TOKIO、長瀬智也主演ドラマ主題歌に起用　作詞作曲も担当＜コメント到着＞

長瀬が13年ぶりにフジテレビドラマに帰ってきたということでも話題の今作は、現在「アフタヌーン」（講談社）で連載中の同名漫画が原作。同誌の読者アンケートでは常に人気作品の上位に名を連ね、「マンガ大賞2015」の候補にもなり、今最も勢いのある人気漫画だ。主人公は、長瀬演じる「強烈な変人だが、極めて優秀」と周囲が表する偏屈イケメン天才病理医・岸京一郎。白衣は着ずに手術もしない、偏屈で毒舌で周囲と対立しながらも絶対に命を救う、そんな岸の活躍を描く、これまでにない全く新しい医療エンターテイメントである。

主題歌の作詞作曲は長瀬智也が担当

今回その主題歌にTOKIOの楽曲「fragile」が起用されることが決定。同楽曲は、主演でもある長瀬が原作や脚本を読み、ドラマのために書き下ろした新曲で、咲いて散っていく桜を命と重ね合わせて表現しており、儚さや切なさの中にも力強さを感じることのできるストレートに胸に響くロック・ナンバー。長瀬が作詞・作曲を手掛けた楽曲がドラマ主題歌に起用されるのは、2013年に放送された「泣くな、はらちゃん」（日本テレビ系）の「リリック」と、「クロコーチ」（TBS系）の「ホントんとこ」に続いて3作目となり、フジテレビのドラマとしては初となる。

長瀬は「大切な人を失ったり、大切な人が居なくなった悲しい思いの中、強く生きる桜の木を見て感じる“何か”を歌にしました。この“何か”は聴いてくれた人それぞれが、曲やメロディーにふれて思い描いてくれたらなと思っています」とコメント。また曲のタイトルについて「荷物によく使われることが多い言葉ですが、人の心に落とし込んでもまた新しい表現になると思ったので、ドラマタイトルと同じにさせていただきました」と説明している。

ドラマ「リーガルハイ」シリーズや「デート～恋とはどんなものかしら～」「謎解きはディナーのあとで」「ストロベリーナイト」など数多くの作品を手掛けてきた石川淳一監督も「聞くだけで光景が目に浮かぶ、とても映像的な曲です。せつなく、そして元気になれる、ドラマ『フラジャイル』の主題歌としてテーマやイメージがこれ以上のものはありません」と絶賛。「詩や曲に含まれる長瀬さんの男らしさ、やさしさ、力強さが、主人公・岸に重なってキャラクターに対する愛情がより深くなりました。出演者の皆さん、スタッフと同じ想いで桜を見られる季節が来るのを、この曲を聞きながら待ちたいと思います」と期待を寄せた。なお、同楽曲は来年2月に発売を予定。（modelpress編集部）

第1話あらすじ

壮望会第一病院。白衣で埋まる会議室。神経内科のカンファレンスだ。次々と患者たちの症例が報告され、検討されている中、昨日、階段から転がり落ち入院することになった一人の少女に話は及ぶ。症状は頭部の裂傷、悪心、発熱、下肢の不快感。CT検査では脳の出血は確認されなかった。ただ下肢の不快感に関して、検査はしていないが椎間板変性（椎間板の老化による腰痛）の疑いがあると、担当医師が報告する。神経内科の部長は、それなら患者を整形外科に回すように指示。誰からも異論も出ず、神経内科のカンファレンスは終了･･･と思いきや、白衣の集団の中に一人だけスーツ姿でいる男が、挙手をしていた。

その男は、病理医・岸京一郎（長瀬智也）。岸は、周囲の医師たちが口をそろえて「強烈な変人だが、極めて優秀」と言う、この病院にたった一人しかいない病理医だ。病理医とは手術はせず、組織や細胞を分析して患者の診断を下す医者のこと。患者への治療は、病理医の診断があってから初めて進み出すため、ミスは許されない。そんな重責を担う病理医の岸は、常にスーツ姿で全く医者然とせず、口が非常に悪いため度々、他の医者たちと対峙（たいじ）してしまう。一見、人格破綻者のようにも見えるが何より優先するべきは患者の命という信念があり、相手を完膚なきまでに論破し打ちのめすのも、データと論理に裏打ちされた自分の診断は絶対であるという自信と、患者の命を救いたいという信念の表れである。

そして、岸の“いつもの口撃”が、静まりかえった神経内科の医師たちに向けて始まった。「単に腰が痛いから椎間板変性？―あんた、バカなのか？」そんな岸の姿を神経内科医の宮崎智尋（武井咲）は初めて目の当たりにした。宮崎も実は流れ作業のように、少女を整形外科に回そうとすることに疑問を持っており、一瞬で岸に心をつかまれる。いてもたってもいられなくなった宮崎が、岸と臨床検査技師・森井久志（野村周平）のいる病理診断科を訪ねたことから事態は急展開を見せ、宮崎も病理医で働くことになるのだが…！

岸とは大学の同級生で岸を何かと頼りにする美人外科医・細木まどか（小雪）や、岸の元指導医で教授の病理医・中熊薫（北大路欣也）など、次々と現れる超個性的で取り扱い注意な登場人物たち。その中心にいるのは、何者にも縛られず、自分が正しいと信じるもののために闘い抜く偏屈イケメン天才医師・岸。まったく新しいノンストップ医療エンターテイメントが今、幕を開ける！