『子連れバツイチ、最後の恋は沼でした。』が話題!

【漫画】シングルマザーを助けたのは隣に住む年下のクズ大学生…?思わず沼る展開に「こういうのに弱い」「めっちゃ刺さる」と反響

2024.05.03 18:30
『子連れバツイチ、最後の恋は沼でした。』が話題!

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、餅本もよさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「シンママが年下クズに救われる話」だ。4月25日時点で3.3万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。この作品は6月1日に発売される『子連れバツイチ、最後の恋は沼でした。』の第1話に収録されている話だ。今回は作者の餅本もよさんに制作の背景を伺った。

シンママの隣に住むのは女を沼らせる大学生だった

主人公の灯子は、一人娘・ことちゃんと2人で暮らすシングルマザー。

過去の経験から「パートナーはいらない」と決意し、男には頼らないで生きていこうと決めていた。

ある日、登園中に公園に寄ると「今何か落としましたよぉ」と酔っぱらってベンチで寝ころんでいる男性が声をかけてきた。助けられたとはいえ、ことちゃんと関わらせないようにしないと……と思っていると、何とその男性は隣に住む大学生・楠永雪だった。

灯子とことちゃんが帰宅すると、雪が朝とは違う女の子を連れている現場に遭遇。雪は「引っ越してきたのはきみだったのかぁ…お名前は?」と、ことちゃんに話しかける。そんな雪に灯子は「学生なら授業に出なさい!」と喝を入れた。

新しい職場では女性社員が裏で「子ども理由に半端な仕事されるのきついよねー」と話しているのを聞いてしまい、完璧に仕事をこなす灯子。そのせいでことちゃんのお迎え時間はギリギリになってしまい、夜にまた持ち帰った仕事をするというハードスケジュールをこなしていた。

そのため疲労が重なり、ある朝に灯子は倒れてしまう。

そんな灯子を助けたのは雪だった。

実際に漫画を読んだ人達からは「面白いから見てほしい」「沼ですこれ」「めっちゃ刺さる」「最高すぎる」「こういうのに弱い」と、いった声があがっている。

今回は、作者・餅本もよさんに『シンママが年下クズに救われる話』の制作について話を伺った。

作者・餅本もよさんの創作背景とこだわり

――「シンママが年下クズに救われる話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。

今の自分が一番深く描けるものは何かなぁと考えた時に「残念な男」と「子育て」この二つしかないな、と思ったのが始まりでした。私は短所が目立つ男の子を描きがちなので、これをできる限りあり得ない組み合わせにしてカップルにしてしまおうと思いました。また、担当さんがクズキャラに大変造詣が深いこともかなり助かりました。

また、恥ずかしながら私自身、母親としてはかなりポンコツな自覚があり「こ、子育てしんどい…」と思うことがしばしばありました。また、体力少なめで定期的に外でも倒れてしまう体質の私は「今、私がこのまま起き上がれなかったら、子どもたちはどうなってしまうんだ…」「一人で子育てしている人は一体どうやって…(がくり)」というようなことを、冷たい床の上でよく考えていました。すぐに頼れる身内もいなかったりして、それこそ「クズの手でも借りたい」というような。そして、「どうせ漫画にするならスパダリ属性クズがいいだろう」ということでそれを具体化しました。

――「シンママが年下クズに救われる話」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?

こだわっている点はヒロイン・ヒーローともに「なるべく読み手が共感できるキャラである」ことです。 

シンママの恋愛(しかも相手がクズ)というテーマはどうしても難しいので、「子育てより恋愛優先なんて」だとか、「子どもがかわいそう」と思われるような話にはしたくない。世間はどうあれ、歳の差でもクズでも、それぞれの人生が交わった結果の一つとしていろんな幸せがあると思います。互いに無い部分で支え合うこの二人(三人)のバランス感を大事にしたいです。 

主人公の灯子さんであれば、「このママはなかなか拗らせてるけど、かわいいなあ」だとか、雪くんであれば「どうしようもないけど優しい子だな」などと親しんでもらいたい。また、娘のことちゃんは何よりも大事にされている存在です。

また、ここを見てほしいというところは、強いて言えば一話がとにかく初心者爆発だったので、作者の絵の変化を追ってみると面白いかもしれません。

――『子連れバツイチ、最後の恋は沼でした。』の見所やお気に入りのシーンなどあればお教えください。

見どころは8話〜9話でしょうか。クズが急に男を出してきたりだとか、カタブツ灯子さんが思わず雪くんを意識してしまうところなどはなかなか趣があります。

また、ことちゃんは全体的に癒しなので、4話で雪くんにキュンキュンしてしまうところや、6話でフラれた大家さんに圧倒的正論でぶちのめすところなどはお気に入りです。子どもはいつでも真理です。

――普段漫画を描かれる際にストーリーやキャラ設定はどんなところから着想を得ることが多いでしょうか?

元々、色々な経営者の方の人生を4コマ漫画にするような仕事もしていたので、その方々から聞いたお話は本当に糧になりました。その中にはシンママでパートナーさんと幸せに活躍されている方もたくさんいて、心から尊敬しています。

また、それぞれのキャラに明確なモデルはいませんが、自分の大学時代〜現在関わっている人たちの性格や自分の性格が混ざっていたりするなと感じます。また、実際の職場の子育てママあるある話を聞いて取り入れたりと、なるべく現実の話ベースで作っています。

――餅本もよさんの今後の展望や目標をお教えください。

今後も、家族の幸せと健康をだいじに生きていきたいです。

自分の楽しさが伝わる漫画を描きたいです。

――最後に餅本もよさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

人生の中の大切な時間を使って読んでくだっていることが、私にとっては奇跡のように嬉しいことです。本当に本当にありがたいです!

そしてその人生はあなただけのものなので、自分の求めるものが見つかった時はぜひ正直に楽しんでください。 世間の目を気にしすぎずに、時には休んで、お幸せに〜!

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