、皮膚の状態によりますが数回のセッションは必要となるでしょう。

参考：What REALLY Causes Stretch Marks
http://blog.womenshealthmag.com/scoop/what-really-causes-stretch-marks/

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