＜真崎ゆか「Tokyo REAL Style」 Vol．38＞コンプレックスと向き合う

コンプレックスと向き合う

コンプレックスはありますか？
…ひとつもない！と言える人は、なかなかいないと思います。。

きっとすごく小さなことだとしても、「自分のココが嫌」と思うところは誰でも持っていると思います。様々なコンプレックスを、どうにか克服しようと努力してきた人もたくさんいるはずです。

私は…、かなりたくさんのコンプレックスがあります。
声が低くてかすれている。
女の子らしい高い声が出ない。
よく“睨んでいる”と言われる目。
骨太＆筋肉質の体。
関節の太い指。
話下手なこと。
人見知りなところ。
…容姿から中身から、挙げればキリがないくらい出てくる（苦笑）。

二十歳くらいまでは、こんな自分が本当に嫌いでした。
いつも自分に自信がなくて、人のことを羨むばかりでした。

コンプレックスの克服方法は、私の中では大きくわけて二つあります。

まず一つは、自分の嫌なところを自分自身が好きになれるように変えていくこと。

例えば、体型がコンプレックスなのであれば、ダイエットをする。体型をカバーできる服のデザインやコーディネートを考える。それから、自分にはどうにも変えることのできないことは、どうしたら自信をもっていられるかを考える。

私の場合、ずっとスポーツをしてきたせいか、指の関節が太くて、学生の頃から人前に手を出すのが恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなかったんです。昔好きな男の子と手をつないだ時「ゆかって、手、固いよね。。。」って言われたこともあります。。

それを言われて以来、さらに自分の手が醜く思えて仕方なかったんだ（泣）。関節の形や手のかたさを変えることはできないけど（苦笑）、ケアは出来る！今はネイルもできる！

私はネイルをする時、デザインはもちろんですが長さや形にはすごくこだわります。“指が綺麗に見える形に…”って常に意識してやってもらっています。

今では、堂々とブログに自分の手（ネイル）を載せています。ネイルをしている時の自分の手を好きになれています。

“怖い”と言われていた目も、メイクの仕方や表情の作り方でより良い印象に見せることは出来ると思います。

変えることができない…と諦めるんじゃなくて、自分の嫌いなところを好きになる方法を探すことが大切なんじゃないかな。

もうひとつの方法は、人に褒められたことを素直に受け止めること。

自分が感じているコンプレックスって、他人から見ると案外何も気にならないものだったり、逆にすごく個性を感じられたり…ということもあります。

むしろそのほうが多いかもしれないですね。自分がコンプレックスを感じている所を人に褒められた時に、結構卑屈になっちゃうことってありませんか？

「そんなこと言ってどうせ頭の中では変に思ってるくせに…」とか「どうせ社交辞令だ…」とか。

私は自分の声がずっと好きになれずにいました。人前で歌うことが好きなのに、おかしな話ですよね（笑）。

小さい時はよく泣きわめいていたし、学生の頃は部活で毎日毎日大声を出していたから、常にかすれた声。それを自分の個性と自信を持てるまで、ものすごく時間がかかりました。

音楽の専門学校に通っていた頃、ある先生に「ブラックミュージック、R＆Bがよく似合いそうな声だね」と言われたんです。それまでJ‐POPや歌謡曲を好んで聴いていた私にとって、ブラックミュージックはものすごく新鮮な出逢いでした。

海外アーティストだったらTLCやBrandy、日本の方ではAIさんやTinaさんなど、とにかくハスキーな声がすごくセクシーでかっこいいアーティストの楽曲をたくさん聴くようになりました。そこから自分の歌声に対する気持ちが変わったんですよね。

自分の声を活かせる楽曲、歌い方はどんなモノか…って考えて歌うようになりました。その頃から「ハスキーな声質が魅力的だ」と言ってくださる人も増えてきたんです。

それ以前までだったら「いやいや、こんなかすれ声なんて…」って卑屈になっていたのが、素直にその言葉を受け止めることで、さらに自分の声に自信が持てるようになった…というか、愛着が湧いてくるようになった感じですね。

これが私自身なんだ、私の個性なんだ…そうやって自分自身を受け入れるきっかけにもなりました。

褒められることは誰でも嬉しいことだし、自分に自信を持てるきっかけとなることだと私は思うんです。口では謙遜しつつも、心の中で「よっしゃ！褒められたとこをもっと伸ばすぞ！」って、モチベーションがかなり上がる単純な私（笑）。

コンプレックスってマイナスなイメージのものではあるんだけど、私はここ最近“コンプレックスこそ人より輝けるところ！”って思うようにしてるんだ。だって自分が思ってるほど人は気にしてないってよく言うでしょ？

ってことはですよ！！自分がすごく気にしているところを納得いくまで磨いていけば、自然と他の人よりも輝いてみえるじゃぁないですか！！

大きくわけて二つ…と克服方法を挙げたけれど、なにげにこの考えを一番自分が念頭に置いてることかも…（笑）。

なんにせよ、今の自分を自分自身がちゃんと受け入れることは、ものすごく大事なことだと思います。かっこ悪い自分もダメな自分も弱い自分も、受け入れた時に初めて、誇れる自分を目指そうとする。

そこに向かって出来ることからやっていけばいいと思うし、出来ないことはまた別の方法を考えてみる。

コンプレックスは、自分を磨くきっかけとなるモノ。コンプレックスを抱えている人がいたら、それをきっかけに自分を磨いて輝いて少しずつでも自信をもって、素敵な恋、素敵な人間関係を築いていけますように。。☆自分にもいつも言い聞かせてますけどね(^-^)！！！

そんな私ですが…！！
7月4日に6枚目のシングル「SWEET PAIN feat．詩音」がリリースとなりました！！大切な恋を失って、ツライけど、それを乗り越えて明日へ踏み出していこう…という、切ないけど前向きな曲です。

失恋して残るモノは、悲しい感情だけではないはず。彼との大切だった時間・思い出、人を愛する感情…色んな想いが残る。その想いを心にしっかりと刻み込んで、次に歩んでいってほしい…そんな想いで歌っています。

今ツライ気持ちでなかなか立ち直れない皆さんが、この曲を聴いて少しでも立ち直るきっかけとなってくれたら嬉しいです！

そしてカップリングには「Colors」と「Whatchu Know About Me？」が収録されています。

「Colors」では、まさに今回のコラムのテーマにした“コンプレックスを抱える自分”というのテーマに歌詞を書きました！アップテンポでリズムのあるトラックからもすごく前向きなイメージを感じ取ってもらえるはず。

「Watchu Know About Me？」は、誰にでもイイ顔するのはうんざり。。本当はこんなダメな私だけど、自分の好きな人にだけは本当の私を知ってほしい、着飾らない本当の私を愛してほしい…という曲になってます。

この一枚を通して、自分自身と向き合うことや、自分という人間を自分自身がしっかり受け止めて、物事を前向きに捉えていってもらえたら嬉しいです！ぜひチェックしてみてくださいね～♪

今週の真崎ゆか私服コーデ

バックリボンテンセルベアオールインワン（MURUA）…¥7，875
ベルト（MURUA）
ハット（インポート）…¥8，925
ネックレス＆ピアス（PAPILLONNER）

MURUAのこのオールインワンは、バックリボンがついているので、これ一枚で女の子らしくカジュアルに着こなせます。

ベアタイプで肌の露出感もあるし、ハットをプラスすれば、夏っぽさがグンとUPします！！

ハットはセレクトショップで見つけたものなんですが、コサージュのインパクトに一目惚れ☆この夏、色んなコーデに合わせてみたいハットです♪

■真崎ゆか（まさきゆか）プロフィール

生年月日：1986年3月4日、血液型：A型、出身地：埼玉県、特技：ダンス、ハンドボール、マッサージ

2009年、ユニバーサルJで行われた日韓共同オーディションでレコード会社の目に留まる。音楽活動と並行して自身もヘビーユーザーであった人気アパレル「MURUA」でビジュアルプレス／ショップスタッフとしての活動も開始。

新世代R＆Bシンガーとして2010年11月、シングル「LOVE SONG」で念願のメジャーデビュー。雑誌「JELLY」、「BLENDA」などの人気ファッション誌でも特集が組まれた。

3rdシングル「Lady Luck」（2011年7月発売）は、日本テレビ系ドラマ「ゴシップガール セカンド・シーズン」エンディングテーマに起用。さらに、4thシングル「Change Myself」（2011年8月発売）はフジテレビ系ドラマ「明日の光をつかめ2」主題歌に起用された。

7月4日には、R＆Bシンガー「詩音」とのせつなすぎるガールズコラボソング「SWEET PAIN feat．詩音」をリリース。楽曲にすでに注目が集まるとともに、女性誌「JJ」の専属ブロガーモデルが出演するミュージックビデオも話題を呼んでいる。（モデルプレス）