蒼井優、女優引退を考えていた過去「騙している気持ちになりました」
2014.11.03 14:18
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女優の蒼井優が、自身の仕事論を語った。
蒼井は3日、都内にて行われた初の対談本「蒼井優 8740 DIARY 2011-2014」(読:アオイユウ ハナシヲダイアリー 2011-2014)(2014年10月28日発売、集英社)の創刊記念イベントに出席。1999年、ミュージカル「アニー」でデビューして以来、数々の映画・ドラマで活躍する彼女だが、書籍では23歳のときに女優引退を考えていた過去を明かしている。
その後、引退を考え少しの休暇をとったという蒼井だが、その時間こそが彼女をまた演技の世界に引き戻すきっかけになったようで、「それまではプライベートな時間で生の力を吸収して、それをカメラの前にたったときに吐き出すってサイクルで深呼吸していると思ってた。でも、休んでみるとプライベートと仕事の2つから力をもらっていて、2つの車輪だったと気がついたんです。プライベートが仕事につながった。プライベートだけだと、その当時の私は息苦しかったのかなと思います」と胸の内を明かした。
女優引退を考えていた過去
報道陣向けの取材では、当時を振り返り「あまりにも忙しくて、変に器用になってしまったところがあったのか、ある作品で相手の方の台詞を全く聞けていないのに、台本に涙が溢れるって書いてあったところで、涙がきちんと流れたんです。そのシーンをプロデューサーの方に褒められて、騙している気持ちになりました。そういうことはしたくないなって思って。落ち込んだり何かしているわけではないんですけど、このままだと気持ちが追いつかなくなる。言葉でいうとドラマチックに感じるかもしれませんが、そういう一瞬のズレがあって、(女優を)やめようと思っていました」と赤裸々に告白。
その後、引退を考え少しの休暇をとったという蒼井だが、その時間こそが彼女をまた演技の世界に引き戻すきっかけになったようで、「それまではプライベートな時間で生の力を吸収して、それをカメラの前にたったときに吐き出すってサイクルで深呼吸していると思ってた。でも、休んでみるとプライベートと仕事の2つから力をもらっていて、2つの車輪だったと気がついたんです。プライベートが仕事につながった。プライベートだけだと、その当時の私は息苦しかったのかなと思います」と胸の内を明かした。
卓越した演技力とナチュラルな存在感で長きに渡って第一線で活躍し続ける彼女は、女優を続ける事に対し「見る人にとっては夢のある仕事かもしれないけど、私達にとっては現実的な仕事なので、楽しいだけではない」と持論を展開。その厳しさを主張しながらも、「憧れの先輩がいるっていうのは大きいです。先輩方が見ている景色をがんばれば見れるんじゃないかって」と続け、「どういう景色かは分からないけど、今はがむしゃらにお芝居をするだけです」と柔らかな笑顔を浮かべた。
豪華ゲスト33人と対談
同作は雑誌「MORE」にて、2011年5月号より2014年4月号まで3年間連載してきた、対談連載「8740-HA・NA・SHI・WO-」をまとめた著者初の対談集で、蒼井が尊敬する小泉今日子、大竹しのぶをはじめ、山田優、水原希子、佐藤健といったモデルや俳優、さらには羽海野チカやリリー・フランキーといった文化人を含む豪華ゲスト全33名が登場する。また単行本用に、蒼井のこの3年間を1年ごとに振り返るインタビューなども掲載。著者の3年間の歩み、考えがわかる記録集になっている。(modelpress編集部)
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