(左から)RYUCHELL(りゅうちぇる)、玉城デニー沖縄県知事/画像提供:ユニバーサルミュージック

RYUCHELL(りゅうちぇる)、沖縄県知事から「ちぇるちぇるランド」“公認”される

2019.04.23 13:41

アーティスト“RYUCHELL”として音楽活動を行うタレントのりゅうちぇるが22日、沖縄県知事を表敬訪問した。


RYUCHELL、沖縄県知事を表敬訪問

初のアルバム作品「SUPER CANDY BOY」を引っさげて、アーティスト“RYUCHELL”としては初めて地元“ちぇるちぇるランド”に凱旋。沖縄県庁を訪れ、全国的に活躍しているRYUCHELLを普段から注目をしていたという玉城デニー沖縄県知事に表敬訪問を実施。

玉城氏は、個性的でキラキラと輝いている今のRYUCHELLがどのように育ったのか興味を持っている様子で、お互いの家族について話が弾んでいた。

RYUCHELLは「小さい頃から派手なファッションが好きで、メイクも好きだったから、母親に心配されて『普通の男の子はそんなことしないよ』と注意を受けたこともある」と明かし、「でも自分のことを心配してくれるからこその言葉だと、ちゃんと親からの『愛』を感じていた」というエピソードを紹介。玉城氏は、とても感銘を受けた様子で、家族や地元といった「帰る場所があることの大切さ」を感じ合った対談となった。

RYUCHELL、沖縄県知事から「ちぇるちぇるランド」“公認”される

(左から)RYUCHELL(りゅうちぇる)、玉城デニー沖縄県知事/画像提供:ユニバーサルミュージック
(左から)RYUCHELL(りゅうちぇる)、玉城デニー沖縄県知事/画像提供:ユニバーサルミュージック
最後に「ずっと“ちぇるちぇるランド”って呼んでてすみません!」と切り出したRYUCHELL。玉城氏は「デニーズを僕の店だと言っているようなもんですから」と応じて、晴れて“ちぇるちぇるランド”が公認された一幕もあった。

RYUCHELL、母校にサプライズ登場

RYUCHELL(りゅうちぇる)/画像提供:ユニバーサルミュージック
RYUCHELL(りゅうちぇる)/画像提供:ユニバーサルミュージック
また、同日には、卒業後初めて母校の高校をサプライズ訪問。リリースイベントでの帰郷に際して、4月に入って新入学・進級を迎えたばかりの後輩たちにメッセージを贈りたいという想いから、今回の訪問が実現した。

昼休みの集会ということで体育館に集められた全校生徒821人が静かに先生の話を聞く中、ステージに突然RYUCHELLが登場。すると、驚きと興奮で割れんばかりの歓声が。「りゅうちぇるー!!」という大きな掛け声が飛び交う中、生徒達はステージに駆け寄り、一気に熱気が溢れ出した。

RYUCHELL(りゅうちぇる)/画像提供:ユニバーサルミュージック
RYUCHELL(りゅうちぇる)/画像提供:ユニバーサルミュージック
RYUCHELLは、「高校時代は、ようやく本当の自分を出せるようになった時期で、僕の人生の中で本当に大事な時期でした。将来やりたいことがある人、まだ見つからない人、いろんな子がいると思うけど、自分を愛して自分らしく生きていくことが、将来につながっていく」と自分の経験をふまえて後輩たちにエール。

RYUCHELL(りゅうちぇる)/画像提供:ユニバーサルミュージック
RYUCHELL(りゅうちぇる)/画像提供:ユニバーサルミュージック
大きな歓声に見送られながら、「本当は自分がパワーを後輩のみんなに届けに来たけど、逆に皆さんのエネルギッシュなパワーをたくさんもらっちゃいました。もっと一緒にいたかった!」と、念願の母校訪問に感激しきりだった。

RYUCHELL「負い目みたいなのもあって…」

RYUCHELL(りゅうちぇる)/画像提供:ユニバーサルミュージック
RYUCHELL(りゅうちぇる)/画像提供:ユニバーサルミュージック
前日21日には、沖縄・宜野湾コンベンションシティと那覇メインプレイスの2ヶ所でリリースイベントを開催。全国10ヶ所に渡って開催してきたミニライブと2ショット撮影会だが、初の地元開催とあって多くのファンが両会場に詰めかけた。

RYUCHELL(りゅうちぇる)/画像提供:ユニバーサルミュージック
RYUCHELL(りゅうちぇる)/画像提供:ユニバーサルミュージック
ライブの途中のMCでは、「“声が高い”“仕草が女の子っぽい”とからかわれて、本当の自分を出せなかった時もあったから、自分の中ではちょっと逃げるような感じで沖縄から原宿に上京したという、ちょっと負い目みたいなのもあって。でもこうやって皆さんがいつも温かく迎えてくれるので、やっぱり地元は自分にとって特別な場所だなと、改めて思います。皆さんのことが、大好きです」と地元愛を熱弁。

会場はファンの大きな拍手に包まれていた。

RYUCHELL、温かい愛に包まれた凱旋に

リリースイベントの様子/画像提供:ユニバーサルミュージック
リリースイベントの様子/画像提供:ユニバーサルミュージック
より自分らしく生きるために、自分の居場所を求めて原宿へと飛び出していったRYUCHELL。しかし、本当の自分を出せなかった過去を乗り越えて、コンプレックスや葛藤を包み隠さず音楽を通じて発信し始めた今だからこそ、地元への愛をストレートに表現できているのかもしれない。

ファン、母校の後輩たち、そして玉城沖縄県知事と、RYUCHELLにとって数多くの温かい愛で包まれた“ちぇるちぇるランド”への凱旋となった。(modelpress編集部)

RYUCHELLプロフィール

1995年9月29日、沖縄生まれ。「普通」の男の子像からはみ出している自分に、生きづらさを感じていた学生時代。その状況を変えたいという気持ちからTwitterを始め、偽りない自分を発信し始める。

高校卒業後、どんな個性も受け止めてくれる街「原宿」に上京し、ありのままの自分を表現していくことを決意。オリジナリティあふれるファッションセンスで、ショップ店員をするかたわら読者モデルとして活躍。その後、テレビのバラエティ番組出演をきっかけに、奔放なキャラクターで全国区のタレントとなる。討論番組へ出演した際に、自分の意見への共感が励みとなり、それ以来メッセージを詞にして書き溜めるように。

そして2018年、その想いをより広く伝えるために音楽活動を本格始動。「自分の色を取り戻そう」をテーマに掲げ、2月14日にデビューシングル「Hands up!! If you’re Awesome」をVirgin Musicより配信リリース。8月15日に、7月に誕生した息子「リンク」への想いと愛妻ぺこに向けた感謝の気持ちをつめこんだメッセージソング、「Link」を配信リリースした。

そして10月17日には「渋谷ダイバーシティエバンジェリスト」就任をきっかけに、ダイバーシティ(多様性)を認め合う素晴らしさを歌った「Diversity Guys!」をリリース。さらに2019年2月6日には、結成30周年を迎えるLINDBERGの名曲「今すぐKiss Me」を配信リリースし、TikTokバレンタインキャンペーンで反響に。

勢いそのままに、4月10日は初のアルバム「SUPER CANDY BOY」をCDリリース。メディア、SNS、そして音楽を通じて、メッセージを発信し続けるRYUCHELLに目が離せない。
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