高橋みなみ「努力は必ず報われる」卒業後も証明誓う 31曲全曲センター<ライブレポ/セットリスト>
2016.03.27 20:07
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27日、AKB48グループが横浜スタジアムにて『祝 高橋みなみ卒業“148.5cmの見た夢” in 横浜スタジアム AKB48単独コンサート』を開催され、グループ発足時からメンバーを率い、総監督を務めた高橋みなみが約28000人の観客と共に盛大に送り出された。
前田敦子と涙のデュエットで開幕
一曲目は「思い出のほとんど」で高橋と共に卒業生の前田敦子が登場し開幕。続けて大島優子、板野友美、篠田麻里子と卒業生が続々と駆けつける豪華なオープニングとなった。
ノンストップで全曲センター
それから高橋は一曲目から最後まで出演することを宣言。NGT48、HKT48とそれぞれのグループメンバーと1曲ずつ歌唱し、センターパートに盛大に迎え入れられた高橋を、メンバーはおんぶしたり、花道を作ったり、様々に歓迎。高橋は曲前は必ず元気に客を煽り、「こうして48のグループの皆と歌えてとっても幸せでーす!」「楽しいよ、めっちゃ楽しいよ!」と笑顔を弾けさせる。
ほとんど休みがないセットリストにも関わらず、他メンバーが「疲れてるかなと思ったけどアドレナリン出てるね!」(北原里英)と驚くほどハイテンションだ。
ユニットコーナーに豪華卒業メンバー続々
コンサート中盤はユニットコーナー。「愛しさのアクセル」では宮澤佐江、秋元才加と3人で歌唱するなど次々と卒業メンバーも混じえ、高橋が長年歌ってきた思い出の楽曲をパフォーマンスしていく。
ユニットコーナー最後は小嶋陽菜、峯岸みなみとのユニット・ノースリーブスで名曲「純愛のクレッシェンド」を会場真ん中の円形ステージで披露。夜空の下にピンクのサイリウムの海が広がり、そこに浮かぶパープルの鮮やかな衣装に身を包んだ3人。観客は最後かもしれない3人でのパフォーマンスをしっかりと目に焼き付けていた。
“あつみな”前田敦子とのWセンターに感動
曲間のMCでは、高橋が舞台裏にはけた瞬間に小嶋と峯岸が高橋をイジり出すなど、普段と変わらない場面も。「RIVER」の途中ではライトが全て消えて真っ暗になると、前田、大島、板野、篠田が大きな爆発音と共に飛び出しメンバーに加わる。昔と変わらない高橋、前田のWセンターのユニゾンにファンの胸は熱くなった。
高橋は「今日も皆さんのサイリウムが最高の夕陽になりました」と感謝。「夕陽を見ているか?」では卒業メンバーを中心に高橋を取り囲み、ステージ上には昔と変わらないメンバーの笑顔が一斉に弾けた。
高橋みなみ「まだ全然倍くらいいける!」
「愛の存在」から「大声ダイヤモンド」まで6曲ノンストップでパフォーマンス。この時点で26曲連続出演している高橋に横山由依は「たかみなさん、倒れちゃうかと思ったんですよ!」と驚き。高橋は「人間って最後の日はすごい力が出るんですよ!」と声を張り上げ、「死なないで!」とツッコミを受けた。最後にセンターシングル「唇にBe My Baby」で決めポーズで終えると高橋は「まだ全然倍くらいいけるよ!」と発言しメンバーはその体力に「えーーーー!」と絶叫。「これが10年のたまものですね」と胸を張った。
この日は前日からファン同士で呼びかけ合い、オープニングから終了までピンクのサイリウムで観客席を埋め尽くすサプライズ。
高橋は「すごく素敵な景色を見れてるなって思います」「ピンクのサイリウムを持ってきてくれてありがとうございました。最高の景色でした」と感謝し、本編を終えた。
「努力は必ず報われることを卒業したこの先、証明します」
アンコールはロングドレス姿の高橋一人で開幕。「私が人生で始めて一生懸命になったことがAKB48でした。14歳から10年間、今24です」と話し始めた高橋は、「辛いなら辞めればいい、一度母に言われたことがありました。でもその時辞めなかったのはAKB48が大好きだったからです。AKBで頑張っている、もがいている自分が好きでした」と辛かった過去も振り返る。「だからずっとこのグループにいたいと思いました。メンバーとずっといたいと思いました。でもそれはいけないことを知りました。すきだからこそ前に進まなきゃいけない。そう教えてくれたのは先に卒業していった仲間たちの背中でした」と卒業への決意を告白。
「10年を振り返るのは今日で終わりにしようと思います。前に進もうと思います」「私高橋みなみは、努力は必ず報われることを卒業したこの先も、証明します」と自身の名言を再び誓うと、会場からは大きな拍手が送られた。
AKB48、第二章がスタート
ファン、スタッフに丁寧に感謝をすると、卒業ソング「背中言葉」へ。「桜の木になろう」では卒業メンバーが大勢姿を現し、高橋の横で門出を祝福する。前田と向き合い、手を握りながら歌い上げると、最後は「桜の花びらたち」。ステージにずらりと並んだメンバー一人一人に声をかけ、歌い終わると現役メンバーのいる階段下から、一人で階段の上で待つ卒業メンバーの元へ歩み寄る高橋。「卒業はゴールでなくスタートです。夢や希望はいつだって目の前にあります。10年本当にありがとうございました!」と頭を下げ、観客から大声援を浴びながらステージを後にした。
高橋を見送った次期総監督の横山は「AKB48の第一章が終わったんだなと感じました。今いるメンバーに未来を託すと言ってくれた先輩たちみたいになれるにはどれだけ時間がかかるか分からないですけど、これだけたくさんいるメンバーが皆の自分の夢を叶えられるように頑張っていきたいと思います」と不安を滲ませながらもファンに宣言。「ゆいちゃーん!」など温かいエールが会場中を飛び交い、AKB48第二章が開幕した。
今秋ソロアルバム発売も発表
また、イベントでは高橋が今秋1stソロアルバムを発売することが発表。豪華アーティストが楽曲を提供すると言い、その第1弾アーティストとして岸谷香、高見沢俊彦、槇原敬之の楽曲提供が明らかとなった。なお、高橋は誕生日である4月8日に東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行う。(modelpress編集部)
セットリスト
☆高橋みなみが全曲センターM1.思い出のほとんど(高橋みなみ、前田敦子)
M2.ヘビーローテーション
M3.ポニーテールとシュシュ
M4.君はメロディー
M5.少女たちよ
~MC
M6.Partyが始まるよ(NGT48)
M7.会いたかった(チーム8)
M8.制服が邪魔をする(HKT48)
M9.背中から抱きしめて(NMB48)
M10.Only Today(SKE48)
M11.AKB48(AKB48)
M12.ひこうき雲(AKB48)
~MC
M13.愛しさのアクセル(宮澤佐江、秋元才加)
M14.Bird(松井珠理奈、篠田麻里子)
M15.ガラスのI LOVE YOU(渡辺麻友、板野友美、柏木由紀)
M16.ヒグラシノコイ(山本彩)
M17.ByeByeBye(指原莉乃、宮脇咲良)
M18.純愛のクレッシェンド(小嶋陽菜、峯岸みなみ)
~MC
M19.Beginner
M20.RIVER
M21.夕陽を見ているか?
~MC
M22.愛の存在
M23.フライングゲット
M24.重力シンパシー
M25.言い訳Maybe
M26.Everyday,カチューシャ
M27.大声ダイヤモンド
M28.唇にBe My Baby
本編終了~アンコール
EN1.背中言葉
EN2.桜の木になろう
EN3.桜の花びらたち
【Not Sponsored 記事】
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