高畑充希、デビュー10周年集大成のライブ開催　コブクロ小渕にも絶賛された歌声を披露

チケットが即日ソールドアウトとなった同公演は、「いつも応援してくださるファンの方々へ、その歌声を届けたい！！」という高畑本人の意思のもと、Billboardという、ゆったりとライブを魅せるラグジュアリーな空間の中、初のバンドスタイルで実施された。場内が暗転し、バンドメンバーの演奏が始まると、好きなブランドとコラボレーションした衣装を着て2階から高畑が登場。会場の歓声に包まれながら、軽快なロックナンバー『JOY TO THE WORLD』をパフォーマンスした。

その後、カーペンターズのカバーや、「もっともビルボード的な楽曲」というJazzyなナンバー『バードランドの子守歌』を披露。そして、本人曰く「カラオケの十八番」という秦基博の『鱗』を優しく歌いあげた。

幅広いジャンルで観客を魅了

また、今年1年を振り返りつつ、1月に舞台で披露した『愛のブラックホール』、『ひこうき雲』をしっとりと歌い、圧巻の美声を会場中に響かせる高畑。本人が、ディズニーコーナーと命名したコーナーでは、ピアノ1本で『夢はひそかに』とリトルマーメイドの『Part of Your World』を歌い上げ、観客は彼女の声に酔いしれた。

さらに、デビュータイミングのオーディションで歌った中島美嘉の『FIND THE WAY』を歌唱。続けて、今年ドラマ主題歌としてカバーした中島みゆきの名曲『ホームにて』を歌い上げ、本編は終了した。

「夢だった」特別な夜に

鳴り止まないアンコールの中、お酒を片手に登場した高畑は「お酒を飲みながらライブをすることが夢だった」とお茶目にコメント。そして、『かもめが翔んだ日（16：30スタートの1st公演のみ）』『天城越え（19：30スタートの2nd公演のみ）』を挟み、最後はデビュー曲である『大切なもの』で贅沢な一夜を締めくくった。（modelpress編集部）

高畑充希　プロフィール

生年月日：1991年12月14日、出生地：大阪府東大阪市、身長：158cm、血液型：AB型
2005年、ホリプロ主催「山口百恵トリビュートミュージカル プレイバック part2 ～屋上の天使」出演者オーディションで9621人の応募者から主演に合格。2007年から2012年まで6年間に渡りミュージカル「ピーターパン」で8代目ピーターパン役を務めた。ミュージカル女優としての経験から、その歌唱力は業界内でも高い評価を得ている。

歌手としては、2007年にはデモテープを聴いたコブクロの小渕健太郎がその歌声を評価し、同年6月に小渕プロデュースによるシングル「大切なもの」でワーナーミュージック・ジャパンよりアーティスト名「みつき」として歌手デビュー。「大切なもの」は自ら出演する映画「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」の主題歌に、同シングルに収録の「ひとつだけ」は木皿泉脚本のドラマ「セクシーボイスアンドロボ」の主題歌にそれぞれ採用された。

2008年には「瞳ひらいて」（川嶋あいプロデュース、アニメ映画『ルイスと未来泥棒』イメージ曲）、「夏のモンタージュ」（竹内まりや作詞・作曲、ドラマ「ナツコイ」主題歌）のシングル2作品を発表。また河口恭吾、矢井田瞳らの楽曲提供を受けてファーストアルバム「COLOR」をリリース。同アルバムの7曲目の「キズナ」では自ら作詞も手がけている。2013年には連続テレビ小説「ごちそうさん」の劇中で披露した歌声が脚光を浴びる。その劇中曲がサウンドトラック盤に収録されると、翌2014年3月には同劇中歌をはじめとして過去にリリースしたシングルや出演したミュージカルやドラマで歌唱した楽曲を収録したアルバム「PLAY LIST」を「高畑充希」名義でリリースした。

女優としては、映画「女子ーズ」「アオハライド」「バンクーバーの朝日」など多数の作品に出演。2015年、ディズニー映画「シンデレラ」の主演エラの日本語吹き替え役に抜擢された。2016年は渡辺謙主演の「怒り」に出演予定。テレビドラマでは2014年「大河ドラマ 軍師官兵衛」（NHK）、2015年「問題のあるレストラン」など多数の作品に出演。2016年は月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」（フジテレビ）に出演予定。

「高畑充希 10th Anniversary Premium Live」セットリスト

【1st】16：30～／【2nd】19：30～
M-1「JOY TO THE WORLD」
M-2 1st「Superstar」／2nd「青春の輝き」
M-3「バードランドの子守唄」
M-4「鱗」
M-5「愛のブラックホール」
M-6「ひこうき雲」
M-7「夢はひそかに」
M-8「Part of Your World（リトルマーメイド）」
M-9「FIND THE WAY」
M-10「ホームにて」

EN-1　1st「カモメが翔んだ日」／2nd「天城越え」
EN-2「大切なもの」