北乃きい、「アンフェア」SPドラマで篠原涼子と初共演「集大成という内容」

今作は、熱血で破天荒な女刑事・望月陽（北乃）と、ベテラン刑事・山路哲夫（寺島進）のコンビが、アンフェアならではの“哀しき難事件”に挑む物語。今回も、映画の前作と最新作を繋ぎ、約2年半ぶりに新たな物語を展開。予測不可能な展開かつ、“復讐の連鎖”、“罪を犯してしまう哀しき業”という現代の心の闇に迫る、極上のミステリーエンタテインメントに。レギュラーメンバーの北乃、寺島、加藤雅也、阿部サダヲ、そして篠原涼子が集結するほか、ゲストとして、青柳翔、中村俊介、木南晴夏、吉田鋼太郎、吉田羊らが出演、豪華メンバーが揃った。

篠原は第1弾のスペシャルドラマ以来2回目の出演となり、北乃と篠原の共演は、放送3回目にして初。撮影されたのは、事件が新たな局面を迎えていく中盤、望月が犯人と対峙した時にどうするべきなのか悩み始めたところに雪平（篠原）が現れ、その想いをぶつけるというシーン。篠原との撮影について北乃は「篠原さんとお会いするのは今回が初めてなので、楽しみというより、とにかく緊張の一言ですが、まさにもう一つのアンフェアシリーズの集大成という内容に仕上がっています」と話した。

北乃きいが撮影を振り返る

久々に馴染みのメンバーやスタッフに迎えられた撮影初日、北乃は「最初のシーンを撮り終わって“カット！”の声がかかっとき、遠くから監督が“おかえりー！望月～っ！！！”って何度も叫んでくれたのがすごく嬉しかったです。これまでシリーズものをやったことがなかったので、今までにはない“ホーム感”を感じました」と振り返った。

見どころは、熱血で破天荒だった望月が、4年の時を経て精神的にも成長した様子と望月が誘拐された20年前の事件の真相が描かれるシーン。台本を読んだ感想について北乃は「20年前の誘拐事件がついに描かれるのかぁと感慨深いです。20年前の事件を連想させるシーンをたくさん撮ってきましたけど、そのバックボーンはあまり描かれていなかったですから。1、2作目でやってきたことが3作目で生きてくるのは面白いと思います」と作品への思い入れを熱く語った。

寺島進は「すごく大きな存在」

また、20年前当時、望月を助けた先輩刑事でバディ・山路役を演じる寺島との撮影について「寺島さんは自分の中ですごく大きな存在だからこそ、一緒のシーンのときには自然といい緊張感が生まれる。それが、望月と山路の空気感にうまく繋がっているような気がしますし、今回の撮影でも、最初のシーンでその空気を感じとることができました」と程よい緊張感を感じつつ、手応えのある撮影の様子を明かした。

今回、北乃が警視庁内でバディを組むことになるのは、若手刑事・刈谷将を演じる青柳。ある日、警視庁に届いた謎の人形とメッセージの内容から、望月は20年前の誘拐事件との関連性を訴える。しかし上司である浅野義典（中村）がなかなか取り合わなかったところに、刈谷自ら捜査の協力を申し出ることから、行動を共にしていく。

4年間演じた“望月陽”について

最後に4年間演じてきた“望月陽”について北乃は「（望月は）今までよりも人間味が増して、視野が広がったかなと思います。1、2作目は笑うシーンがほとんどなかったのですが、今までの望月では考えられないような表情を見せたり、色々な所がちょっとずつ違っていたり、演じていてすごく楽しいし、より愛着が沸きました。あと、髪も伸びて、少し女性らしくなったかな？」と心も姿も逞しくなった望月の様子を語った。

「アンフェア the special ダブル・ミーニング～連鎖」は、9月15日（火）21時～23時18分、関西テレビ・フジテレビ系で放送される。（modelpress編集部）