尾野真千子(写真中央)がアクション&濡れ場に挑戦(C)テレビ朝日

尾野真千子、濡れ場&アクションに体当たりで挑戦「濡れます」

2016.08.24 06:00

女優の尾野真千子がテレビ朝日系ドラマスペシャル「狙撃」(秋放送)で主演をつとめる。同作は、激しいアクション、濡れ場、逃走劇、銃撃戦など手に汗握るシーンに彩られた、ハードボイルドな本格警察ドラマとなっており、尾野が体当たりで挑む。

共演には阿部サダヲ佐藤浩市ら。初共演となる3人は、警察内部の権力闘争を根源とするある次期首相候補狙撃事件に絡んだ、大がかりな隠ぺい工作に挑む硬派な刑事を熱演。原作は2010年に永瀬隼介氏が上梓した本格警察小説「狙撃 地下捜査官」(角川文庫/KADOKAWA刊)で、尾野は女性刑事・上月涼子を演じる。

豪華キャストが集結

15年前、自分の身に起きたある事件をきっかけに、立場の弱い人間が追いやられる社会への憤りを胸に刑事になったものの、上司との不倫で女の自分だけが裁かれるというまさに社会の図式に飲み込まれ、生きる意味を見出せないまま左遷先の所轄に勤務している涼子。「死んでも自分以外悲しまない」と言う涼子は、危険な囮捜査にも犯罪者への制裁にも一切のためらいを見せない。

15年前に起きた「次期首相候補狙撃事件」を、監察官として捜査することになった尾野演じる涼子の前に現れるのは、さまざまな思惑を持った組織の人間たち。刑事が刑事を欺く、組織の内なる闇に鋭く切り込む本格警察小説のドラマ化にふさわしく、豪華キャストが集った。

事件の一部始終を記録した通称“呪いのファイル”の開封キーを隠し持つ公安刑事の貴島彰に阿部、“カメレオン”のあだ名を持つ神出鬼没の監察官に北村有起哉、フリージャーナリストに転身し事件の真相を追う元公安刑事に小市慢太郎、涼子が最初に内偵する元不倫相手の警視庁刑事に眞島秀和、狙撃事件でターゲットとなった刑事畑出身の国務大臣に柄本明、“呪いのファイル”の開封キーを恋人の貴島に託した公安刑事に鈴木杏、涼子の人事権を握る警務部長にでんでん、狙撃事件当時の警視総監に長谷川初範、阿部演じる貴島を追い詰めるマムシのような公安刑事に松重豊、そして、涼子をこの事件捜査にスカウトする直属の上司・鎮目役には佐藤を配役。

偽装、裏切り、隠ぺい、謀略が渦巻く組織の中で、涼子と貴島、そして鎮目は目指す正義を貫くことができるのか。そして、15年前の真犯人は。衝撃と戦慄の結末が描かれる。

「狙撃」劇中カット(C)テレビ朝日
「狙撃」劇中カット(C)テレビ朝日

阿部サダヲ&佐藤浩市が語る尾野真千子の印象

今作について「やり応えのある作品で、いろんな方といろんな芝居ができとても楽しかったのですが、大変がほとんどでした(笑)。撮影期間は20日間くらいで短い方なのですが、長く感じました」と充実ぶりをうかがわせる尾野。濡れ場にも挑戦し「私の濡れ場?はい、濡れます(笑)」とコメントした。

主演の尾野と初共演となった阿部は「尾野さんとお芝居するのはほぼ初めて。一回だけ共演したことはあるんですけど、すれ違うだけの役だったので、ちゃんとおしゃべりしたのも今回が初めてでした」と振り返り、「尾野さんは明るい方。面白いし、いろいろな映像作品に出ていらっしゃいますが、その意味が分かります。現場も楽しくなるし、僕はあまりしゃべる方じゃないので、ああいう方がいるといいですよね」と印象を紹介。

佐藤も「尾野さんは、本番前と本番でパッとスイッチを変えられる稀有な女優さん。男性的とも言えます。それを見るのがおもしろいので僕は彼女と一緒に仕事をしたいと思うし、今回のこういう芝居をどうされるのかにも興味がありました」と彼女に賛辞を贈った。

印象的なシーンには「尾野真千子の濡れ場だろ」とあげるも「ごめん、俺見てないけど(笑)」と茶目っ気たっぷり。また「僕の出演は、尾野真千子の結婚祝いです!」とユニークに答えた。(modelpress編集部)

「狙撃」劇中カット(C)テレビ朝日
「狙撃」劇中カット(C)テレビ朝日

尾野真千子 コメント

やり応えのある作品で、いろんな方といろんな芝居ができとても楽しかったのですが、大変がほとんどでした(笑)。撮影期間は20日間くらいで短い方なのですが、長く感じました。毎日何が起こるかわからなくて、驚かされることの方が多かったように思います。そんな中でも、共演者の方や一緒の時間が多かった佐藤さんと笑いあって、楽しんでいる自分がいました。

本当に佐藤さんがお相手で良かったです。バカを言おうが真剣に話そうが、すべて受け入れてくれて、緊迫することが嫌いな私の無茶にも応えてくださり、本当に優しく包み込んでくれました。

・役づくりについて

あえて台本を読み込みませんでした。様々なことが起こる話なので、まず相手を見ようと。たとえば鎮目はどんな人なのか、読んでいるときに決めたくなくて、演じながら冷ややかな目で見てやろうと思って臨みました。なので、上月涼子はすごい冷ややかな目をした、でも熱いバカな女です。

・印象的なシーン

とにかくいろんなことが起こります。盛りだくさんなので「ここ」と言うのがもったいないです。私の濡れ場?はい、濡れます(笑)。

・みどころ

自分は涙したシーンもあったので、そこに誰かが共感してくれたらいいなと思います。また、スタントもなるべく使わず、みなさんアクションにも頑張りました。涙あり、アクションあり、人間ドラマあり、あっと驚く展開のサスペンスもありの、見ごたえのある大人なドラマになっています。大人にあこがれる若い方にも、なにか引っかかるものがあったらいいなと思います。
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