上川隆也&志田未来が初タッグ「最高の相棒」
2015.11.10 18:12
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2015年1月にテレビ朝日系で放送されたドラマスペシャル「最後の証人」に続く“佐方貞人”シリーズ第2弾「検事の死命」が今冬、放送されることが決定。同作は作家・柚月裕子氏が弁護士・佐方貞人を主人公に描いた人気シリーズが原作で、上川は勝算ゼロの裁判に挑む弁護士の佐方を演じる。
柚月氏は検事時代の佐方を描いた「検事の本懐」(12年刊)、「検事の死命」(13年刊)を上梓し、佐方シリーズは累計20万部を超える人気作となっているが、今回はその「検事の死命」から短編「死命を賭ける/死命を決する」をドラマ化。ヤメ検弁護士・佐方を主人公とした「最後の証人」がエピソード1とすれば、今回の「検事の死命」は佐方がまだ検事だった時代の物語のエピソード0ともいうべき作品となっている。
今回、米崎地方検察庁検事・佐方貞人が担当するのは、ごった返す電車の中で起きた痴漢行為。女子高生・仁藤玲奈の臀部を触ったとして迷惑防止条例違反の容疑で逮捕された名門女子高教師・本多弘敏は、一貫して「自分はハメられた」と主張。玲奈から「金を払えば許す」と脅されたと打ち明ける。
被害者の玲奈は母子家庭で、毎日をどこか投げやりに過ごす女子高生。一方、被疑者の弘敏は社会的信用の高い教職に就き、名家の婿で、政治家や法曹界の重鎮などの後ろ盾も。佐方は痴漢冤罪事件の真相に挑む。
上川演じる佐方は、無愛想で何を考えているのかまったくわからない、つかみどころのない男。それでいて、裁判がはじまると周囲の誰もが彼の優秀さに舌を巻く、というキャラクターだ。
そして今回、新メンバーとして志田演じる検察事務官・増田陽子が登場。佐方にふりまわされながらも、真相を突き止めるべく奔走する陽子を、志田がひたむきに演じる。
志田も「上川さんは冗談を言って現場を盛り上げてくださったり、常に私たちが演じやすい環境を作ってくださいます」と明かし、印象的なシーンを「上川さんの声がドーンと降りてくるように感じた法廷のシーンです」とあげ「私に向けた言葉ではないのに、まるで突き刺さってくるような鋭さがあり、すごかったです」と刺激を受けたようだ。
また、「最後の証人」で佐方と激しく対立した伊武雅刀演じる検事部長・筒井義雄、松下由樹演じる検事・庄司真生が、今回は彼を手助けする立場で登場するのも見どころだ。ほか、痴漢冤罪事件の裁判で被疑者側の弁護士として佐方の前に立ちはだかる弁護士・井原智之を益岡徹、被疑者・本多弘敏を津田寛治、弘敏の義母・篤子を江波杏子が、それぞれ熱演する。(modelpress編集部)
そんな佐方をサポートしてくださるのが、志田未来さん演じる増田陽子で、彼女は未熟な佐方にとって最高の相棒!喜怒哀楽を明確に出さない佐方のそばで、それを顕著に表現してくれる陽子はその場の雰囲気をしっかりと補填してくれるんです。かゆいところに手が届くといいますか、志田さんはそのシーンに必要なテンションや温度を実に見事にコントロールしてくださり、本当にありがたいですね!
今回は、サスペンス的要素が強い作品。誰が真実をしゃべっているのか、誰が嘘で塗り固めた証言を繰り返しているのか…。痴漢という身近な犯罪だからこそ、そこに向き合う人の内実が浮き彫りになっていきます! 殺人事件や巨悪による犯罪を描いたサスペンスとは違って、“皮膚感覚”というか、ヒリヒリした感覚を持ちながら観ていただける作品になっていると思います。
上川さんは冗談を言って現場を盛り上げてくださったり、常に私たちが演じやすい環境を作ってくださいます。印象的なシーンは、上川さんの声がドーンと降りてくるように感じた法廷のシーンです。私に向けた言葉ではないのに、まるで突き刺さってくるような鋭さがあり、すごかったです。
殺人事件などとは違って痴漢という身近な犯罪を題材にしたドラマですが、佐方検事が劇中で話すように“どんな事件にも関係者の人生がかかっている”ことを改めて実感しました。シリアスなシーンが続く中、陽子の存在にホッとしていただけたらうれしいです。
柚月氏は検事時代の佐方を描いた「検事の本懐」(12年刊)、「検事の死命」(13年刊)を上梓し、佐方シリーズは累計20万部を超える人気作となっているが、今回はその「検事の死命」から短編「死命を賭ける/死命を決する」をドラマ化。ヤメ検弁護士・佐方を主人公とした「最後の証人」がエピソード1とすれば、今回の「検事の死命」は佐方がまだ検事だった時代の物語のエピソード0ともいうべき作品となっている。
今回、米崎地方検察庁検事・佐方貞人が担当するのは、ごった返す電車の中で起きた痴漢行為。女子高生・仁藤玲奈の臀部を触ったとして迷惑防止条例違反の容疑で逮捕された名門女子高教師・本多弘敏は、一貫して「自分はハメられた」と主張。玲奈から「金を払えば許す」と脅されたと打ち明ける。
被害者の玲奈は母子家庭で、毎日をどこか投げやりに過ごす女子高生。一方、被疑者の弘敏は社会的信用の高い教職に就き、名家の婿で、政治家や法曹界の重鎮などの後ろ盾も。佐方は痴漢冤罪事件の真相に挑む。
上川演じる佐方は、無愛想で何を考えているのかまったくわからない、つかみどころのない男。それでいて、裁判がはじまると周囲の誰もが彼の優秀さに舌を巻く、というキャラクターだ。
そして今回、新メンバーとして志田演じる検察事務官・増田陽子が登場。佐方にふりまわされながらも、真相を突き止めるべく奔走する陽子を、志田がひたむきに演じる。
上川&志田のお互いの印象
共演する志田について、上川は「彼女(志田演じる陽子)は未熟な佐方にとって最高の相棒!喜怒哀楽を明確に出さない佐方のそばで、それを顕著に表現してくれる陽子はその場の雰囲気をしっかりと補填してくれるんです」とコメント。さらに「かゆいところに手が届くといいますか、志田さんはそのシーンに必要なテンションや温度を実に見事にコントロールしてくださり、本当にありがたいですね!」とコンビネーション抜群なよう。志田も「上川さんは冗談を言って現場を盛り上げてくださったり、常に私たちが演じやすい環境を作ってくださいます」と明かし、印象的なシーンを「上川さんの声がドーンと降りてくるように感じた法廷のシーンです」とあげ「私に向けた言葉ではないのに、まるで突き刺さってくるような鋭さがあり、すごかったです」と刺激を受けたようだ。
また、「最後の証人」で佐方と激しく対立した伊武雅刀演じる検事部長・筒井義雄、松下由樹演じる検事・庄司真生が、今回は彼を手助けする立場で登場するのも見どころだ。ほか、痴漢冤罪事件の裁判で被疑者側の弁護士として佐方の前に立ちはだかる弁護士・井原智之を益岡徹、被疑者・本多弘敏を津田寛治、弘敏の義母・篤子を江波杏子が、それぞれ熱演する。(modelpress編集部)
上川隆也 コメント
シリーズ2作目ですが、今作は検事時代の佐方を描いた物語で、時系列的にいうとこちらの方が過去にあたります。前作の「最後の証人」では、佐方は検察という組織からドロップアウトしていますが、この時代の佐方はまだ組織の中に身を置いているので、自らの足取りに不安がない。だからこそ、ただ目の前のことに集中し、思いのまま猪突猛進に行動する未成熟な男として、今回は佐方という男を造形しました。「最後の証人」の佐方とつながるよう、自分の中で逆算しながらひとつひとつのピースを探して演じていく作業は、とても楽しいですね。そんな佐方をサポートしてくださるのが、志田未来さん演じる増田陽子で、彼女は未熟な佐方にとって最高の相棒!喜怒哀楽を明確に出さない佐方のそばで、それを顕著に表現してくれる陽子はその場の雰囲気をしっかりと補填してくれるんです。かゆいところに手が届くといいますか、志田さんはそのシーンに必要なテンションや温度を実に見事にコントロールしてくださり、本当にありがたいですね!
今回は、サスペンス的要素が強い作品。誰が真実をしゃべっているのか、誰が嘘で塗り固めた証言を繰り返しているのか…。痴漢という身近な犯罪だからこそ、そこに向き合う人の内実が浮き彫りになっていきます! 殺人事件や巨悪による犯罪を描いたサスペンスとは違って、“皮膚感覚”というか、ヒリヒリした感覚を持ちながら観ていただける作品になっていると思います。
志田未来 コメント
私が演じる増田陽子は、すごく素直な女性です。あまり物事を深く考えず、目の前で起きたことに反応したり、人の言葉を真に受けたり、とにかく率直に感情を出すので、台本を読んで最初に感じたことをストレートにお芝居に出すことを意識しました。対して、上川さん演じる佐方検事は内に熱いものを秘めているのに、それを表に出さないキャラクターです。だからこそ、横にいる私が“これ、おかしいな”と思うことに対して意見を言ったり、感動したり、すぐ浮かれたり…。そういう喜怒哀楽をしっかり出すお芝居を心がけました。上川さんは冗談を言って現場を盛り上げてくださったり、常に私たちが演じやすい環境を作ってくださいます。印象的なシーンは、上川さんの声がドーンと降りてくるように感じた法廷のシーンです。私に向けた言葉ではないのに、まるで突き刺さってくるような鋭さがあり、すごかったです。
殺人事件などとは違って痴漢という身近な犯罪を題材にしたドラマですが、佐方検事が劇中で話すように“どんな事件にも関係者の人生がかかっている”ことを改めて実感しました。シリアスなシーンが続く中、陽子の存在にホッとしていただけたらうれしいです。
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