木村拓哉「HERO」続編に含み 14年間の集大成が封切り【モデルプレス】

木村拓哉「HERO」続編に含み 14年間の集大成が封切り

2015.07.18 12:51

SMAPの木村拓哉が18日、都内で行われた主演映画『HERO』の初日舞台挨拶に出席した。

この日の公開まで一切の一般試写会を実施してこなかった作品が、ついに封切りされたこともあり「朝早くから僕らキャスト、スタッフが気持ちを込めて作った作品を受け取っていただき本当にありがとうございます」と喜び、「今回の本編はああいう形で終わりました。このまま終わるのか続くのかは皆さん次第だと思います。僕らがワンカットワンカットを積み上げて作った本編をたくさん楽しんでください」と続編制作に含みを持たせた。

木村ら城西支部のメンバーが客席後方の扉から姿を現すと、割れんばかりの歓声が会場を包み込んだ。その熱気に応えるように、キャスト陣はハイタッチでステージへ。木村は「昨日までは本当に僕らキャストとスタッフのものだと自負していましたが、今日をもってみんなものになります。どんな形でも構いませんので、皆さんなりの楽しみ方をしていただければなと思います」とメッセージ。昨年のドラマ第2シリーズから参加した北川は「役を演じるにあたり、最初は心配もありましたが、一生懸命やってきてよかったです。今日この作品がこんなにも愛されていることを目の当たりにし、この作品に参加できたことを光栄に思います」と笑顔を弾けさせた。

木村拓哉が考える『HERO』

左から:鈴木雅之監督、正名僕蔵、吉田羊、八嶋智人、杉本哲太
左から:鈴木雅之監督、正名僕蔵、吉田羊、八嶋智人、杉本哲太
左から:北川景子、濱田岳、小日向文世、松重豊、角野卓造
左から:北川景子、濱田岳、小日向文世、松重豊、角野卓造
常識にとらわれず自らの価値観で真実を追求する検事・久利生公平(木村)を中心に、東京地検城西支部で働く検事とそのサポート役である検察事務官らの活躍を描くドラマ『HERO』。2001年1月、テレビドラマシーズン1は全エピソードの世帯平均視聴率が30%を越える驚異的な数字で、ドラマを見て検事を目指す若者が急増し社会現象にもなった。その後、スペシャルドラマ、2007年に日本映画最大のヒットとなった劇場版を経て、昨年夏にシーズン2の連続ドラマとしてカムバック。そしてこの日、『HERO』が8年ぶりにスクリーンに帰ってきた。

『HERO』はこれまで“2”やサブタイトルなどをつけてこず、そのすべてのタイトルが『HERO』。木村は「14年前、2001年にTVシリーズとして始まって、今日にいたるまでタイトルに変更がないのは、物語に出てくる皆さんが一切ブレずに今日までやり続けてきて、その必要がなかったからだと思います」と胸を張り、“HERO”の定義については「特定の人がヒーローということではなくて、その場に存在する人、今日で言ったら壇上にいるみんなもそうですし、客席の座っている皆さんもその一人と考えています」と持論を語った。

左から:鈴木雅之監督、正名僕蔵、吉田羊、八嶋智人、杉本哲太
左から:鈴木雅之監督、正名僕蔵、吉田羊、八嶋智人、杉本哲太
左から:北川景子、濱田岳、小日向文世、松重豊、角野卓造
左から:北川景子、濱田岳、小日向文世、松重豊、角野卓造
今作では久利生はもちろん、麻木千佳(北川)などドラマシーズン2のレギュラーメンバーはそのままに、かつて久利生の事務官を務めていた雨宮舞子(松たか子)が検事として復活。また、久利生の前に立ちはだかる外務省官僚役で佐藤浩市が登場する。“治外法権の壁”を題材とし、日本の司法が全く及ばない「大使館の壁」の向こう側にある真実に、久利生はじめ城西支部の検事・事務官らが切り込んでいく。

イベントには木村、北川のほか、杉本哲太、八嶋智人、濱田岳、小日向文世、吉田羊、正名僕蔵、松重豊、角野卓造、鈴木雅之監督も出席。進行はフジテレビの軽部真一アナウンサーが務めた。なおこの日の模様は、全国166の劇場にて生中継された。(modelpress編集部)

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