YouTuber・YURAMEが大腸がんを公表。 ステージ3で余命3年宣告とするも診断書などの提示はなし

今年4月にがん発覚

YURAMEは22日に投稿した「【ご報告】ガンで余命宣告されました。治療はしません。」の中で、「今年の4月に大腸癌が見つかりました」と報告。
去年の9月ごろより貧血や血便などの症状が相次いだことに違和感をおぼえ、大学病院での精密検査の結果がんと診断されたと、発覚までの経緯を語りました。

動画の中でYURAMEは「余命3年だと宣告を受けました」「進行度がステージ3で、手術をしたとしても癌が再発する可能性が高い」として、深刻な病状であることを説明。
「闘病生活は絶対に送りたくない」との思いから、がん治療などは受けない方針であることも明らかにしています。

自身の身の上も初告白

この動画の中でYURAMEは、これまで明らかにしていなかった自らの身の上についても初めて告白しています。

僕は3歳になるまで養護施設で育ちました。（中略）
その後里親に引き取られ、18歳になるまで里親のもとで生活をしていました。

僕が里親のもとで育ったということは僕以外誰も知りません。

今年4月に投稿した動画では、2019年より一人暮らしをしているのは「親が厳しいので受験に失敗したら家を追い出された」ためだと説明していましたが、今回の動画では「里親のもとで育つ子は18歳になるまでしか里親の元で生活できないという国のルール」が本当の理由であったことを明らかにしました。

以前は3歳まで養護施設で育ち、その後里親に引き取られるのが普通だと考えていたものの、とあるテレビのドキュメンタリー番組を見たことをきっかけに、里子である自らの境遇の特殊さに気がついたとコメント。
そのことを問いただした際に両親から「私達は家族じゃない」「血も繋がっていない」「君は18歳になるまでここで生活できるだけだよ」といった返答をされたことも明らかにすると、当時の経験を「12歳の僕にはあまりに悲しい返事」「その言葉が心に深く刺さったことを今でも覚えています」と振り返っています。

がんをきっかけに活動を再開

学生時代にYouTube活動を始め、東京から大阪までヒッチハイクで移動する動画など、さまざまな“やってみた”企画で知られていたYouTuberのYURAME。
45万人以上の登録者を抱える人気チャンネルでありながらも、2018年に突如SNSの更新を停止し行方をくらませたため、ファンから心配の声が上がっていました。

その後今年4月に「ブラック企業で働く社畜の1日ルーティーン」を公開し、YouTube活動を再開。
2019年頃にはYouTube活動の収益を利用して海外旅行を繰り返して過ごしていたこと、現在はあるブラック企業の社員として働いているなどと話していました。

また今回の動画では、「もし癌が見つかっていなかったらyoutubeには二度と戻らないつもりでした」と、YouTube活動の再開はがんの発覚がきっかけであったことにも言及すると、「皆さんにとってはどちらが良いことなのか分からないと思います。僕が癌になっていなかったらyoutubeは二度とやらなかったし」といった冗談も口にしています。

20代での大腸がんはごく稀

国立がん研究センターの統計によると、2018年に新たに大腸がんと診断された20～24歳の男性はわずか46人、罹患率は10万人あたり1.1人。
2019年の1年間で死亡したのは5人で、これは10万人あたり0.2人という割合です。
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このように、20代前半で大腸がんと診断されるケースは非常に稀。
2019年に当時26歳だった野球選手の原口文仁選手が大腸癌であることを発表した際にも、医師の谷光利昭氏が「年齢を聞いて、びっくりしました。２６歳。この年齢での大腸癌の患者さんにあまり遭遇することがないから」「私の２６年間の医師生活で、２０代の進行大腸癌の患者さんにお会いしたのは１人だけ」と驚きを綴っていました。

なおYURAMEは今回の動画を撮影するにあたって、口頭で自身の病状について説明するのみで、診断書などの書類は一切提示しておらず、実際に診断を受けたかどうかは明らかではありません。