渡辺美優紀、NMB48を涙で卒業　山本彩ら1期生に囲まれ「最高のアイドル人生を送れました」

12，000人以上を動員した、神戸ワールド記念ホールにて行われた卒業コンサート「最後までわるきーでゴメンなさい」から、およそ1ヶ月が過ぎたこの日。240人が詰めかけた会場は満員。オープニングに登場したみるきーが「みなさんといっしょにめっちゃ楽しんでいきたい、最高のステージをお願いします」と挨拶すると、客席からは大歓声が沸き起こった。

「渡辺美優紀 卒業公演」会場は“祝卒業”の熱気が充満！

1曲目の「掌」から、次々とおなじみの曲が歌われ、会場はヒートアップ。みるきーコールも起こる中、自己紹介では「本当に最後のステージなので、言葉に表せないくらいの…」と少し詰まってしまうシーンも。しかしそこから「よろしくお願いします！」と明るく話すと、客席からは拍手が起きていた。

ユニット曲などが披露されたあとは後半戦に。ノリのいい曲ではみるきーコールが起き、元気一杯の「街角のパーティー」では客席をあおるポーズも見せたみるきーに、会場は“祝卒業”の熱気が充満。

渡辺美優紀「ステージに立てているのもファンのみなさんのおかげ」

続いてのMCコーナーでは「渡辺美優紀に相談コーナー」も。メンバーからの質問や告白などに答えていくみるきー。わるきーな答えもありつつ、「私たちがこうしてステージに立てているのもファンのみなさんのおかげ、感謝の気持ちを込めて歌いたいと思います」とみるきーの言葉で始まったのが「ファンレター」。ファンへの感謝を歌ったこの曲のあと、会場のファンから感謝の言葉が送られた。

そして照明の落ちた会場にみるきーコールが。アンコールは「不義理」、そして「ハンパなイケメン」と立て続けに2曲披露。続いてみるきーにとってラストシングルとなった、センター曲の「僕はいない」と続く。さらに初披露の「妄想マシーン3号機」から「イビサガール」のメドレーで会場はさらにヒートアップ。

渡辺美優紀「今でも不思議な気持ち」

ここでみるきーが「卒業発表する前から、自分的にはカウントダウンしてきました」と話し出す。「今日を迎えて、まだ今でも不思議な気持ち」と正直な心境を告白。そして、劇場、公演は落ち着く、楽しい場だったと話し、今日も楽しかったとポツリ。聞いていたメンバーたちも（卒業の）実感がないと口にしていた。ラストの曲「To be continued」を元気一杯に歌いきり、ステージを降りるメンバーたち。みるきーコールが起こるなか、これまでのみるきーの歩みがスクリーンに映し出された。

山本彩ら1期生メンバー登場で、渡辺美優紀が涙

そして一人で登場したみるきー。卒業ソングでもあるソロ曲「夢の名残り」を披露。すると山本ら1期生メンバーが登場し「卒業旅行」。途中で感極まり、歌えなくなってしまうみるきーをメンバーがフォローするなど、1期生同士の固い絆を発揮。歌い終えたみるきーは、「こらえていたものがみんなの顔を見ると安心して出てしまった」と、みるきーらしく涙した理由を説明していた。

渡辺美優紀の卒業セレモニー

そして卒業セレモニー。ステージには1期生、チームBⅡのメンバー、みるきー選抜の前座ガールズなどが大集合。花束や卒業証書、花かんむり、メンバーのみんなからの色紙や思い出ボードなどが手渡され、メンバーを代表して、渋谷凪咲が手紙を読み上げると、みるきーは笑顔でそれを聞いていた。

「わるきー」で会場の気持ちはひとつに

いよいよ最後のあいさつ。「ステージ、ライブは私の味方、どんなときでも自分らしくいられる場所で楽しかった」とみるきー。「思っている以上にメンバー、スタッフ、そしてみなさんに支えられていて、私は全然一人じゃないということに、卒業発表して気がついた」と告白。「今日までずっとずっと言葉では表せないくらいの感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました！最後はしんみりじゃなく、私のあの曲をみなさんで歌ってくれますか？」の声に、客席も歓声で力の限りレスポンス。最後の曲「わるきー」を披露した。

渡辺美優紀、サプライズニュースに「嬉しい！」

歌い終わったあと「最後はこの曲、歌いたいって思ってたので、うれしい！ありがとうございました！」と感謝。最後にみるきーの誕生日である9月19日に「最後までわるきーでゴメンなさい」のDVDが発売されるというニュースがスクリーンに映しだされると、みるきーも「うれしー！ 絶対買ってください！」とアピールしていた。

渡辺美優紀から最後のメッセージ

そしてメンバー全員での「ありがとうございました！」の挨拶のあと、最後までステージにいたみるきー。「最高のアイドル人生を送れました。幸せでした」とファンに語りかけ、「こんな何をしでかすかわからない私をずっと好きでいてくれたみなさんのことめっちゃ好きです。本当にありがとうございました！」とあいさつし、会場からみるきーコールが起こるなか、卒業公演は幕を閉じた。なお、卒業後の活動は未定。（modelpress編集部）