芳根京子(提供写真)

芳根京子「怖いから戦う前に逃げたこともある」初主演舞台に挑戦<母と惑星について、および自転する女たちの記録>

2018.09.20 11:02

女優の芳根京子主演の舞台「母と惑星について、および自転する女たちの記録」が2019年3月より紀伊國屋ホールはじめ、全国で上演される。芳根は舞台初主演となる。

同作は、蓬莱竜太氏が書き下ろし、2016年に旧パルコ劇場にて最後を華々しく飾った舞台。国外での活動も行っている日本を代表する演出家、栗山民也氏が、パルコ劇場最後の新作舞台のために立ち上げた意欲作だ。そんな作品の再演となる。

芳根京子初主演舞台

テーマは命。普遍的で、それでいてさまざまな色や形をもつ「家族」。蓬莱氏が母と三姉妹の女性4人を中心に描く家族の在り方は、特に母と娘という関係にひそんでいる独特の愛憎を浮かび上がらせる。そして、栗山氏の人間への深い洞察力により、悲しくも愛しい「家族」と「女たち」の「生きる」姿と形を描き出す。

出演は新キャストを含め、実力派女優4人が集結。三姉妹の三女:シオには芳根。舞台は15年「幕が上がる」に続き2度目の出演となり、今回が初主演舞台となる。母親には、キムラ緑子。芳根、キムラの2人の新キャストを迎える。そして、鈴木杏が次女役を、田畑智子が長女役を務める。

「家族とはなにか」「女性の生き方とは」など壮大なテーマの中で、クセのある母娘4人の愛憎による人間らしさ溢れる壮絶なドラマとなっている今作。母親を亡くした三姉妹が放浪の中、それぞれが抱える悩み、葛藤にどう向き合うのかを描く。

(左上から時計回りに)芳根京子、鈴木杏、キムラ緑子、田畑智子(提供写真)
(左上から時計回りに)芳根京子、鈴木杏、キムラ緑子、田畑智子(提供写真)

舞台への苦手意識…芳根京子の告白

舞台初主演となる芳根は「実は、舞台は怖いと勝手に苦手意識を持っていて、怖いから戦う前に逃げたこともあるんですが、マネージャーさんから『怖いは理由にならない』って言われたんです」と告白。しかし、先輩のアドバイスなどもあり「純粋に舞台をやってみたいと思いました」と前を向いた。

今作への出演を「一歩踏み出せなかった中で今回のお話しをいただいて、しかも4人しか出ないので、舞台と向き合うのにすごくチャンス」と受け止め、「どうなるか想像がつかないのですが、絶対乗り越えたいです」と意気込んでいる。(modelpress編集部)

芳根京子 コメント

― 出演が決まった時の気持ちをお聞かせください。

すごくドキドキしています。これから本当に始まるんだぁって(笑)。実は、舞台は怖いと勝手に苦手意識を持っていて、怖いから戦う前に逃げたこともあるんですが、マネージャーさんから「怖いは理由にならない」って言われたんです。一度「幕が上がる」で舞台に出演した際、同世代の方が多くて純粋に楽しかったのですが、今感じているのは“舞台”の楽しさなのかなって疑問に思ったんです。舞台によく立たれている方が悩んでもがいて舞台を創り上げている姿を見ていたので「あ、違うかも…。」って感じて。勝手に大きな壁を作ってしまったのかもしれません。

そういった経験もあり、以前から先輩方に「舞台を若いうちにやったほうがいい」とアドバイスをいただいていたんですが、あまりピンとこなくて…。でも、みなさんが言うってことは私には見えていない理由があると思いますし、実際に挑戦して自分もその感覚を味わって、今後私も後輩にかっこよく言いたいと思ったんです(笑)。そして、何より純粋に舞台をやってみたいと思いました。

一歩踏み出せなかった中で今回のお話しをいただいて、しかも4人しか出ないので、舞台と向き合うのにすごくチャンスだなと思います。栗山さんにもご指導いただけるので、舞台を創る楽しさを感じられるのかなと楽しみですし、どうなるか想像がつかないのですが、絶対乗り越えたいです。

― 作品の印象はいかがですか。

初演は映像で拝見させていただきました。今回の役を志田(未来)さんは今の自分と同じ年齢で演じられていたということで、自分は果たしてあそこまでいけるのか、とても不安です。

でも新しい挑戦だからこそ、とっても大きな壁ですが周りのみなさんに「芳根がんばってんなー。」と思われるように、先輩方にアドバイスを頂きながら乗り越えていきたいと思います。

台本を読ませていただいて、自分の役の台詞にチェックをしていたら蛍光ペンが一本なくなるほど台詞が多かったんです(笑)。

でも、それだけセリフをいただけるというのはとても幸せなことなので、一言一句大切にしながら、生のお芝居の楽しさを自分でも感じたいですし、観に来てくれたお客さんにも感じてもらえたら嬉しいです。

シオちゃんという役は素の自分に近い等身大の役だな、という印象を受けました。なので、自分の中から出てくる感情を大切にしなきゃなと思いますし、長崎弁を頑張らないといけないので、きっと苦しむ三ヶ月になるんじゃないかなと思ってます(笑)。でもやりがいがあるし、いろんな景色が見えてくるんじゃないかなと思うので、やるからにはどんとこい!って気持ちで挑んでいきたいなと思ってます。

― 本作への意気込みをお願いします。

私自身もすごくワクワクしています。

前回を観られた方も楽しんでもらえないと、もう一度やる意味がないと思うので、そのプレッシャーはあります。

まだイメージがわかないけど、映像作品をいろいろやらせていただいた中で、舞台で生きる新しい私を見せられると思います。きっと今までにやったことがない役で新鮮に思っていただけるんじゃないかなと思いますし、みなさんが引き込まれるような生のお芝居を感じていただければなと思います。

SNSでも「舞台やらないんですか」とか、地方の方々には「イベントで地元に来てくれませんか」とお声かけをいただいていたので、今回、色んな場所に行けるのがとても楽しみですし、実際に足を運んでいただけると嬉しいです。
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